キャンプで食べる絶品白米!初挑戦でも失敗なしの炊飯方法や役立つアイテムを伝授! | トータル・トレンド ~まことのブログ~

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キャンプと言えば焚き火、焼肉、お酒など、人によって1番に思い浮かぶものは異なるでしょう。 

しかし、ほとんどの方が「キャンプで炊いたご飯は美味しい」という認識を持っているのではないでしょうか。 

実際、飯盒で炊いたご飯は絶品で、塩だけで食べられるという方も少なくありません。

今回は、そんなキャンプの醍醐味、キャンプ炊飯についてご紹介します。 

キャンプ炊飯で使う道具や手順、ポイントなどをご紹介するので、キャンプ炊飯に挑戦したい方はぜひ最後までご覧ください。

■キャンプで炊飯器の代わりになる道具

まずは、炊飯器の代わりになる道具には、どんなものがあるのかを見ていきましょう。 

それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分好みのアイテムを見極めてみてください。

・飯盒

野外炊飯と言えば飯盒炊爨というイメージが強い方は多いのではないでしょうか。 

飯盒は、炊飯道具として知られていますが、実は弁当箱と兼用できるアイテムなのです。 

そんな飯盒のメリットは、炊きあがった後の仕上がりにムラがない、炒め物や煮物なども作れるといったところにあります。 

その他炊飯道具と比べると、軽くてコンパクトなところも魅力的です。

ただ、飯盒での炊飯は少々難易度が高いため、より簡単に美味しいご飯が食べたいという方には向かないかもしれません。

・鍋

鍋も炊飯器の代わりになる道具の1つです。 

中でも土鍋やダッチオーブンなどは、フタが厚手なので、密閉状態を作ることができ、水分の飛び過ぎを防止できます。 

さらに均一に熱が伝わりやすいため、ムラもできにくいと言えます。 

もちろん、ご飯を炊くこと以外にも活用できるため、より充実したキャンプ飯を目指す場合におすすめです。 

鍋の欠点には、重量があること、高温になり過ぎることが挙げられます。 

とはいえ、土鍋であれば元々持っている方は多いのではないでしょうか。 

わざわざ新しく購入しなくてもキャンプ炊飯に挑戦できるということから、初心者にもおすすめできるアイテムと言えます。

・ライスクッカー

ライスクッカーは、野外炊飯に特化したアイテムで、飯盒よりも初心者向きの炊飯道具と言えます。 

吹きこぼれしにくい、焦げ付きにくいという扱いやすさ、お手入れのしやすさが人気の理由です。

全体的に厚みがあることに加え、熱が全体に行き渡るように作られているため、ムラなく仕上がるという点も魅力でしょう。 

また、目盛りが付いているので、水の分量を計る必要がないという点もメリットとして挙げられます。 

ライスクッカーは、1合~5合炊き、丸型や角型、IH対応など、幅広い種類から選べます。

 IH対応のアイテムもあるということで、自宅でも使えるという利点もあるのですが、食洗器は使えません。

■キャンプでご飯を炊く時に必要なもの

キャンプ炊飯では、炊飯器の代わりになるアイテムとは別に、いくつか欠かせないアイテムがあります。 

1つずつ確認していきましょう。

・お米と水

道具をしっかり準備していても、お米と水がなければ始まりません。 

水に関しては、キャンプ場に備わっている水道設備から出る水が飲用可能か飲用不可かによって、持っていく量が変わるでしょう。 

基本的には現地の水道設備に記載がありますが、当日までに聞いておくことで、余裕を持って準備できます。 

事前にキャンプ場のホームページを見たり問い合わせたりして確認しておきましょう。

飲用不可だったときにおすすめなのが、無洗米です。 

飲用不可となると、持参した水でお米を研ぐことになるため、研ぐ必要のない無洗米が便利なのです。

・熱源

火を起こすためのアイテム、熱源となるアイテムも欠かせません。

キャンプ炊飯に使う火元として挙げられるのは、ガスコンロ、炭火、焚き火、バーナーなどです。

