「幸村…太ったか?」
その一言がきっかけだった。
俺と真田は喧嘩している。
昨日の練習でお菓子の食べ過ぎを丸井に注意していた時だ。あの一言を言われたのだ。
「全く、どういうことだよ…」
俺は今、柳のクラスにいる。柳に愚…相談していたのだ。
「どういうことだよ、はこっちの台詞だ」
「はぁ?」
「なぜ、ここで愚痴ってるんだ」
「愚痴じゃなくて相談だから。柳生は例のあいつと同じクラスだし、仁王や丸井が役に立つとは思えない。ジャッカルは、話は聞いてくれるだろうけど、答えはでないだろうな…」
「赤也は?」
「ないな」
ため息をついた柳を眺める。そして、呆れた様子で
「で?どういうことというのはどういうことだ?」
と聞いてきた。
「この俺に向かって太ったって言ったんだよ?」
「…そうだな。確かに失礼だとは思うが、お前のことをそれだけよく見ているということではないのか?」
柳の返答に全く予測していない答えが返ってきたので、驚いた。
「え?」
「つまり、毎日弦一郎はお前のことを見ているからこそ、些細な変化に気付いたのではないのか、と言っている」
確かに…納得しそうな感じだ。でも、言い方ってものが。まぁ真田に空気読むなんてスキルはないか…
俺の様子を伺いながら柳が言う。
「試しにダイエットしてみたらどうだ?」
「はぁ!?あ「りえない、とお前は言う」
「何でそんな話になるんだよ」
「なぜ…か。今より痩せたお前に弦一郎なら気づくはずだ。太ったことに気づいたならな」
「なるほど…実験ね。お前今、俺が太ったの認めただろ」
そのまま柳は喋らなくなった。そして、昼休みも終わりそうなので席をたって自分のクラスに戻る。
「ダイエット作戦…見てろよ、真田!フフフフフフ」
幸村が去った後の教室は何故だか静かだった。
「弦一郎…後は任せた」
柳はそう呟いて、次の授業の準備を始めた。
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お疲れ様でした!
うわぁ、なんだこれ(笑)
続きます☆
ありがとうございましたm(_ _)m