選抜の意義④ | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

いよいよ選抜大会が始まった。

 

保護者の皆さんのご厚意で、全員にネーム入りのリバーシブルユニフォームとお揃いのパーカーをつくってもらった。

お揃いのパーカーの背中には僕が子供たちに最初に言った言葉、「強くなれ!」を意味する「BE STRONG!」の文字が。

保護者の皆さんの粋な計らい!さすがです。感謝

 

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さぁ、準備は整った。あとは早良区選抜の「本気」を見せるだけ!

子供たちを集めてチームとしてのルールを再確認する。
「まずやることはディフェンス、リバウンド、ルーズボールだ!そこで気迫を見せろ。ディフェンスは「ゼロ」、抜かれても足元に喰らいつけ!ヘルプは体を張る。打てるシュートは躊躇せず打て!早良区選抜のプライドを見せて来い!!!」

「はい!!!」

選抜の試合形式は3Qまでに15人全員を出す。3Qまではメンバーチェンジは無し。各Qに一度のタイムアウトあり。
4Qのみベストメンバーでタイムアウト時にメンバーチェンジが可能。


「ベストメンバーは固定しない!頑張ったやつを出す。いいな!」

試合が始まった。

開始から激しいディフェンスで攻め立てる早良区選抜、プレッシャーからトラップを仕掛け、ボールを奪ってトランジションゲームに持ち込む。

それが面白いように決まる。

チーム全員がディフェンスを必死に頑張る。

終わってみると初日の2試合は、76-26、75-17と50点以上の大差をつけての圧勝、1位パートに進出。

エキシビジョンで行った3試合目も勝利した。

 

当然チームの士気は上がる。

意識が変わっただけで短期間でもここまでは強くなれる。

 

子供たちは強い自分たちにハイテンション。

だが僕はそんな子供たちに向かってこう言った。

「明日の試合が楽しみだな。1試合目の相手Yクラブに今日のバスケができたなら認めてやろう。」

「Yクラブは県大会では1ゴール差の準優勝だったが、参加したカップ戦のほとんどを制している全国レベルのチームだ。そのチームと同等に渡り合えたなら本物だ。」

 

そして2日目、今まで7試合負け無しの早良選抜が挑む最大の試練、強豪Yクラブとの試合が始まった。

 

つづく