あの時、あなたは笑っていました。
あれ以来、あなたの笑顔を見ていませんね。
私はあなたの笑顔が大好きです。
†††††††††
「退部届けぇ~!?」
「おん」
今朝、幸村に退部届けを出しに行ったことを丸井に伝えると案の定、驚いていた。
「正気かよぃ?」
真面目な顔で聞いてくる丸井が珍しくて笑ってしまう。
「笑ってんじゃねーよ!」
すかさず、ツッコミが入る。四天宝寺に入れそうだ。
「すまんすまん。おまんが珍しく真面目な顔しとるけぇ、笑ってしもうた」
「失礼だな!で?正気かよ?」
再び真面目な顔で聞いてくる。
「おん。じゃって、練習もせんのにいつまでも入っとるのはおかしいなり。止めた方がよか」
いつものポーカーフェイスで話す。きっと丸井は俺の本心には気づかない。
「そんなこと気にするようなタマかよぃ」
丸井が俺の本心に気づいているのかどうかわからないように呟く。
俺は柳生が好きじゃ。きっと。
好きだったんじゃ。
でも、もう愛せない。彼を見れない。
「柳生のこと、頼んでもええか?」
薄い笑いを浮かべて聞いてみる。すると丸井はため息をついて、頷いた。
「ま、本当にそれでいいと思ったなら止めねぇけどよぃ」
丸井は意外にも俺を理解している。驚いた。
「ありがとな」
そう言って俺は教室を出て屋上へと向かった。そして、放課後までサボってしまった。
†††††††
仁王と柳生は何故だか知らないけど、仲が悪くなってしまった。
仁王は俺に話してくれた。
柳生がわからない。
自分のこともわからない。と。
どういうことかはわからないけど、仁王がヤバいってことは分かる。
「どーすりゃいいんだよぃ…」
仁王は今朝、退部届けを出したらしい。幸村くんが受理したかは謎だけど。でも、きっと仁王が今退部するのは違う気がする。てか、ヤバいはずだ。
どうすればいいかわからないけど、何かしないといけない気がする。
「俺は関係ねーのにな」
最近の仁王はどう見ても元気がない。関係ない。でも、早く友人に元気になってもらいたい。
俺は
「仁王、俺に借り1つだろぃ」
仁王を救う決意を1人で決めた。
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あ、なんかブンちゃんカッコいい奴みたいだ(笑)
まだ続きます。はい。