いじめを通して思うこと | ほっとするからうまくいく✨ほっとするトレーニング小林真純のブログ

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ポジティブになろうとがんばるより、ネガティブを受け入れるほうがラクに人生を好転させていくことができるということに気づき『ほっとするトレーニング』メソッドを発案。このブログでは、そんな人生を好転させる方法について書いています。

私は毎週木曜日、フジテレビで放送している『わたしたちの教科書』というドラマを見ています。このドラマはいじめをテーマに取り上げたものです。私はこのドラマを見るたびに、2人の息子の母として、そしてスピリチュアルカウンセラーとして問われているような気がするのです。

みなさんはいじめにあったことがありますか?

私は、正直に言うといじめていたことも、いじめられていたこともあります。中学・高校のとき、私は海外で寮生活をしていました。親元から離れ、行ったばかりの頃はホームシックになって毎日泣いていました。そんな中で先輩からいじめられたり、友達を代わりばんこにいじめたり、自分もいじめられたりしていました。寮でも学校でも同じ友達がいて、逃げ場がない中で私たちが考えた策は『中1会議』と称して、みんなで集まりお互いの意見をぶつけ合うことでした。それはそれぞれどうしていじめたのか等意見を言い合い、最後はみんなで号泣して仲直りをしていくという方法でした。

また夜中に寮から抜け出して、公衆電話から母に泣きながら電話をしたこともありました。ただただ泣いている私に母は『真純はほんとうにがんばっているよ。どうしても辛くなったらいつでも帰っておいで』と優しい声で私を励まし続けてくれました。そんな風に6年間を過ごし、その頃の友達は今でも親友と呼べる人たちばかりです。

最近、自分も母になってそのときのことをよく思い出すようになりました。

母はその時のことを振り返り、『母親なんて本当に何もしてあげられないのよ。一生懸命レールを敷いてあげてもそれはその子にとってはいいことではないかもしれない。親に出来ることはその子が生きていくのをずっと温かく見守ってあげることくらいかな。あなたなんて遠くにいたから抱きしめてあげたくても抱きしめてあげられなかった・・その時は本当に辛かったよ』と話してくれました。

子供たちも幼稚園でケンカしたり、お友達の輪に入れなかったり、そんなことを通して社会で生きていく練習をしているんですよね。学校に行ったり、社会に出て行くということはたやすいことではありません。良い時もあるだろうけれど、戦場に出向いていくような気持ちのときもあることでしょう。でも辛い気持ちで帰ってきたときに『おかえりなさい』と温かく迎えてあげられるような家庭があったら、子供たちも一人で抱え込まなくて済むのではないかと思うのです。子供たちが出している小さなサインに気づくためにも、日々のコミュニケーションが本当に大切だと思います。

でもそのことに気づくのは子供が何歳になってからだって遅くはありません。気づくことが出来たらそこから始めれば良い。たとえ時間がかかったとしても、心を込めていれば必ず通じるものだと思います。どれだけやったかよりも、どれだけ心を込めたか・・・ということが問われてくる時代だと思います。