続・世界的にも日本でも大問題となっているトコジラミ対策と、寝室に入った蚊対策の超絶安全な方法 | 研修医ノート

続・世界的にも日本でも大問題となっているトコジラミ対策と、寝室に入った蚊対策の超絶安全な方法

↓前回のブログ記事の続き書きます。

 

まずトコジラミ対策を書く前に、寝室に入った蚊対策書きます。

 

寝室にトコジラミが入る確率よりも蚊が入る確率の方が10万倍くらい高いでしょうから。

 

部屋に入った蚊が部屋の中で行方不明になるとほぼ確実に寝てる時に刺しにきます。寝てる間にこっそり刺してくれればまだいいものの、わざわざ耳元に飛んできて音で安眠妨害する傾向があるので、仕留めたいと思う人は多いはず。

 

その際によく使われている商品↓。

部屋に蚊が入ったら、↑このスプレーをワンプッシュすると死ぬという殺虫剤です。↑星4.4の評価なので、よく効くんだと思います。

 

有効成分は↓メトフルトリンというピレスロイド系殺虫剤で、13.3%という超絶高濃度なので殺傷効果が強いです。

この通り、メトフルトリンはフッ素原子を含む不自然な合成化学物質です。

 

↑ピレスロイド系殺虫剤の原案とも言える天然の殺虫成分は、蚊取り線香で有名な除虫菊のピレトリン↓です。

↑ピレトリンは↑この通り、天然テルペノイド化合物です。↑この天然の状態でもまあまあの殺傷力があります。

 

天然の化合物のすべてが安全ではもちろんありませんが、↑ピレトリンは重症化学物質患者の僕でも全く有害な作用が出ません(合成のピレスロイド系殺虫剤はほぼ全ての化学物質過敏症患者に有害作用出ます)。なので、前回のブログ記事で医学的根拠書いた大学生向け教科書の定理「殺虫剤=あらゆる病気の原因となる」という医学常識には↑ピレトレンは当てはまらない物質だと思われます。

 

蚊取り線香はお勧めしません。植物を燃やすと必ず植物タールという有害物質が発生して、タバコとほぼ同じ有害性となるエビデンスありますので。

 

ワタクシE.coliは部屋に蚊が入って部屋の中で行方不明になった時は、ベッド脇のゴミ箱に↓これを20ー30噴霧します。

このスプレーは、除虫菊などの完全天然成分のみの殺虫剤です。星3.1の評価なのは、↑この殺虫スプレーが恐ろしく効果が弱いからです。

 

蚊を殺すためには、昔のファミコンのシューティングゲームみたいに蚊に10発くらい当てないと死にません(10発当てる前にだいたい逃げられる)。なので蚊の殺害が目的の人は↑これ買ったらがっかりします。

 

しかし、↑この殺虫剤は殺虫剤としてはほとんど無能ですが、上記のように蚊の潜入した部屋で寝る時にベッド脇のゴミ箱に20ー30噴霧しておくと、その夜は蚊が全く刺しに来なくなります。

 

そして翌晩も同じように噴霧するとその夜も蚊が来ません。

 

そしてそのまた次の日くらいの昼間に、ハラヘッタ蚊は普段ならしないような無謀な近づき方をしてくるので、簡単に仕留めることができるようになります。

 

以上が↑この最弱殺虫剤の有用な使い方です。

 

成分の除虫菊などのエッセンシャルオイルは合成化学物質と違ってほぼ無害であるだけでなく、↓これらの過去ブログ記事に書いた通り、むしろ人体に有益です。

 

僕は↑この最弱殺虫剤を部屋に撒いた日はぐっすり眠れることが多いですね。
 
さて、ここまでは部屋に潜入した蚊対策でした。
 
あなたはトコジラミも怖いですよね。確率は蚊よりも低くても、ダメージは蚊よりも10万倍くらい高いですので。
 
まず、現在世界中で繁殖しているトコジラミはピレスロイド系殺虫剤が効かないスーパートコジラミばかりになっているのは、すでにあなたもご存知ですね。
 
しかし、、、
↑このコクーンの虫除けシーツというのがこちら↓。
このシーツの有効成分は除虫菊エキスで、繊維に練りこんであるようです。
↑ひろゆきが言及してる足に巻くタイプの虫除けバンドも皮膚に接触するタイプなので、安全性の高い除虫菊成分の可能性が高いでしょう。

 

合成化学物質の二大虫除け成分、イカリジンとディートに対してトコジラミが全く忌避しないという動画。しかし、↑この動画では「忌避はしないが刺さなくはなるのだろう」と指摘しています。
 
イカリジンとディートは虫除け成分であり、殺虫成分ではないです。
 
それに対して除虫菊エキス(ピレトリン)は殺虫成分です。
 

https://www.pestcontrol-tokyo.jp/img/pub/079r/079-16.pdf

トコジラミにはピレスロイド系殺虫剤は無効であることになってますが、、、

よく見たら、すぐには死なないが1週間前後で半分死ぬみたいです。

 

なので、除虫菊エキス(ピレトリン)でトコジラミは少しはダメージ食らってるはずなので、ひろゆきが紹介している足のバンドとかコクーンのシーツとかが有効なんでしょうね。

 

トコジラミの移動能力はせいぜい2メートルくらいなので、上記の除虫菊対策してずっと刺されないでいれれば、トコジラミの飢餓耐性期間はせいぜい1年ちょっとなので餓死を狙えます。

 

あるいは、餓死するまで1年待たなくても、↑この家グモを殺さないように保護してたらトコジラミを食べてくれるみたいです。

 

寝具に入っちゃったトコジラミは↓これで殺すことをお勧めします。

アイリスオーヤマの布団乾燥機のダニ殺しコースで何回かに分けて布団の隅々まで熱すれば、熱で寝具内のトコジラミは死にます。

 

もし、ここまで書いた人体に安全な方法でもダメなら↓この合成殺虫剤を1、2週間くらい開けて2回やることになるが、僕みたいなアレルギー体質の人はそれはできないので、なんとか安全な方法でしのぐしかないです。

 

それでは、あなたの快適なトコジラミライフを応援しています。

 

利益相反

僕は、勤務先以外の、製薬企業や食品メーカーなどから、高額な品物や金銭を受け取ったことはないし、今後も受け取るつもりはありません。ボールペンとか弁当とかストラップとかはもらったことあるけどな。わざわざこういうことを書かないといけないとは、嫌な世の中になったものだ。

 

あー、なんで利益相反についてしつこく書いてるかを説明しておいた方がいいかな。「このブログ記事はよくあるステマ記事じゃないです」という宣言です。10年くらい前にある雑誌記事でホリエモンが社会・経済問題について論じててその中で急に「生活のコスパ考えるならダウニー洗剤がいい。」と突然記事の内容とはあんまり関係ないオススメ書いて、その直後部分からまたダウニーとは無関係の社会・経済問題について書いてたことありました。僕はそういうの読んでてギョッとしますが、普通の人は「成功者ホリエモンが良いと言ってるんだから、ダウニーは良い洗剤なんだろう」と思い込むみたいですね。当時はダウニーが大流行して自然派志向の人まで騙されてダウニー買って、街はダウニーの悪臭に溢れていたので、このようなステマ記事の販促効力は高いことになります。「そのような悪意あるステマ記事ではありませんよ、このブログは」という意味で利益相反書いてます。