奇跡の10日間 last | kantoku's ブログ

kantoku's ブログ

バスケと子供たちを愛する人たちへ

今回のテーマ「奇跡の10日間」の最後に、チャリティイベントの開会式で僕が皆さんにご挨拶したお話で締めくくりたいと思います。



参加したみんな(子供たち)へ


全国大会中止の連絡が入った時は、みんなとても残念だったと思います。

中には悔しくて泣いた人もいるでしょう。


でも今、日本ではそれと比べものにならないくらい残念な出来事が起きています。

みんなも知っている通り、今回東日本を襲った日本歴史上最大級の震災です。


その地震によって引き起こされた大津波で多くの人々が命を落としました。

そして今も多くの人々が行方不明で、また多くの人々が避難生活を送っています。


ある日突然、お父さんやお母さんや兄弟を亡くしたり、大切な家を失ったり、

ご両親が生活のために働く場所や、必要な車、船、機械などをすべて失くしてしまったとしたら・・・


想像を絶する苦しみだと言うことは、みんなもわかりますよね。

今回の大会は、そんな苦しむ被災地の人たちを支援する大会でもあります。


みんなが寄せ書きをしてくれた大弾幕に書いてある今回のスローガン、「夢をあきらめない」と「みんなで力を合わせて」という言葉は、君たちが「夢をあきらめない」という意味であると同時に、被災地の人たちへ向けた想いでもあります。


こんな時こそ「みんなで力を合わせて」助け合わなければならないという意味を込めたものです。


今大会に参加したチームと、大会を見に来てくれた人たち、みんなで力を合わせて集めたお金を「義捐金」として被災地の方々へ送ります。


君たち小学生には、今はバスケットボールを頑張ることしかできません。

でも、こうやってバスケットボールに打ち込む姿は、「目標を持って元気に生きていく」というメッセージなのです。


そんな姿を今こそ精一杯見せて、元気をいっぱい届けて下さい。

君たちの一生懸命頑張る姿と、その輝く笑顔が、この日本の未来なのです。    


以上



私たちは今回の震災という悲しい出来事を決して忘れてはいけません。


そして、子供たちの「夢」も絶対に失くしてはいけません。


我々大人が伝えることは、苦しい時ほどみんなで力を合わせて頑張らなきゃならない!という価値観だと思うのです。


バスケットボールはそれを伝える題材なのです。