県大会2日目の朝、僕が子供たちに話したことです。
この県大会2日目というステージに立ち、昨年の先輩たちの思いも背負って2連覇という目標に立ち向かうという今日この日は「偶然」に起こった出来事ではない。
お前たち自身がこのチームに入部することを選択し、俺やコーチ、そして先輩たちに出会って全国を目指すことを意識し、厳しい練習に耐え頑張ってきたから起きたことで、これはすべて「必然」の出来事なんだ。
このステージは、自分たちが選択して上がってきた階段の先で直面した1つの壁だ。
人生にはこういう壁に直面する場面が多々あるが、それはすべて自らがそうなることを選択してきたから直面した壁であって、いざそうなった時に尻込みして、その壁に立ち向かえないなんてことはおかしな話だ。
「いよいよここまで来たか。望むところだ!真っ向勝負してその壁をぶち破ってみせる!」と、なるはずだ。
お前たちは自分の意志で全国を目指し、今まで必死に頑張ってきた。
だから、この誰もが望むこのステージに立てているんだ。
そこで、「やるときはやる男」になれるか、「口だけの男」になり下がるかが決まる。
男は(もちろん女性もだが)、やるときはやらなきゃならない。
中途半端だけは絶対にダメだ。
その「やるときはやる」を繰り返して、1つ1つの小さな達成を積み重ねていくことが、自分の人生を成功に導く大きな要因になるんだ。
だから、お前たちは絶対に「やるときはやる男」になれ!
やるべきことはすべてやってきた。
あとはお前たちが自分たちの力を当たり前に発揮するだけだ。
自信と勇気を持って、その壁に立ち向かい、それをぶち破って来い。
何も恐れることなんてない。
お前たちなら必ず達成できる。
俺はお前たちを信じている。
その後、繰り広げられた2つの戦いに、きらきらと輝き躍動する子供たちの姿がありました。
あたかも、「信念を持って自分の人生を生きて行きます!」というメッセージを伝えているかのように。
今日の勝利は、きっと彼らの輝かしい未来のスタートなのです。