◆2005年 アメリカ映画◆


まず何よりラウル(パトリック・ウィルソン)が格好良かったですラブラブ

舞台版(劇団四季)だと、どうもラストのファントム(怪人)に首を絞められて、クリスティーヌの足を引っ張ったへなちょこお坊ちゃまのイメージが強かったが、映画だと墓地ではファントムに剣で勝っていたし、オペラ座の地下室では水攻めされても見事生還してきたし・・・ホント格好良いヒーローそのもののラウルでした。

さすが、最初にキャスティングされただけあるわ~。

実は、物語がへなちょこラウルの回想と知って以来、人物たちにはあまり期待していませんでした。

ビジュアルも歌唱力もいいのは分かっていたけど(それはまぁ当然の事ですしね)、キャラクター的な魅力を感じられなかったからです。

でも、あの荘厳で素敵な音楽と、シャンデリアを始めとする豪華なオペラ座をスクリーンで見られれば、それで満足。舞台の感動再び、と言うか思い出したいなぁと思っていました。

劇団四季の公演を何度か観て、2回目にはファントムに感情移入しすぎてクリスティーヌを“分からず屋の小娘め~”で、ラウルは“若造が邪魔したな~”とヒネクレ感情だったが、今回は素直な気持ちで楽しめました。

マダム・ジリー(ミランダ・リチャードソン)の語る、見世物として虐待されていた子どもの頃のファントムが逃亡したとき、当時バレエダンサーの少女だった彼女がオペラ座の地下室に匿ったというエピソードが加えられたので、舞台では分かりにくかった(こちらの想像力をかきたてられたが)、何故そんなにマダム・ジリーが詳しいのかが納得。

メグ・ジリー(ジェニファー・エリソン)はブロンドでイメージぴったりの可愛らしい子。

関係ないけど、ベビーフェイス(まだ10代だからね)の割にバスとが大きくて、そういう系のファンたちにも凄く好まれそう(笑)。ジェニファーは舞台「シカゴ」でロキシー役を演じているとだけあって、歌唱力抜群だったので、もっと歌が聴きたかったな。

四季舞台版ラストのメグ・ジリーがファントムの仮面を手に取って振り返るシーンが大好きだったので、今回、ラストではないけど、そのシーンがあって嬉しかったですね。

本当に舞台がそのまま映画になっているのです。
これには賛否両論だろうけど、私は嬉しい。

驚いたのは1970年の老けラウルがパトリック本人の5時間メイク顔だったこと。・・・こだわっているなぁ。

ラストでラウルはクリスティーヌの墓前に冒頭のオークションで落札したシンバルの猿のおもちゃ(これはファントムが子どもの頃から唯一大切にしていたもの)を置くと、隣には黒いリボンのついた深紅のバラが。ファントムも生きていて見守っていたんだなぁ・・・と涙を溢れながら観ていたが、後でパンフレットを見ると、どうやら違うらしい。うーん、どういう意味なんでしょ?

ちなみに原作だと、クリスティーヌから贈られた指輪をつけたまま焼死・・・知らなかったよぅ。

そしてラウルは舞台版すら素敵に思えるほど情けな~いお坊ちゃまあせる

映画で最も優れていたと感じたのは、役者さんたちの表情。ちょっとした仕草や目の動きも分かるので、それぞれの感情が伝わってくるような気がします。だから、舞台版では共感出来なかったクリスティーヌやラウルも魅力的で好きになれたのかな。

ただファントムは、舞台版よりストーカー度が高くて、屋上でラウルとクリスティーヌが愛を確かめあっている時も、ずっと覗いているのが怖かったです。

しかも、容姿にコンプレックスという設定だけど、仮面外してもそんなに酷くない・・・私だって悲鳴あげるほど酷い顔は見たくないけど。あと、声が高くて慣れるまでは違和感。

そんなこんなで感情移入できなかった、残念ながら。

でもラスト近くで、クリスティーヌに別れをつげてシンバル猿の前でマスカレードを口ずさみ(聴いていただけだったかな?)寂しそうに、でも幸せそうに微笑むシーンをみて、さすがに涙が溢れました。だからまた観たら、ファントム派かもしれません(笑)。

凄いストーリーでした。
久しぶりに身震いするラスト(怖っ)あせる
映画はまだ観てないけど、観る前に読んでよかったなと思います。

5人の視点から次々と語られるので、どんどん引き込まれます。

最初の「聖職者」は子どもを殺された悠子先生の長い告白なので、途中ちょっと……ですが、そこを噛み締めて読んでいくと次からはぐいぐいラストまでいきした。

ある意味スッキリ終わっていますが、私はその後が更に気になります。

彼はどうなってしまうのだろう・・・。

ただ私、気に入ると自分で買いますが、これは手元にはちょっと…ですね。

良かったけど、ネガティブというか救いがないというか・・・。


今回は前回の「深紅」と同じく、人に借りました。
あらすじだけみると、自分ではあまり読まないジャンルなんです。

★2009年舞台作品★

演劇ユニットAxle(アクサル)の東京公演DVD。

原作は萩尾望都さんの漫画。


舞台を見逃したので、DVDを見つけた時は即買いしました音譜



宇宙大学入試の最終試験の宇宙船という密室の中での話。

とてもよく出来たストーリーでアクサルは忠実に舞台化しています。

大阪演劇ユニットらしく笑いも取り入れながら(笑)。


男性ばかりで、それほど広くない舞台を所狭しと動き回っています。

ダンスや殺陣が迫力あり、いつもよくぶつからないな~と感心します

(ぶつかったら素人さんだよあせる


主役・ダダ役の加藤巨樹さんは今まで(といっても2作品しか知りません)敵役ばかりだったので、素直で振り回される姿が新鮮でした。