「岳人、おい。聞いてんのかいな?」
「…ふぇっ!?何か言ったか?」
「…もう、ええわ」
「おいっ!侑士!?」
俺、忍足侑士はこの向日岳人と付き合ってる。が、最近の岳人は上の空で日吉の話しかせえへん。明らかに、あれや…フラれるんや。なんや分かってしまえば、そこまで悲しくもあらへんわ…
そして、俺は席を立って教室を出ていく。まぁ、昼休みも終わるしなぁ。
「待てよ!もう行くのかよ?」
「…当たり前やん。もう昼休み終わるで?」
「…そっか」
何でひき止めんねん…お前が好きなんは日吉やろ?
放課後。今日は珍しく海外交流委員会があった。近々、アメリカからテニスをしにアメリカの学生集団がくるらしい…ちゅうわけで部活に出られへんかった…
「…侑士?委員会終わったか?」
教室に戻って荷物を片していると、岳人が来た。何で来るんや…日吉と帰っとけや。イラつきながら、答えた。
「まぁなぁ、見たらわかるやろ?」
相変わらず、表に感情を出すのが苦手な俺はいつもの調子になってしまう。
「よかった!今日、お前に話があったんだ!良い感じのカフェ見つけたから、寄りてぇし!」
「話?…分かったわぁ」
あかん。多分、フラれるんや…今日、フラれるんや。
そして、俺達は学校から出て歩いていた。あまりにも無言で、空気に耐えられへんくて、俺は言葉を発した。
「話って…何や?」
「…ふぇっ!?今は言えねぇよ!」
「フルんなら、はよう言ってええねんで」
「な、何言って!?」
あかん、ついに自分から言うとはなぁ…けど、自分の口が止まらん…
「隠さんでええわ。日吉のこと好きなんやろ?わかってるから、はようフレや」
「どういうことだよ!?何言ってんだよ!!俺は日吉なんて好きじゃないぜ!?」
「わかってるから、もうええって…」
「くそくそっ!何で分かんないんだよ!」
そう言った岳人の唇が俺の唇に重なっていた。
「が…岳人?」
「これは、その…深い意味はないからな!ただ、お前が話を聞かねぇし、訳分からんこと言うから…」
「岳人…どういうことや?」
「…ようやく、いつもの侑士になったな」
「…そないにおかしかったか?」
「うん、すっごく!」
岳人はニヤッと笑いながら答えた。
わぁぁ、すみません!
誰この人たち…
関西弁変ですみませんm(_ _)m
続きます!