それぞれメリット・デメリットや難易度が異なるため、後ほどご紹介する火元の種類を参考に、自分に合ったものを選んでみてください。

・耐熱手袋

キャンプでは直火で炊飯を行うため、炊飯道具が高温になります。

火から下ろすとき、素手で鍋を触ると火傷してしまうため、耐熱手袋は必須アイテムだと言えるでしょう。

手袋によって耐えられる温度、厚みなどが異なるため、より安全に使用できるものを選ぶのがおすすめです。

■キャンプ炊飯で使われる火元の種類

先ほど少しご紹介した、キャンプ炊飯で使用する熱源をより詳しく見ていきましょう。

ベテランキャンパーを目指すなら、より多くの種類を操れるようになっておくとよいかもしれません。

まずは、自分ができそうなもの、興味があるものから挑戦してみましょう。

・カセットコンロ

カセットコンロは家庭用のイメージがあるかもしれませんが、実はアウトドア用に風で火が消えないように風除けが付いているものなども多くあります。

とはいえ、機能に大きな差はありません。 焚き火などとは異なり、火の調節がしやすいため、難易度の高い飯盒でも美味しいご飯が炊けるでしょう。

ただ、せっかくのキャンプでカセットコンロを使うのは「なんだか味気ない」と感じる方もいるかもしれません。

・バーナー

バーナーは、ガスコンロと同様、簡単に着火できるアイテムではありますが、よりキャンプらしい雰囲気が楽しめます。

カセットコンロよりも持ち運びやすく、自分好みのデザインを見つけやすいというメリットもあります。

特にソロキャンプを検討している場合は、シングルバーナーがおすすめです。

・焚き火

キャンプと言えば焚き火ということで、焚き火でキャンプ炊飯に挑戦しようと考えている方は多いのではないでしょうか。

焚き火で炊飯するときは、着火剤やライターが必要です。 また、キャンプ場によっては「焚き火台」がないと焚き火ができないところもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

薪に関しては、火力調整しやすくするためにも、大・中・小に切り分けおき、量は多めに用意しておくとスムーズになるでしょう。 

弱火の段階で火力が強ければ、薪を端に寄せて対応します。

・炭火

炭火は火力が安定しやすいという特徴があるため、焚き火よりも炊飯向きです。 

中までムラなく火を通してくれる、燻煙効果で食材の味を引き立ててくれるなども炭火ならではの魅力です。

炭火での炊飯でも、着火剤やライター、場合によっては焚き火台が必要になります。 

炭は、炭同士が固まって配置されているほど火力が高くなるため、火力を強めたい時は1箇所に集めてみましょう。

焚き火と同様、火力が強ければ端に寄せるなどで対応できます。

■初挑戦でもキャンプ炊飯を成功させるためのポイント

キャンプ炊飯は、炊飯器でご飯を炊くのとは異なり、全ての工程を手動で行わなければならないことから、気を付けるべきポイントも多くあります。

成功させるためにも、次の3つのポイントをおさえておきましょう。

・お米と水の配分

お米と水の配分は成功させるために欠かせないポイントです。 

とはいえ、キャンプ炊飯だからといって、お米と水の配分が大きく変わることはありませんが、柔らかめや硬めなど、好みによっては必要な水の量が変わってくるでしょう。

基本的には、お米1合(150g)に200ccの水が必要です。

しかし、飯盒やライスクッカーのように、目盛りがある場合は、表示されている通りに水をいれて問題ありません。

・炊く前に水に浸す

キャンプ炊飯では、炊飯前にお米を浸水させると、よりふっくら美味しいご飯が炊けます。

浸水不足のまま炊飯すると、芯が残ってしまう可能性があるため、しっかりと水に浸しましょう。

浸水時間は、夏は30分~1時間程、冬は1時間~2時間程が目安です。 季節によって浸水時間が変わる理由は、水温が低いほど水の吸収率が下がるからです。

「普段は浸水工程なしで炊飯しているけれど、美味しく炊けているのはなぜ?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。 

