ホロクロンから得た情報から、オビ=ワン・ケノービが惑星タトゥイーンで密かに生存していることを突き止めたモール。
しかし、いざタトゥイーンに降り立ってみたものの、オビ=ワンは一向に見つからない。
そこでモールはホロクロンを通じてエズラを出汁にしてオビ=ワンを誘き出そうと画策する。
一方、エズラはホロクロンからオビ=ワンに危機が迫っていると思い込み、まんまとモールの策に乗ってしまう。
皆の制止も聴かずにエズラはタトゥイーンへと飛ぶ。そして、チョッパーもそれに同行するのだった。
というわけで、いきなりですが、今回は『スター・ウォーズ 反乱者たち』です。
このアニメシリーズの中でも指折りに好きなのが、シリーズ2第1話あたりのベイダー卿無双回と本エピソードです。
本エピソードは個人的にはファンサービス回だと思っております。
なんせ、アレック・ギネス寄りのデザインのオビ=ワンが出てくるんですからね!
とりあえず、まんまとモールの策に乗ったエズラはタトゥイーンへと降り立ったものの、機体は破損、オビ=ワンは見つからず、モールの幻影に苦しめられ、チョッパーは動かなくなるわ、迷子になるわと散々な目に遭うんですわ。
そして砂漠に倒れこむエズラに近付く一人の人物…。
エズラが目を覚ますとあたりはすっかり夜に。
そんな中、焚き火に照らされたローブ姿の男が一人。
「来るべきでなかったな、エズラ・ブリッジャー」
…なんか聞き慣れた声ですな…。
「あなたは…マスター…、マスター・ケノービ!?」
「いかにも」
フードを取るその男。オビ=ワンキターーー!!!(゚∀゚)
しかもキャラデザ。バリバリ、アレック・ギネス風味やないかい!!!
というここで、初見時は特に溢れだすテンションをどうしようかと大変苦労いたしました。
そして声ですがな!
アレック・ギネスに超似てるー!!
原語版はとにかくすげーアレック・ギネスに似てる。
で、オビ=ワンにやんわり説教されるエズラ。
モールのことなどオビ=ワンにははなからお見通し。
そこに現れるモール。
「家に帰れ」と優しくエズラを諭すオビ=ワン。
自分の尻を拭おうとするエズラに言ったオビ=ワンの「この古傷は私が治す」って台詞がすげー良い。
そして、モールとの対決。
焚き火を囲み対峙するオビ=ワンとモール。
「すっかり窶れたな。まるで砂漠のネズミだ」とかなんとか煽るモールだが、煽りならやっぱりオビ=ワンの方が上。
「邪心でしか物を判断できないお前に価値はない」みたいなことを返されてキレるモールなのでした。
「お前はこんなところで何をしているーー。いや、何を“護っている”ーー」
途端に目付きが変わるオビ=ワン。ライトセーバーを起動させる。
ライトセーバーを起動させ、互いに睨み合う両者。
こっからが超☆絶☆胸☆熱!!
オビ=ワンはいつもの安定のフォームから正眼の構えを経て、クワイ=ガンと同じ構えへ!
数秒睨み合った後、雄叫びと共に一気に襲い掛かるモール。
それを、受け→受け→斬!!てな感じで、僅か三手(?)のオビ=ワンの圧倒的な完全勝利。
オビ=ワンのライトセーバーの技がここまで熟達しているとは…。泣けます。
エピソードⅣでも酒場で見事な剣捌きを魅せるオビ=ワンだけど、オビ=ワンは歳を経る毎に本当に格好よくなるなぁ。
そして、斬ったらすぐさまライトセーバーを仕舞ってモールを抱き抱えるオビ=ワン。
虫の息のモール。
「教えてくれ…。それは、“選ばれし者”か…?」
「そうだ」と、静かに答えるオビ=ワン。
「ならば…、俺達の仇をとってくれる…」
それが、モールの最後の言葉であった。
死したモールの両目を閉じてやるオビ=ワン。
モールの宇宙船で無事、基地へ帰還したエズラ。仲間に詫びる。
そして、タトゥイーン。
「ルーク!ルーク!!」
叔母の声が聞こえて、一人の少年が家に駆けていく。
いずれ、己の宿命と対峙する時が来るが、今はまだその時ではない。
そんなルーク・スカイウォーカーの姿を顎髭を撫でながら静かに見守るオビ=ワンであったーー。
俺的に誰になんと言われようが本エピソードは神回ですね。
オビ=ワンの登場。
そして、達人の勝負は一瞬で決まる、なライトセーバー戦。大変素晴らしい。
オビ=ワンの単独スピンオフが決定していますが、どうかこの感動を台無しにしないでね?と一SWファンとして願う限りです。