先日、K社に換気装置ファンのパッキンを発注した記事をアップしました。K社からはすぐに反応があって、メーカー担当者に話を繋いだとのことでした。その間、わずか1時間足らずで、このスピードには驚かされます。おそらく通常のHMだったら早くても数日かかるでしょう。

 

 

 私がK社に連絡したのが日曜日。休日でしたのでメーカーの担当者は不在でしたが、代替のパッキンの手配が付いたという連絡が木曜日にありました。K社には急ぎませんと言ったのですが、メーカーとの連携もよく取れている様子が見て取れます。こんなゴムパッキンなんて、いくらもしないでしょうから、実質的な儲けはK社もメーカーもゼロに近いのではと思います(いや、むしろ赤字か)。もちろん我々からすれば必要な(はずの)パーツですから、完全放置は困りますが、そこまで迅速に動いてくれたことに頭が下がりました。それどころか、今回のパッキンに関しては結論を言えば、無償交換でした。

 

 

 2週間後、K社からパッキンが入手できたと連絡があり、3月3日(日)にわざわざ自宅まで届けてくれました。いろいろとメーカーとやり取りしたらしく、その顛末を話したいということでした。まず、このパッキンだけの出荷はしておらず、やるとすればモーターを含むASSY交換になるらしいです。これは一見、無茶苦茶な話です。高々数百円?のパッキンのために、正常な数万円のモーターまで買わされるのですから。しかし、このパッキンはたとえ劣化していても使用には問題ないとのこと。確かに防振がこのパーツの役割ですから、多少劣化しようが大きな影響はないでしょう。つまりは、そのまま使い続けろというのが、メーカーの最初の見解でした。

 

 

 上記見解をそのまま施主に伝えるのが、「普通の」HM営業でしょうが、おとめ座は違います。担当者に食い下がって、メーカー保有のデモ機のパッキンと拙宅の劣化パッキンを交換するという話をまとめ、本日持参したという流れです。両方のパッキンを比べると、明らかに拙宅のものが劣化していました。メーカーでもこのような事例は聞いたことがないらしく、今後そういった話が増えれば、パッキンだけの供給をするかもしれないそうです。おとめ座の粘りがメーカーを動かしたとも言えそうです。

 

 

 換気装置をバラして清掃でもしなければ、パッキンの劣化なんて気が付きません。ですから、実際に劣化していても施主が気が付いていないだけだろうと想像しています。水面下では相当数の劣化パッキンが絶賛使用中だと思われますので、そんな話は増えるのではないでしょうか。

 

 

 廊下のセンサーライトの調整もしてもらい、結局はこちらの出費はゼロでした。築3年目に入ったのに、こんなことまで対応してもらい、アフターもK社は完璧ですね。以後、パッキンが劣化していても気にしないことにしますてへぺろ。K社にはあまりにも申し訳ないので、自家製(失敗作滝汗アップルパイとコーヒーで丁重におもてなししました。