ということで、更新です。
今回、2024年6月のある平日、
東予地方へマイカー遍路に出かけました。
だらだらとマイカーだけで巡るような、
そんなことはあたしゃあしませんぜ。
きちんと歩けるところは歩いてみましたさ。
2016年5月に、かつて歩いて巡ったことのある、
西条市小松町の湯浪地区から、60番札所の横峰寺までを、
再び歩いてみようじゃあないか。
というのを思い立った。
そして、即実行してみた。
というのが、今回の記事のあらまし。
上掲しているが、その時の若かりし日の様子の記事を
自ブログ内ではあるが、自分で勝手にリブログしてみます。
ここが横峰寺への登山道の入り口。
パクリと大きな口を開けて呑み込もうとしている。
8:25。登山スタート。
悪路であることは昔も今も変わらない。
にしては、過去登ったときはそこそこ整備されている感があったんだが。
まずいきなり階段の洗礼を浴びる。
なだらかな道があったか、と思ったら、
またすぐこれ。
石碑があるように、ここは国史跡でもある。
この坂道が、後でじわりじわりとあちきの体を蝕んでいく。
平坦な道では、あちきはそこそこのペースで歩き、
坂道での体力消費・消耗に備えるようにしている。
後先を考えているようで、実はあまり考えていない歩き方でもある。
分かりにくいが、ずっと川沿いを歩いている状態。
なんです。
橋を渡る。
朽ちてはいるが、十分問題ない。
にしても、こんな山奥まで資材を運ぶ人の、
なんとすごいことか。
ありがたさも踏みしめてますよ。はい。
まだ進みますよ。
8:30。
200mしか進んでいないが、もうずいぶん進んだ気になっていた。
愕然とするスポットがここ。
明らかに坂を登ってるのが分かる。
徳島に遍路ころがしがあるが、
ここの坂道もそれに匹敵するような気がしている。
8:32。
まだ300m。
まだ登る。
今はこういう景観なんだけど、
豪雨とかだと、様子は一変するんだろうな、この辺りは特に。
こんな倒木が苔むした状態で倒れてたら、
そんなことを考えてしまう。
そういえば、大きな水害となってしまった
2018年の西日本豪雨以降、あちきはここを
歩いていなかったことに気付いた。
その時、どのような状況であったか、それをあちきは知らない。
凄い過酷な状況だったんだろうな、というのは想定できる。
8:35。
あまり参考にならない丁石が出てくる。
あと十六丁(一丁=約108m)。
参考にならない、というのは、きちんと等間隔で置かれているわけではない、
という意味である。
まだ1.6kmありまーす。
ぼちぼち歩きまーす。
8:36。
まだ600mしか歩いていない現実。
現実逃避したくなる(=ワープしたい)。
でも歩くしかない。
十五丁。信じてはいません。
まだまだ容赦なく山道は続く。
さっきから写真の内容が全く変わっていない。
と思えるくらい、変化のない山道ではある。
川渡りまーす。
杖に頼りっぱなしのあちき。
8:40。
十四丁。もちろん信じていません。
石畳が続く。
頑丈な造りの橋を渡る。
ここで800mの表示。
まだまだこれからがメインである。
また橋渡る。
川沿いに登ってきているのがこれでも分かるはずである。
十二丁。まだまだ信(以下略)。
この辺りはまだ川の流れを聴きながら、山の中の道へと突き進んでいく。
最初はここ50年の間に人の手が入っているのが分かる様子ではあったが、
この辺りから石だけの階段になってきた。
相当年代物であろう。
しまいには岩削ってるだけになっちゃったもん。
8:45。
950m通過。
うわぁ、キテルなぁ、この断崖は。
もう川の流れを楽しむ余裕すら無くなってるもん。
渡る。
登る。
この作業の繰り返し。
また十二丁の丁石発見。
あちきが丁石を信じない理由はここにもある。
まだ登るったらありゃあしない。
ひょえー。
よく自分探しをする、なんていう人いるけど、
こういう坂を歩いてても、
本当の自分なんて、見つかりやしない。
自分自身のいろんな側面を見つけることはできるけど。
そうこう言ってると、ロープだけの道になっちゃったもん。
うへー。
もう栄養ドリンクのテレビCMの世界である。
転んで落ちたら、もう最後なんだもん。
終わったと思ったら。今度は階段の洗礼。
8:50。
十一丁。
なのかなぁ?
あぁ、横峰寺さんは多分あっちでいいんです…よね?
この辺りからはハァハァゼエゼエが大きくなる。
いやぁ、容赦ないなぁ。
階段すらないんだもん。
道らしき場所を選んで、開拓するような感じ。
やっと歩きで時間と距離を稼げるポイントに。
十丁。
8:52。登山開始から27分経過。
この時点で湯浪地区から1.2km。
横峰寺まで1km。きつー。
別途その2を書きます。
つづく。