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Remarks

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「Screams Of Pleasure」 2009
ドイツのブルータルデスメタルバンド Disinfect の2ndアルバム。
メンバーショットはなかなかグロくて怖い感じなのですが、音の方は割と聴き易いです。演奏はカッチリしていて技術はあるし、ヘヴィさとブラストをキレ良く連発しまくる激しさを兼ね備えてます。ドラムロールの乾いた質感などは好みです。ツーバスワークにはかなり拘りがあると見え、全編休むことなくカチカチと入り組んだ踏みっぷりを披露しており、好きな人には堪らないのではと。ギターソロのパートはかなり長く取られており、近年の主流と言うべきかメロディアスなものが多い。ジャケの様なB級臭さは無い高品質のアルバムです。

「Screams Of Pleasure」

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「The Way Of Descent」 2011
アメリカのブラックメタルバンド Ipsissimus のアルバム。
北欧産のコールドブラックそのままと言った感じで、音的には個性も何も感じません。ヴォーカルは割と健闘しているとは思うのですが、そこそこの激しさにそこそこのメロディしか持っていないので、よくも悪くも凡庸に収まっているとしか評価のしようが無い。何がダメかと言えば、最初からメジャー臭いと言うか、アンダーグラウンドミュージックにあるべきB級臭さが薄いのが私の様なリスナーには温く感じられるのである。その上作品自体もつまらないとなれば…
この手の作品には実際ウンザリしていて、聴き手が引くぐらいのsickさとか邪悪な所を聴かせてみせろよと叫びたくなる。こんなんじゃミーハーメタラーしか釣れません。

「The Second Secret Of Fatima」

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「The Legend of Gotham City」 2005
80年代に活躍したスウェーデンのヘヴィメタルバンド Gotham City のコンピレーションアルバム。
この頃のスウェディッシュヘヴィメタルと言えば私は月並みに Heavy Load なんぞを聴いた程度なのですが、この人達も知名度は低いものの黎明期のシーンの一角を担ったバンドのひとつとしてマニアには認知されている様です。一般的には Nocturnal Rites の元ヴォーカルAnders Zackrissonが在籍していたバンドと言う事で知ってる人は知ってる感じでしょうか(彼は現在Planet Stormと言うバンドで歌っているみたいです)。本作は82年の7インチシングル、83年のEP、そして84年のフルアルバムを収録した内容となっています。現在入手が容易な音源としては恐らく唯一の作品でしょう。

例えば Heavy Load が一見国籍不明の岩みたいなゴテゴテメタルサウンドだったのに対して、このバンドの音はNWOBHMの影響色濃い(特に初期音源はかなりBHR寄り)手触り感のある音なのですが、加えて北欧のトラディショナルな叙情性がふんだんに取り入れられており、現在まで続く北欧メタルスタイルの確立に少なからず影響を与えた事でしょう。

初期二作品は「Black Writs」など、曲の良さでオッと光る部分はあるものの、Ola Ohlssonのヴォーカルがしょっぱいのが少々残念。やはり聴きどころはAnders加入後のフル「The Unkown」で、どっかで聴いた様な必殺のリフとサビの憂いが堪らな過ぎるオープニングトラック「Swords and Chains」、突き進む戦士の躍動感と悲壮美に満ちた「Going Insane」、待って待っての大悶絶ギターソロがツボりまくる「Battle Blade」と、まさに名曲揃い。地味にじんわり来る大曲「Learn from Your Leaders」も捨て難い。Andersのヴォーカルはヘナ気味なんですが、そこがまた味と言うか。何でもいいけど当時からヒゲ面だったんだなこのオッサン。

NWOBHM、北欧メタルのディープな辺りを探りたい輩はぜひ聴いてみて頂きたい。いや、単純な作品の良さでも聴く価値あるので。マジで。

「Swords and Chains」
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「From the Devils Tomb」 2010
カナダのブラックメタルバンド Weapon の2ndアルバム。
Behamothを半年間泥水に漬け込んだ様な音出してます。あそこまでキレの良い音では無いんですが、高圧力でザクザクとスラッシーに走る場面が多く、1曲の演奏時間は割と長めではあるもののそれを感じさせないテンションの高さがあります。ぶっちゃけクドいくらいなのですが、それを色にしていると言う。北欧系の一般的なサタニックブラックとは異なるエスニック臭さが独自の禍々しさとカオティックな雰囲気の源泉であり、また呪詛の詠唱の様なヴォーカルも気味悪さを煽っていて良い感じです。
クセモノっぽいところもあるけど禍々しくブルータルなのが好きなら聴いて損は無いでしょう。あとどうでもいいけど5曲目のインストがかなり北欧臭くて浮いているんですが、わざとなんでしょうか。

「From the Devil's Tomb」

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「Metal Of The World」 2011
スペインのメロパワバンド Vhaldemar の3rdアルバム。
タイトルが全てを物語っているわけで、要するにPowerだのHeavy Metalエブリデ~イだのなんだの叫んでいるダサさは免許皆伝モノの暑苦しい正統派鋼鉄音楽をやっておるわけです。勿論私はソレ目当てで買っているわけですが。ダサくてもヘナにあらず。バタバタと騒々しく走り抜けながらマッチョなツインギターとダミ声気味でクドいヴォーカルがパワフルに燃え上がります。HEY!!HEY!!とかいちいち野郎臭いコーラスが轟くサビはキャッチーだけど思わず拳を振り上げたくなるストロングさでニンマリ。一方でギターソロなどは結構イングヴェイなどを思わせるネオクラ調なのがミソ。
どの曲も出来が良くカッコイイし、こりゃなかなかの作品に仕上がったんじゃないでしょうか。“Heavy Metal”が聴きてぇと渇望する輩はぜひ手に取って頂きたい。

Pickup Tracks !!
1.「River Of Blood」
 あからさま過ぎるサビに苦笑しつつも思わず一緒に合唱してしまう。これでは否定のしようもありません。
2.「Dusty Road」
 歌メロの充実とメロディアスなツインリードが感激モノのグッドナンバー。シメのギターがモロにインギー臭い。

「Metal Of The World 」