今回も報告です。私が推進しているフリースタイルカラテプロジェクトの主宰の空手大会が11月27日に渋谷区にて開催されることが決定しました。
今後、その準備のため、忙しくなることが予想されます。ブログでまとめてみたいことは、たくさんあるのですが、現在時間と格闘中です。時々、活動報告のようなブログになるかもしれません。そのようなブログでも是非ご覧になって下さい。
また、是非フリースタイル空手プロジェクトのイベントにも参加して欲しいと思います。プロジェクトの母体であるNPO法人 国際武道人育英会は、流派を問いません。私どもの流派(国際武道会)に加わることも必要ありません。
ただ、プロジェクトの理念を理解する仲間(IBMA会員)として登録して頂くことが必要です。最低限の主体性がなければ、対等の人間としては付きあえません。私どもの基本スタンスは、どのような人間であっても主体性を持つ人間ならば、対等だという考えです。
私は、武道と武道家が目指す方向として、一人ひとりの主体性を喪失することがあるならば、それは私の考える武道ではないと考えています。
【ウエブサイトの内容修正のご報告】
国際武道会ウエブサイト
www.budo-karate.com
国際武道会(UBK)の理念の5行目から7行目を加筆修正しました。
〈変更前〉空手の本質は武術です。武術とは、肉体や小さい武器を用いた暴力による自己の支配に対し、自由を得るための心法(心の用い方)を内包した技術であると私は定義します。
→〈変更後〉
空手の本質は武術です。武術とは、他者による身体や武器(兵器程の効力のないもの)を用いた自己の支配(暴力)に抗する心法(心の用い方)を内包した技術であると私は定義します。それは、不自由な状況から自由を得て、自他の和解を実現する道にもつながります。その境地を目指すことが武道だと私は考えます。
【国際武道会理念】
『技を磨き、心を高め、自他の和合を追求し
武術修練をすべからく人間完成の道とすべく
天地自然の理を学ぶ』
国際武道会の空手武道とは、武術の修練を通じ、「身体」と「こころ」と向き合うことを基本とします。そして、人間の「身体」と「こころ」に備わる「理」を学んでいきます。それは、人間が有する普遍性の追求と言い換えても良いでしょう。
空手の本質は武術です。武術とは、他者による身体や武器(兵器程の効力のないもの)を用いた自己の支配(暴力)に抗する心法(心の用い方)を内包した技術であると私は定義します。それは、不自由な状況から自由を得て、自他の和解を実現する道にもつながります。その境地を目指すことが武道だと私は考えます。
国際武道会の空手武道は、上述したような暴力に抗する武術を技術の面で追求するのみならず、一人ひとりの心に、暴力を抑制する力と知恵を湧出させることを目指しています。
ゆえに、我々が行う武術修練も「力」に対し「力」で応じることを「最上」とするのではなく、自己を抑制し、他者を活かす術を体得することが「最上」だと考えています。それを「武道」と呼ぶのだと私は考えています。
国際武道会は、「彼を知り、己を知れば百戦殆からず(敵を知り、己を知れば、百戦殆からず)」という兵法を核にし、「自己のみならず他者を活かす術」を体得するための空手武道を伝えていきます。
また、将来を担う子供達に対しては、空手武道を技術や勝敗に拘る道としてではなく、一人ひとりの自信や勇気を育てる手段として伝えたいと考えています。
私は長い間、武術修練を通じ、生きる上での苦痛を和らげる理法を掴みたいと考えてきました。それには、苦痛の正体を先ず知る事が必要だと考えます。同時に身体や心の存在を受け入れ、感謝できるようになることが必要だと考えています。その上で、自分をより善く表現する事が、苦痛を和らげるのみならず、幸福感を得る道だと考えています。
もちろん、修練には多少の「苦痛」が伴うかもしれません。しかし、それが身体や心の存在に感謝するプロセスなのだと考えてください。
国際武道会の空手武道修練プログラムは、高い技術の習得を目指しています。しかし、初心者に対しては、一人ひとりが無理をさせず、マイペースで修練を行えるよう考えています。ですから、安心して、身体と心を探求する仲間に加わって下さい。
国際武道会 首席師範 増田 章