〜最愛の嫁を取り戻せ!そして脱げ、ターザン!脱いでこそ、ターザン!!〜
1884年。コンゴの支配権を得たベルギー王国であったが、早くも支配難に陥った。
ベルギー国王レオポルド二世は事態を打破すべく、右腕のレオン・ロムをコンゴに派遣しダイヤモンドの採掘を命令。現地部族の長との交渉に向かわせる。
現地部族の長・ムボンガは、ある条件付きでダイヤの採掘許可を下す。
その条件とは、今やイギリスにて貴族として暮らすジョン・クレイトン三世ことターザンを連れてくることであったーー。
いきなりですが、本作のアレクサンダー・スカルスガルドの肉体は超絶ものすげーぞ!!!!!
胸筋盛り盛り、腹筋は見事に8つに割れ、各筋肉に影ができているというーー。
よくぞここまで!!という超絶見事な肉体美である。
本人はインタビューで並々ならぬ苦労を吐露していたが、短期間でここまでの肉体を作り上げた役者魂に脱帽である。
本作は、ターザンことジョン・クレイトン三世がジェーンと夫婦となりイギリスで貴族をしているところからはじまる。
が、悪いクリストフ・ヴァルツによって罠に嵌められアフリカの地でジェーンが拐われてしまう。
こっからである。ピチピチのはち切れんばかりのスーツ姿から、ワイシャツを経て、ターザンは段々と脱いでいく。
そして、最終的には、裸足、上半身裸、ズボン一丁姿となり、無事にジャングルの野生児へと逆戻りし覚醒するのだ!
アレクサンダー・スカルスガルドのその肉体はまさに多分、鳥山明先生の描く筋肉キャラが実写化した感じとでも言えば、未見の方にもなんとなく伝わるかもしれん。
反面、強さがイマイチ微妙な本作のターザンではあるが、しかし、本作はアレクサンダー・スカルスガルドの肉体美を堪能する映画であると言い切っても過言ではない。
個人的にモンゴロイドの理想系の肉体はブルース・リーだと確信しているわけだが、アングロ・サクソン系の理想系の肉体は本作のアレクサンダー・スカルスガルドで決まり!であろう。
そして、やはり脱いでこそターザンである。
俺は冒頭から、いつ脱ぐのか、いつ脱ぐのかと痺れを切らしていたのだが、アレクサンダー・スカルスガルドは俺の期待に十二分に応えすぎるほど応えてくれたのであった!
そんな、俺の期待にエンジンフルスロットルで応えてくれた漢・アレクサンダー・スカルスガルド。
本作の来日時のインタビューにて「日本には軟弱な男しかいないことをどう思いますか?」という日本男児のプライドを根っこからズタズタにし、1000000000000%敵に回すような質問がアレクサンダー・スカルスガルドに向けられたのは記憶に新しい。
全国の……まあ、主に俺であるがーーを「何言ってんだコイツ!(仮にあったとして)台本書いた奴も含めて速攻で関係者全員氏ね!!(超激怒)」と超絶激怒させたわけであるが、そんな苦渋を舐めて悔しさで唇を噛み切っていたであろう全世界の日本男児達……。だがここで、漢アレクサンダー・スカルスガルドは立ち上がってくれた!!
「そんなことはありません!!私は日本人男性をリスペクトしています!!」と速攻でこの無礼極まりない質問を一刀両断全面否定してくれたのである!!!!!
俺はこの時、アレクサンダー・スカルスガルドに漢を見た。
アリガトウ、アレクサンダー・スカルスガルドさん!!
悔しさで血の涙を流していたであろう全世界の日本男児がそう彼に感謝したに違いない。
アレクサンダー・スカルスガルドは今度公開の『ゴジラvsコング』で主役を張るということで、今からでも遅くはない!
皆、『ターザン:REBORN』を観ようぜッ!!
それこそが、俺達日本男児がアレクサンダー・スカルスガルドにできる精一杯の恩返しだッ!!
借りは返す、受けた恩は返すのが侍じゃないかよッ!!