『ベスト・キッド2』 | 日々是(ひびこれ)デス・ロード

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自分の好きなものについて垂れ流していくブログです。基本ネタバレ全開なんでそこんところ注意。


※ちょこっと訂正。

〜己の破滅を防ぐのは、人を許す心!!〜

ダニエルがミヤギに鍛えられて空手大会でチャンピオンになってから半年後、ミヤギの故郷の沖縄から一通の手紙がミヤギのもとに届く。
どうやら、ミヤギの父親が危篤らしい。
無理を通してミヤギに付いて沖縄へ行くことにしたダニエル。
だが、沖縄で二人を待っていたのは、ミヤギのかつての親友であり宿敵でもあるサトウだった――。



過去、当ブログでこのシリーズの感想を書きましたが、唯一本作だけど忘れしていたことに今更ながらに気付くのでした。
ちゅーわけで、『ベスト・キッド2』です。

因みにシリーズを見返して、実は本作はシリーズ屈指に大好き。
すんげー明後日の方向に突っ走った間違った日本描写がこれでもかと非常に潔く描かれていますが、好き。

本作は簡単に言うと、ダニエルさんとミヤギさんがミヤギさんの実家に里帰りしてダニエルさんがそこの悪ガキとガチの殺し合いをするという映画。

そう、今回はガチの殺し合いです。

で、本篇開始早々瞬く間に前作のヒロイン・アリに振られたダニエルさんは沖縄にて無事に女の子・クミコとイチャイチャ。
安定のダニエルさん。

本作も結構暗めですが、無事にジャポンスピリッツを全身に注入したダニエルさんはでんでん太鼓の加護のもとで本作の敵・チョウゼンを死闘の末に撃破。
チョウゼンにトドメを刺せるけれどそれを拒むダニエルさん。
冒頭でのミヤギさんリスペクトですな。

その冒頭はというと、空手大会の試合直後からスタート。
空手大会に出場するのはこれきりだと言うミヤギさん。
優勝して調子に乗る安定のダニエルさん。
そして、ケチョンケチョンにされて、しかも反抗するジョニーらに暴力を振るうクリーズにミヤギさんがお仕置きをするという感じです。
で、ここでミヤギさんはやっぱり安定の無敵さを発揮!
圧倒的実力差でクリーズを撃沈させるもトドメは刺さないミヤギさん。
不思議がるダニエルさんに、「人を許せなければ、悲惨な人生を歩むことになる」と安定のミヤギさんイズムを遺憾なく発揮しまくりです!
ミヤギさん、やっぱいいですな〜。しみじみとそう思いますよ。

本作もただの付け足しの続編なんかではなく、一作目と同じく非常に哀愁漂うミヤギさんの哲学が発揮されていてめちゃくちゃ良いんですよね。
やっぱミヤギさんが居ないとベスト・キッドは締まらないですな。

あと、あのチョウゼンが時を経て、ダニエルさんの慈悲とサトウの尽力のおかげで、『コブラ会』にて改心していたのは本当に胸が熱くなりました。
『コブラ会』はもうめちゃくちゃですが、沖縄編はガチで名エピソードだと思います。

本作はガチでやっぱいいですな。
傑作!!