能登半島地震のあと避難生活などの中で亡くなった人を災害関連死と認定するか判断するための2回目の審査会が開かれ、22人を認定するよう答申が出されました。正式に認定されれば、能登半島地震の死者は282人となり、276人が亡くなった2016年の熊本地震を上回る見通しになりました。

 

多いなー。

 

遠い土地の話と感じる人もいるかも知れないけれど、被災者にとってはこういうものは10年20年と続きかねないものなんですよね。

 

天災の残す傷跡は想像以上に大きい。

 

 

発災の事前と事後に関わった職員にもきっと心臓をキリキリさせている人たちはいるんだと思う。中には完璧主義的に仕事をこなそうとしている人もいるかも知れない。

 

この世界は不完全で、だからこそ完璧主義なんて考え方も生まれるのかも知れないけれど、よく考えてみれば、不完全なこの世界にあなたの仕事が完璧なのかどうか計るものさしなんてどこにもないんだよ。つまり完璧主義なんざ一人相撲だってこと。無理して疲れ果て心を壊してしまう前にたとえ完璧に駒が揃わなくとも出来る一手を打つことに専念したほうがいい。

 

なお、これはそういう世界に身を置いてあやうく壊れたかけた者の独り言であって、べつに誰に聞いて貰う必要もないことではあるのだが。