第二十一回目の子育てメソッドは、「人の繋がりの大切さ」です。
人と人との繋がりが大切なことは大人になるに従って本当に分かって来るものですが、子供は感情的欲求が先行するので、自分本位になりがちです。
自分の欲求を素直に表すことは悪いことではありませんが、相手のことをまったく考えない子にはならないようにしたいものです。
なので僕は、「使命を伝える」の中でもお話したように、人は人によって支えられて生きている、自分もいつか仕事を通して人の役に立たなければならない、という世の中の仕組みを子供たちに話して聞かせています。
今頑張っている事の全ては、そのための経験なのだと。
そして、仕事とは決して一人では成り立たない、多くの仲間が力を合わせてはじめて成し得ること、バスケットボールで高い目標を目指し、チームメイトが力を合わせることと同じことだと話しています。
仲間に感謝し、仲間を大切にできる人間でなければ信頼し合って同じ目標を目指せないだろ?と。
そんな仲間との絆の基本は「コミュニケーション」。
つまり思いを「言葉」にすること。
言葉は仲間とのコミュニケーションを図り、絆を深めるための大切な道具。
その大切な道具を決して粗末にしてはいけない。
まずはきちんとした「挨拶」からはじめよう!
ルールを決める、三つ目のキーワードはコミュニケーションの基本、「挨拶」です。
まずは家の中から始めなければなりません。
親がその価値観に拘り、しっかり躾けること。
「おはよう」、「いただきます」、「ごちそうさま」、「いってきます」、「ただいま」、「おかえりなさい」、「おやすみなさい」、そして「ありがとう」
当たり前のことですが、絶対に欠かせないことですよね。
うちのチームでも一番厳しく徹底していることです。
ぜひ、「人との繋がりを大切にする」家訓にして下さい。
次回のキーワードは、「価値観とは」です。
お楽しみに。