前回記事の続きです。
2018年5月の記事を再度リブログします。
こちらもどうぞ
んで。
横峰寺まで残り1kmまで登ってきました。
でも、道はまだこんなのばっか。
どこまで坂道登れって言うんだろうか…。
弱音も出だす横峰寺道。
たまには愚痴ってもええですよね?
十丁。やっぱり信じていない。
距離感が科学的におかしいんだよな。丁石って。
人間の感覚に訴えれば説得力あるんだけど、
実際の距離と違う、というのはどうもねぇ。
ハァハァゼエゼエを繰り返しながら、まだ登る。
再び出た。岩肌を歩くだけの山道。
うへぇ。
果てしないなぁ。
十二丁。
ほら、いつの間にか距離増えてるんだもん。
こらえてつかぁせぇ。
きちぃなぁ。
普段からあちきは職場で約25,000歩/日歩く生活してるので、
脚力に自信はあるんだが、
久々に山道歩いたから、結構足に来てる。
特に膝。
9:00。あと800m地点。
この標識しか自分の立ち位置を信じられるものはない。
斜面歩いてるもん。オレ。
こっちの標識だと距離増えてるし。
斜面が続く。
あ、また映す写真がほぼ同じに見えてきた。
と、ここで下り道に差し掛かる。
一気に加速して、時間と距離を一気に稼ごうとする。
でも、そこまで長くは続かないのを知っている。
いや、もう信じない。頑固なあちき。
道はこの上に続く。
あぁ、はるか向こうに斜面が見える。
もう漢数字が記号か何かのように見えてきた。
登るか。
この辺りは水害の影響はほとんどないみたい。
ここまでの方がいろいろあったんじゃあないかな、ここ数年間。
まだまだ進む。
9:06。
あと600m。
剥き出しになり、道に横たわる丁石。
まぁた平坦な道が出た。稼ぐ。
橋渡る。
山中に突き進む。
うーん。やっぱ距離感がアバウトなのかもな。
そして、まだ続く坂道。
ひょえー。
九十九折。
上へ上へとまだ続く。
いやぁ、容赦ないなぁ。
9:10。
お、テーブル発見。
ここでやっと腰かけて休憩をとる。
リュックに忍ばせていた FIRE をぐびっと。
9:15。
アタック再開。
間もなく出てくる小屋。
さっき休憩したばかりなので、ここは通過。
さっきのベンチ+テーブル、
もうちょっと下の方にあるとありがたいんだけどなぁ。
…いえ、個人的な感想です。
あるだけでありがたい、と思ってますよ、本当は。はい。
平坦な道なので、またセコセコと稼ぐポイント。
9:17。
あと400m。
日の射す方、それが横峰寺の方角のはず。
そう、何か導かれるかのように、
あちきは歩いて行ってる。
え、オレって死んだの?
まさかね。
でも、明らかに「ここ歩け」というような
示し方をしてる道なんだよな。
…いや、やっぱ違う。
いやぁ、真っ縦だなぁ。
ちなみに、この道中、あちきはまだ誰とも出会っていない。
孤独な闘いは続く。
そして道も続く。
あっちの方角へと、吸い込まれるように。
でも、多分、だけど、
人間死ぬときって、こんな感じなんだろうな。
とは思った。
上へ上へ、吸い込まれていく。
この標識のところで9:22。
三丁。やっぱおかしい。
ひょっとして、途中すり替わってるとか?
この辺りから、道の正面、奥の方に向かってほぼ一直線の坂道が。
いわゆる、横峰寺への最後のストレートである。
9:23。
あと0.2km。
九十九折りなんてものはもうない。
不思議なことに、ほぼ一直線なのだ。
ここまで来ると、もう道で迷子になることもない。
導かれているかのような感覚に満たされる。
で、この丁石のあたりから、
道幅が心なしか広くなる。
ひたすら前進あるのみ。
ここで、奥の方に仁王門が見えてくる。
いやぁ、今回も長い道のりだった。
いやいやいやいや。よく持ち堪えた、あちきの脚。
9:30。横峰寺仁王門到着。
今回は湯浪休憩所から横峰寺まで2.2kmを
1時間05分(5分休憩時間あり)で
歩いた計算に。
2016年に歩いた時に比べると、若干ペースダウン。
まぁ、仕方ないわな。加齢には勝てません。
あちきは、境内を散策、はせず、まずは奥の院に向かう。
つづく。