フランスでは1月1日から一気に
パン屋さん、ケーキ屋さんに、
たくさん並ぶのがガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワは、
1月6日の公現祭エピファニー:Epiphanieに
お祝いして食べるお菓子です。
パイ生地にアーモンドペイストや
アーモンドクリームが入ったパイケーキが定番です。
さて南フランスでは、
こちらの地方ならではの
ガレット・デ・ロワがあります。
ブリオッシュというパンのようなお菓子に
地元名産のフルーツコンフィ
(フルーツの丸ごと砂糖づけ)が飾られています。
お店によって、ブリオッシュの味や香りが違います
南フランスのハーブ、アニスや
爽やかなオレンジの香りなど。。
わたしが今回買ったもの。
小さいサイズを選びました
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
このお店では、
フルーツコンフィが丸ごとのせられています。
洋梨、チェリー、イチヂク、クレモンティーヌ
お店によっては、キレイにフルーツを
カットするように
並べて華やかに飾ってあります。
ですので南フランスの
パン屋さん、ケーキ屋さんでは
2種類のガレット・デ・ロワが並び、
とっても華やかです。
さてわたしの住むアプト市は、
このフルーツコンフィの名産地です。
夏にはフルーツコンフィ祭りがあります。
アプトの博物館には
フルーツコンフィの生産過程が展示がされています
ガレット・デ・ロワのお楽しみは、
なんといっても、ケーキに隠されている
フェーヴ(Fève)という
小さい陶器の人形が誰に当たるかですね
![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
当てたのは息子
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
フェーブが当たった人は、
その日、“王様”または“王妃様”になり、
王冠をかぶり、皆から祝福されます。
幸運が1年間継続するといわれています。
名称のロワは、王様という意味ですが、
ロワ・マージュ rois magesと呼ばれる
キリスト誕生の時にやってきた
東北の三賢者のことをさしていた
と言われています。
ケーキの中に入っているフェーヴ févrは直訳すると
そら豆という意味です。
そら豆は胎児の形をしている、ということで、
古代から命のシンボルとして
扱われてきたそうです。
最初は、パンやお菓子に金貨やそら豆を
入れていたのですが、
それらが陶製の人形になったのは19世紀です。
昨年、わたしが食べたガレット・デ・ロワには、
そら豆がそのまま入っていました。
色は薄いベージュで乾燥した硬いそら豆で
食べることできない様になっていました。
今では、陶器の人形には様々なキャラクターがあり、コレクションしている人もいます。
実は夫のお母さんも、
箱の中に毎年食べたフェーブを閉まっていました
余りにもたくさんでビックリ‼️したのを
覚えています。
おわりに
フランスは、クリスチャンに因んだ行事が
たくさん祝日として残っています。
フランスらしくでステですよね
しかし学校教育では、
宗教は持ち込まないとされいます。
ですのでクリスチャンでない
さまざまな宗教の方々からは不満があったりと、
なかなか難しい現代に突入しています。
こんな記事もかいてます♡
さてさて日本でも
美味しいガレット・デ・ロワが食べれますね♡
お試しあれ〜
わたしの田舎町でみるよりクオリティが良さげ