指導者として必要な能力① | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

昨日、コーチの資質というお話をしました。


僕は、よく若い指導者にこんな話をします。

「指導者として絶対に必要な能力」は大きく2つだと。


まずその1つ目は、「人を本気にさせる能力」


チームに関わる全ての人、コーチングスタッフ、選手はもちろん、保護者まで全員を本気にさせる能力です。


チーム全員が1つの目標に向かって一丸となる。

その求心力の源が「指導者」の存在でなければなりません。


人柄が良ければいいのでしょうか?

バスケに詳しければいいのでしょうか?

頭が良ければいいのでしょうか?

「資質」とはあくまでも土台の部分だと僕は思います。


全員を本気にさせる求心力。

指導者にとって絶対に必要なものとは何なのか?


僕はそれを「指導理念」、つまり「哲学」だと言っているのです。


「指導理念」の中身については長くなるので、また改めて詳しく書きますが、簡潔に言えば、

 ・ ミニバス(このクラブ)はいったい何の目的でやるのか?

 ・ バスケを通してこの子たちをどう育てるのか?

という内容のことです。


その内容に誰もが共感、共鳴し、「そういうことならぜひ息子(娘)をお願いします」「いや我々保護者も全力で応援します!」と、ならなければならないのです。


バスケが上手ければいい、チームが強ければいい!という目的を語って、全員が納得し、本気になれるでしょうか?

僕はそう思いません。


では、どういう理念を掲げればいいのか。


指導者を引き受けるならば、まずそこを徹底的に考えなければなりません。

明確なものがなければ、すぐにでも取りかかるべきです。


チームが強くなるのは単に高い技術を教えるからではありません。


チーム全員が共感し、ひとつになれる、高い「理念」があるからです。