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Remarks

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「Piekło.Labirynty.Diabły」 2010
ポーランドのプログレッシブブラックメタルバンド Morowe のアルバム。
うーん、これは何とも言い難い作品だ。往年のブラックスラッシュを遅くした様な感触を基本としながら、そこにカオティックで濃密、それでいて地に足が着いていない危うい質感が同居している。多重録音されたヴォーカルの変な浮遊感などは印象的だ。

どうにも掴み所が無い、どこまで聴いても妙なもどかしさが消えない、それらがどこまでバンドの意図するところなのかは分からないけれど、私個人の感覚ではこれを気持ち悪いと感じた。プログレと言うよりも変態の領域にある連中なのかもしれない。面白いかつまらないかで言えばつまらないのだが、それも聴き様による。自ら進んで入り込んで行かなければ世界観は掴めない。

とりとめの無い文章で終始してしまったが、下手に手を出すと私の様にうんうん唸る羽目になる。取り敢えず普通のブラックメタラーにはお勧めしない。

「Jego Oblicza 」

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「The Bridge」 2010
イタリアのデスグラインドバンド Grimness 69 の3rdアルバム。
ダークな質感のトレモロリフを中心に掻き鳴らし、猛然と突き進む硬質なサウンド。グラインドと呼べるほど暴れちゃいない、むしろ整理された展開を持つのでデスメタル寄りの聴き方をするべきなのかな。禍々しさと荘厳さを兼ね備えたギターサウンドに対してドラムはキレある小気味良い叩き回しと言う組み合わせは悪いものではなく、両者が完全に同調した時の疾走パートは相当の緊迫感が張り詰めて非常にカッコイイ。
ヴォーカルはズゥーンと重く響くグロウルヴォイスに、デーモンチックな喚き声を時折混ぜたりしている。デスメタラーが聴いても特に違和感は無いだろう。
音質はギターがスウェディッシュデスに近いゴリッと感があり、一方ドラムは割と軽快。全体的には疾走感を損なわない程度の重々しさをキープしており、バランスが良いだろう。
グラインドとして聴くとちょい難ありだが疾走デスとしてはなかなか気に入った。

「The Shining Key 」

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「Mare」 2011
ノルウェーのペイガンブラックメタルバンド Kampfar の5thアルバム。
予定通り入手。内容としては前作で開拓したコンパクト路線を踏襲する形となっている。前作は小回りが利くようになった分やや重厚さに欠ける面があったのだが、今作では激しさは減退しつつも、踏み鳴らすツーバスとシンフォニックなキーボードが威圧的な空気を醸し出している。さらにプロダクションには Peter Tägtgren 御代を迎え、ザラザラゴリゴリと分厚く激しいディストーションの掛けられたギターサウンドが重厚さをグッと増している。3曲目の中盤辺りから現れる展開などは今作のハイライトと言ったところ。

何だかんだ言ってもやはりメロディ面の魅力は大きいもので、ミドルテンポで突き進みながら奏でられる、どうしようもない哀愁と勇ましさを纏ったギターフレーズには堪らないモノがある。

すっかり安定してしまった感はあるものの、並のバンドでは出せない荘厳さは依然ペイガンファンの心を惹き付け続ける。長い付き合いになりそうだ。

Pickup Tracks !!
3.「Huldreland」
 中盤以降の重厚な展開がツボ。微妙に90年代入っているのがまたよろしいですネ(結局そこか
9.「Altergang」
 生粋のファンからすればこんな曲はいらんと声が上がりそうですが、私は好きです。ダークだけどノリが良く、ポップなキャッチーさを持った疾走ナンバー。今後のバンドの路線を匂わせているのか!?
10.「Bergtatt」 (In D Major - Bonus Track)
 4曲目をメジャーコードで演奏し直したボーナストラック。土臭く、如何にもペイガン然としていた原曲が日輪輝く明るめの曲に様変わり。面白いですな。

「Mare」

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「Cosmic Collision Into The Fifth Dimension」 2010
ニューヨークのブルータルデスメタルバンド Andromorphus Rexalia のアルバム。
アホみたいに慌しい曲調を持つ下水道臭いデスメタルである。思いつきで作ったとしか思えないグチャグチャのリフの数々にはキャッチーさのカケラも無く、切れ目のない展開も相まってもう何をやっているのかよくわからない。だが、これだけの複雑なリフをきちんと弾きこなし、うねる波の様な躍動感をもたらす手腕を持つギタリスト、連続する切り返し、細切れのブラスト、速さの中に一瞬現れるブレイクと、入り組んだリズムを叩くドラマー、それぞれ相当テクニカルだ。ベースも屋台骨を支えつつかなり複雑なコードを弾いている。

ヴォーカルは地を這うガテラルヴォイスを中心とし、生肉臭い喚き声などを時折混ぜん込んでいる。多重録音の妙も聴き所だぞ。
音質は良い子ちゃんしておらず籠り気味で、バツバツと荒々しい質感である。個人的に演奏に整合感を持たせ過ぎないところが心地良い。

アングラの怪しさ、汚らしさを保ちつつ、高速展開に嫌味の無いテクニカルな側面も披露する好作。
ちなみにTrack8と9はLive音源である。

「One With Nothingness」

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「On a Snowy Winter Night」 1992
スウェーデンのブラックメタルバンド Azhubham Haani の確か3枚目のDemoカセット。
活動期間は正味3年くらいだったんでしょうか。その界隈の最底辺を支えるアングラ中のアングラ。マニアの間では今でも語り草になっている一品。単なるコレクション自慢だから記事だけ読んでふーんとでも思ってくれ。ちなみに私の所有している奴は2006年再発盤。
隣の部屋で演奏されているとしか思えない籠りまくった劣悪な音質がタマリマセン!激しくブラスティングしたりもしますが、基本的にスロー、ミドルが中心。無慈悲な様で実は結構叙情的でメタリックなカッコ良さがある。物悲しいクリーンギターにブラック声が乗る異色の3曲目なんぞは果てしなく絶望的で、ある意味名曲。アナログ臭い不穏なシンセも良いお味です。
一時期こう言う超地下線の音源集めに熱中していたので色々持ってます。またその内記事にするかもね。

「Where Death Has Reared Itself a Throne」