選抜の意義③ | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

選抜チームは練習を重ねるごとに走れるようになっていった。

ひとつひとつのプレイにも粘りがでてきた。

 

選抜は短期間で準備する即席チーム、フォーメーションやセットプレイはやらないと決めていた。

僕は練習する中で、1対1に責任を持たせるために、いくつかのルールを決めた。

 

1、1対1を逃げないこと。(人に頼りにしない)

  全員が選抜選手、必ず自分が勝負する意識を持つこと。(1対1のシチュエーションに限って)

 

2、ディフェンスを全力で頑張ること。

  普段チームではあまりやっていないと思うが、間合いをゼロアームの距離で付く。

  徹底的に足で粘って、オフェンスに密着する。

 

3、ヘルプで体を張る。

  簡単にヘルプはしないが、行かなければならない時は真正面で体を張ること。

  小手先でボールを引っかけようとするようなディフェンスはしない。

 

4、ルーズボール・リバウンドを徹底する。

  取れるか取れないではなく、行くか行かないか!必ず行く。

  取れなくても即ディフェンスに切り替え、次のパスを出させない。

 

5、打てるシュートは必ず打つ。

  ロングシュート、無理なシチュエーション以外は、打てるシュートは躊躇しない。

  外れてもいい!リバウンド、ルーズボール、ディフェンスを頑張るだけ。

 

「あとは自分のイマジネーションで自由にプレイしてよし!」と子供たちに伝えていた。

 

そして、少しずつ少しずつ選抜チームらしくなって行った。

 

そんな中、選抜チームの特典として、日本一の中学校「西福岡RIBIRTH」で合同練習をさせてもらった。

鶴我先生にいくつも重要なポイントをわかりやすくご指導を頂いたり、ひとつ上の先輩、中学1年生を相手にゲームをさせてもらったり(もちろん手も足も出ませんでしたが)と、本当に有意義な時間を過ごさせて頂いた。(僕が一番勉強になりました。鶴我先生本当にありがとうございました。)

 

そして、2度に渡って行われた選抜チーム同士の練習試合でも4戦連勝して、いよいよ選抜大会の日を迎えた。

 

つづく