指導者として必要な能力② | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

2つ目の能力についてお話します。


僕はそれを辻先生が「Outlook」と表現された「先を見通す能力」だと思っています。


子供たち1人1人の資質(能力・センス・性格)を見極めて、どのポジションでどういうプレイヤーとしてチームに貢献できるようになるかをイメージする能力です。


もちろん、最初から決めつけて練習させるのではありません。

小学生ですからファンダメンタルは偏らずにきちんとやります。


ただ、真剣に将来像をイメージをするんです。

1人1人が当然異なる最終的な姿を。


そのイメージは時間の経過と共に少し変化はするものの、不思議と大外れはしないものです。


思った通りの選手に成長し、しっかりチームに貢献してくれます。


それは、経験がなせる技なのかもしれません。

しかし、その反面僕はこの現象をこう考えています。


日々の練習で、常にコーチがそのイメージを指示として伝え、選手はそれに本気で応えるようと努力をする。

いつの間にかお互いの頭の中でイメージが共有され、明確に1つになるからだと。


その意味で、指導者がちゃんと選手の資質を見極めていなければ、選手に大きな苦痛を強いることになるし、「こんなはずじゃなかった」と、お互いが口にすることになってしまいます。


この能力は指導者として身に付けるべき、とても重要なものなのです。


そうやって1人1人の自分らしさを生かして育てあげたチームは、毎年毎年、まったく違うスタイルで、まったく違った輝きを見せます。


そしてまた今年もそのチームが、それぞれの自分らしさを発揮したプレイでナイスゲームをする!


その瞬間が、まさに指導者としての醍醐味です!(^ε^)♪



選手の良さを引き出し、「適材適所」を完璧に読みきる。


目指せ!名コーチ。o(^-^)o