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Remarks

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「From Amnesia To Apocalypse」 2007
ギリシャのメロディックデスメタルバンド Synesthesia の1stアルバム。
典型的な Machine Head のフォロワーと言うべきグルーヴィーでカクカク感のあるサウンドですが、キャッチーでメロディアスなキーボードのフレーズがやや輪郭を柔らかにしている。ヴォーカルの声質は件のバンドによく似ています。ちょっと普通声で歌い過ぎなのでもう少しデス声の比重を高くして頂きたい。一見モダンでアメリカンな様で、湿っぽいアコギのソロや壮麗で透明感のあるキーボード、ミステリアスな雰囲気と言った細やかさのある音像はやはり欧州のそれであり、シンフォニックなアレンジの導入も相まってなかなかスケール感のある作品に仕上がっている。個人的には好きな音では無いが、出来はなかなかのもの。

「In Silence Digress」

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「The Banality Of Wickedness」 2011
オランダのデスメタルバンド Twister Of truth の1stアルバム。
セルフリリースなのでジャケの安っぽさは御愛嬌。さて、オランダ産と言う事でやはり暴風警報発令のブラスト嵐で席巻されているのかと思ったらさにあらず、メロディックなツインリードとグルーヴィーな質感をふんだんに取り入れたメロデスちっくなサウンドでした。そのくせデス声は本場仕込みの激凶暴なグロウルスタイルなのでギャップが大きい。少々荒っぽく泥臭い感触がオールドメロデス好きの耳にはとても心地良く、最近のチャラいメロデスバンドよりよっぽどメロデスらしいのは皮肉なもんだ。そう、私はカビの生えた人種です。良いバンド。

「Powerless」

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「Slaves Of The God Machine」 2011
チェコのデスグラインド/ブルデスバンド Fleshless の7thアルバム。
18年のキャリアを誇るベテランバンドだが、これがまた素晴らしくカッコイイ。荒々しく、力強く叩き出されるスラッシーなリフと共に猪突猛進する手法を縦の線として、薄汚れた哀愁漂う叙情性を横の線に配したアグレッシブ&ほんのりメロディックなスタイルは、絶妙な微糖コーヒーの味わいに仕上がっている。未洗練な印象を与える荒削りにまとめられた音質にズバッ、ズバッとアタックの利いたキレのある演奏が気持ち良くマッチしており、個人的には初期のMaze Of Tormentみたいでかなり好きな音だ。ヴォーカルは基本的にドスの利いたグロウルだが、微妙にバキューム声なんかも用いたりしている。90年代を生きたオヤジにしか出せない音です。Nice!

「Mechanic Pregnancy」

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「Six Years Of Dormant Hatred」 2008
レバノンのブラックメタルバンド Ayat の1stアルバム。
メンバーショットがちょっとカッコイイ。冒頭のSE中の言語はアラビア語か?さて、内容としては、スラッシーなリフとけたたましいバスドラを炸裂させながら進行するローファイなブラックメタルをプレイしている。曲自体の激しさはそれ程でもないのだが、血管ぶち切れそうな喚き声を披露するヴォーカル効果も相まって終始異様にハイテンションでノリノリのサイケデリックな世界観が展開される。本気とギャグが入り混じった面白さもさることながら、よく聴くとアラビックなフレーズも登場しており、それもまた耳を楽しませてくれる。ちょっとキワモノだが聴いて損は無い。

「Ilahiya Khinzir! (All Hail Allah The Swine)」

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「And On Into The Eternal Nether... Of Forgotten And Stricken Souls」 2011
イギリスのブラックデスメタルバンド Sanhedrin のEP。3曲入りだが内2曲はイントロ、アウトロ的な短編インストなので実質本編は2曲目の「...Of Forgotten And Stricken Souls」のみ。これが10分以上に渡る大曲なのだが、ダーク&ダーティなオールドメロデスを土台として、合間にアンビエント色やディプレッシブな質感を導入して緩急良く突き進むなかなかの名曲に仕上がっている。破滅の嵐の如く掻き鳴らされる哀愁のギターソロも大きな聴き所だ。優良バンドな気がするのでアルバムも聴いてみたいぞ。

「...Of Forgotten And Stricken Souls」