4年前の
5月最後の今日
娘は最後の退院をしました
もう
歩けず
座れず
起きれず
手足も動かせなかった
介護タクシーに
ストレッチャーで乗った
自宅に着いてから
介護ベッドまで
介護タクシー運転手さんと
家族みんなで
娘を担ぎました
盛大にお祝いをと
娘の5日間の入院中
家族で考え準備をした
退院祝いと誕生日会
身内を集めてのお祝いパーティーは
娘が大人になってから
最初で最後でした
娘は悟っていたでしょうか
お祝いケーキのロウソクも
麻痺で口が上手く動かず
吹消せず
私と一緒に吹き消しました
その瞬間
娘は泣いていました
どれほど悔しく
恐怖で辛かったか
声を挙げて思いっきり
泣きたかったと思います
『しにたくない』
『もっと生きていたい』って。
娘と同時に
夢も希望も未来も奪われました
娘の
笑顔も見れず
声も聞けず
身体に触れらない
4年間
これから生きていても
辛いだけ
苦しいだけ
意味無い毎日
一生の宝ものになりました
いつもいつも
思い出す