ファイナンシャルプランナーへの相談が向いている人・不向きな人とは?注意点も解説 | トータル・トレンド ~まことのブログ~

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ファイナンシャルプランナーは、金融や税制、保険、年金などお金に関する相談に応じる専門家です。
家計の見直し、住宅ローンや税金、相続の相談など、幅広い悩みに対して専門的なアドバイスをしてくれます。
お金に関する悩みを持つ人にとって心強い存在ですが、中にはファイナンシャルプランナーに相談しても悩みを解決できないケースがあるので注意が必要です。
そこで今回は、ファイナンシャルプランナーへの相談が不向きな人と向いている人の特徴、相談する際の注意点をご紹介します。
 

■ファイナンシャルプランナーへの相談が不向きな人の特徴

お金に関する幅広いアドバイスをくれるファイナンシャルプランナーですが、相談しても意味がないケースがあります。
まずは、ファイナンシャルプランナーへの相談が不向きな人の特徴をご紹介しましょう。
 

・資産運用のアドバイスを受けたい人

資産運用に関する具体的なアドバイスを受けたい人は、ファイナンシャルプランナーへの相談は向いていません。
個別に金融商品や投資のアドバイスをするためには、証券外務員資格や生命保険募集人資格など特定の資格がないとできないという規制があります。
そのため、特定の資格を持たないファイナンシャルプランナーの場合、投資するべき銘柄などの資産運用のアドバイスをすることができないのです。
ファイナンシャルプランナーの場合、資産運用に関することは基本的にNISAやiDeCoなどの制度の仕組みを説明する程度しかできません。
中には資格を持つファイナンシャルプランナーもいますが、特定の金融機関に所属している人であれば提案できる金融商品が限定されてしまいます。
幅広く資産運用のアドバイスを受けたい時は、ファイナンシャルプランナーよりも複数の金融機関・証券会社と業務委託契約を締結しているIFAへの相談がおすすめです。
 

・悩みを解決できる相談先を選べていない人

自分の悩みを解決できる相談先を適切に選べていない人も、ファイナンシャルプランナーに相談しても意味がないかもしれません。
幅広い知識が求められるファイナンシャルプランナーですが、実は人によって得意分野が異なります。
例えば、保険には強いものの、税金はそれほど得意ではないという人もいます。
そのため、ファイナンシャルプランナーの得意分野を知らずに相談しても、満足のいくアドバイスを得られない可能性が高いです。
ファイナンシャルプランナーに相談する際は、自分の悩みを明確にして、その悩みを得意分野とする専門家を選ぶ必要があります。
 

■ファイナンシャルプランナーへの相談が向いている人の特徴

続いては、ファイナンシャルプランナーへの相談が向いている人の特徴をご紹介します。
 

・家計に関する悩みを解決したい人

家計に関する悩みを解消したい人は、ファイナンシャルプランナーへの相談がおすすめです。
例えば、「黒字家計にするための家計管理の方法を知りたい」「無理のない節約術を知りたい」「どう家計を見直せば貯蓄を増やせるのか知りたい」といった家計管理に関する悩みに対してアドバイスをくれます。
自分の家計状況がいいのか悪いのかわからないという人も、ファイナンシャルプランナーに相談することで、適切に判断してもらえるでしょう。
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、家計に関する問題点や改善方法がわかるため、適切な家計管理ができるようになります。
 

・ライフプランの相談をしたい人

今後の人生設計やライフプランの相談がしたい人もファイナンシャルプランナーへの相談が向いています。
人生には、結婚・出産・住宅の購入・子どもの教育など様々なライフイベントが発生します。
これらのライフイベントとお金と密接な関係があるので、いつ・いくらのお金が必要なのか具体的に設計し、それに備えて準備していくことが大切です。
ファイナンシャルプランナーは、一人ひとりが将来に望むものを考慮しながらライフプランを作るアドバイスができます。
将来のライフイベントに向けてやるべきことが見えてくるため、お金に関する不安を解消し、充実した人生を送ることができるでしょう。
将来やりたいことがあり、経済面も含めてライフプランの設計・見直しがしたい人はファイナンシャルプランナーに相談してみてください。


■ファイナンシャルプランナーに相談する際の注意点

ファイナンシャルプランナーに相談するにあたって、注意点があります。
相談したけど問題の解決に至らなかったという失敗を避けるためにも、以下のポイントに注意しましょう。
 

・専門知識や経験にばらつきがある

ファイナンシャルプランナーによって知識や経験に偏りがある点に注意してください。
FP技能検定の資格を取得するためには、保険・証券・不動産など多様な分野の専門知識が必要です。
しかし、この資格を持っていても、実務経験があるのが特定の分野だけというケースがあります。
その他の分野は実務経験がない、古い知識や情報しか知らないというファイナンシャルプランナーに相談しても、時代に合った具体的なアドバイスを受けられません。
ファイナンシャルプランナーによって専門知識や経験にばらつきがあることを理解し、どの分野に強いのか確認して相談することが大切です。
また、FP技能検定は更新制度がないため、情報のアップデートは個人が行うことになります。
最新の情報・知識に対応できるかどうか判断するために、直近の活動や実績を確認しましょう。
 

・対応範囲が企業ごとに異なる

ファイナンシャルプランナーが所属する企業によって対応範囲は異なる点にも注意してください。
ファイナンシャルプランナーは、企業系と独立系の2種類に大別されます。
企業系は銀行・証券会社・保険会社などの金融機関に属しているのが特徴です。
対応可能な相談内容は所属する企業によって異なりますが、悩みに対する解決策を提示し、自社が取り扱う金融商品の案内をすることが多いです。
独立系は、有料相談と無料相談の2つに分類されます。
有料相談は、相談・コンサルティング業務を担う事務所に所属し、有料で相談に対応しているのが特徴です。
無料相談は、様々な金融機関と提携し、無料で相談に対応しています。
提携する金融機関が取り扱う商品の販売や金融機関からの手数料で利益を得る仕組みによって、無料相談を実現しています。
取り扱う商品のラインナップが豊富なので、自分に合った金融商品を提案してもらえる可能性が高いです。
このようにファイナンシャルプランナーのタイプによって対応できることが異なるので、特徴を理解して相談先を選んでください。
 

・一人の担当者だけで悩みを解決できないことがある

自分の悩みに対して一人のファイナンシャルプランナーであるかどうか、見極めることも大切です。
専門知識・経験に偏りがあったり、資格がないと特定の分野のアドバイスができなかったりするため、悩みによっては一人の担当者だけでは解決できない可能性があります。
複数のファイナンシャルプランナーに相談すると、担当者ごとに意見が異なったり、費用が高くついたりするので負担がかかります。
そのため、できるだけ幅広い資格を有していたり、複数の分野で実務経験があったりするファイナンシャルプランナーを選ぶことをおすすめします。
例えば、FP技能検定のみ取得している担当者に老後の生活資金の確保に関する相談をしても、年金情報や老後の生活設計へのアドバイス程度しかできません。
しかし、証券外務員資格などを持つ担当者であれば、老後に向けた資産運用に関する具体的なアドバイスができます。



今回はファイナンシャルプランナーへの相談が向いている人・不向きな人の特徴や注意点をご紹介しました。
お金に関わる幅広い知識を持つファイナンシャルプランナーですが、相談内容によっては問題の解決に至らない可能性があります。
そのため、ファイナンシャルプランナーができることを理解して、自分の悩みを解決してくれる専門家を適切に選ぶことが大切です。
ファイナンシャルプランナーごとに得意分野や経験にばらつきがあること、対応範囲が異なるなどの注意点も理解し、自分にあった相談先を探してみましょう。