その理由は、炊飯時間に浸水工程が含まれているからです。 

キャンプ炊飯では、全て手動で行う必要があるため、浸水させる時間もしっかりと確保することが大切です。

・炊飯中にフタを開けない

炊飯中、しっかり炊けているか不安で、フタを開けたくなるかもしれません。

しかし、フタを開けてしまうと、内部の温度が下がってしまい、仕上がりが悪くなってしまう可能性があります。

そのため、できるだけフタを開けない方がよいと言われています。

どうしても不安な場合は、1回~2回ほどフタを開けて確認し、素早く閉めれば大きな影響にはならないでしょう。

■キャンプ炊飯の手順

初心者にとって最も難しい工程は、やはり火加減の調節です。

そこさえクリアできれば、おいしいご飯が炊けるはずです。 火元の種類でご紹介した通り、熱源によって火加減の調節の難易度が異なるため、注意が必要になります。

では、いよいよキャンプ炊飯の手順を確認していきましょう。

1.お米と水を入れる

まずは、分量通りにお米と水を入れ、30分~2時間程度浸水させます。

炭火や焚き火で炊飯する場合は、浸水させている間に火元の準備をしておくとスムーズです。

2.火にかける

お米を浸水させたら、火にかけます。

米の分量、鍋の厚みによって最適な火加減は異なりますが、ひとまず沸騰するまでは強火で熱して問題ないでしょう。

3.沸騰したら弱火にする

沸騰したらすぐに火を弱め、弱火~とろ火程度の火加減にします。

ここで火の調節が上手くいかないと、ご飯が焦げてしまうため、火にかけてからは目を離さないようにすることが大切です。

4.火から下ろす

とろ火にしてから12分~15分ほど経ったら火から下ろします。

フタの隙間から出る蒸気が少なくなってきて、「ピシピシ」「チリチリ」といった音がしてきたら、それが炊きあがりの合図です。

焦げないようにと慌ててしまいがちですが、慌てずゆっくりと作業することで火傷などのリスクを減らせます。

火から下ろしたら、次は中身の確認です。

水が残っている状態なら、もう1度フタをして火にかけましょう。

5.蒸らす

水が飛んでご飯が炊きあがったら、すぐに食べ始めるのではなく、蒸らしの工程を挟みましょう。

この蒸らしの工程も、普段は炊飯器にプログラムされています。 

フタをした状態で10分程度蒸らすと、お米の表面に集中していた水分が均一化され、ふっくらとしたご飯を楽しめます。

蒸らすときに飯盒を逆さにすると良いという考え方もありますが、火傷や落下のおそれもあるため、自信がない場合は無理せずそのまま蒸らしましょう。

■初心者におすすめ!失敗を防ぐおすすめの事前準備

キャンプ炊飯では、注意すべきポイントがいくつもありましたが、事前準備をしておくことでより失敗しにくくなります。

失敗を防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてください。

・1合単位で小分けにして持っていく

お米の分量でミスしないためにも、1合単位で小分けにして持っていくのがおすすめです。

1合単位で小分けにしておけば、わざわざお米を計る手間も省けます。

小分けにするのが面倒なら、1合パックや2合パックなどの少量パックを活用するとよいでしょう。

少量パックはコンビニでも売られているため、比較的手に入りやすいです。

・前もって研いでおく場合は乾燥させる

家で研いだお米を持参する場合は、持っていく前によく乾燥させる必要があります。

お米の保存がきくのは、水分がなく、乾燥しているからです。

つまり、水分が含まれていれば、雑菌が繁殖しやすい状態になってしまうのです。

せっかく上手に炊けても、ご飯自体が美味しくなくなってしまう可能性もあるため、できるだけ現地で研ぐか、無洗米を活用するのがおすすめです。

・水の分量も計っておく

鍋に分量の目盛りがない場合は、水の分量も計って持っていくと良いでしょう。

500mlのペットボトルであれば、比較的かさばらずに持ち運べます。

余裕があれば、200mlずつの目盛りをペンなどで書いておくと便利です。

 

 

 

今回は、キャンプ炊飯の手順や成功させるためポイントなどをご紹介しました。 

キャンプ炊飯は、一見難しそうに見えますが、必要な道具をしっかりと揃えたり、事前準備をしたりするだけで、一気にハードルが下がります。 

もちろん最初のうちは失敗する可能性もあるでしょう。 

しかし、それもキャンプの醍醐味として楽しみ、次回に活かせるようにしていけば、よりキャンプ炊飯が魅力的に思えます。

ご紹介した事前準備やポイントをおさえ、キャンプ炊飯を成功させましょう。