ま、そのとおりなんだけど、毎度、言いかた (^^;

 

現実的には学歴フィルタはあると思う。じゃあアメリカに行けばもっと自由で能力を認められる世界があるかと言えば …ないんじゃね? 少なくとも私はアメリカと言うのは凄まじいぐらいの学歴・学閥社会だと感じてましたけどね。

 

 

ちなみに大東亜帝国ってなんのこっちゃろ、と思って調べてみたら…

 

 

「大東亜」とは何か?これは関東地区における私立大学の偏差値によるランキングで、一般には「大東亜帝国」と呼ばれている。それぞれ大学名の頭文字で、大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学の5校を指す。

 

へぇ、そうなんだ。大東文化大学出身者は私の部下にも一人いて、こやつはだいぶ出世した今になっても便りを寄こしたりしてくれるんだけど、鉄道会社にはその大学の学閥あるぞ。しかもこいつは世故に長けていて発想が柔軟で優秀だった。便所に親からもらった高級万年筆を落として「どうすんだよコレ」と一人で泣きながら大騒ぎしていた灯台のパカとは大違い。

 

まぁ私に言わせりゃ大事なのは、高校在学中の進学準備段階で、大学という場所がこれから自分の人生において何をなりわいとして生きてゆくかを練り固めるための場所であり、そこへ投資するかどうかは自分の重い判断でなすべきだ、と知らしめることだと思うんですけどね。

 

高校教師は進学希望の学生を問い詰めるべきですよ。

 

お前はそこで何が学びたいの?

そこで学んだものを仕事にどう生かしたいの?

そこまで考えてないならどうして大金使って大学行く必要があるの?

 

と。

 

最近はそうでもないんだろうけど、私らのころまではテメーで稼ぎながらでも学問したいと思っていたようなのは私のまわりを見てもほとんどいなかったし、ほとんどの学生がなんとなく親に金出してもらえて、なんとなく大学に来てみた、みたいなのばかりだった気がします。そんなふうだから私と同年代あたりまでは「大学でやったことなんて意味ないよね」という素っ頓狂な結論に至ってしまうやつも多い。

 

大学が自己投資であることを理解しない限り、意味が無かったのは学士で四年間無駄に過ごして来たアンタの時間だよ。アンタは投資に失敗したんだよ。と言っても理解されないんだろうなと思ったりもします。

 

ま、どっちみち稼ぎ方(生き方)なんざ百通りどころか、千も万もあるわけで、必ずしも大学に行くこたない気がしますけどね。教養を身につけて人として品よく暮らして行くなら独学でもじゅうぶんなわけですし。

 

ただ、高度な専門知識が必要な職業についていえば独学で出来る事なんて何も無いのは確かです。そのための地道な努力を積み上げた人々に向かって、俺とお前と何が違うんだ同じに扱え!というのはどう考えても頭のおかしい虫のいい話だと思いますね。

 

職業選択の自由というのは、航空免許のない者にジャンボ旅客機を操縦させる話でないことぐらい誰にでもわかりそうなものだと思うんですが。