岩木山の麓にある弘前市嶽(だけ)地区に行った。

この時期にわざわざ岳地区まで出掛ける理由は一つ。『嶽キミ』を買うためだ。

標高が高い嶽地区の朝採れトウモロコシが『嶽キミ』。

今や津軽の人なら知らぬ人はいないほどのトウモロコシなのだが、わざわざこれを買い求めに出掛けるのも含めて楽しい

ガソリン代を使ってまで、わざわざ高価なトウモロコシを買いたいと思うのは、子供の頃からのトウモロコシ好きによるもの。味覚が未だにお子様なのだ。

茹でる前の生は1本220円、6本で1000えん。その場で食べられる茹でたては1本250円。

生のままでも食べられるのだけれど、私は茹で派。

ラップをしているにも関わらず、甘い香りが食欲をそそる。

車の中で岩木山を眺めながらアッという間に1本たいらげた。

嶽キミを食べる頃になると、津軽は晩秋から初秋に差し掛かる。

夏が去ってしまわないように、熊になったつもりで食い溜めするつもりり葉月の晩秋富士山