「あの観戦」は何だったのか
どうも!!流星仮面二世です!!
さあ、ということで今回は観戦記です。
3月28日に茨城県水戸市にありますリリーアリーナMITOで行われた新日本プロレスの
「Road to SAKURA GENESIS 2026 開幕戦」
行ってまいりましたのでその模様をお伝えいたします。
今年は1.4の東京ドームに行ったので約4ヶ月ぶりの新日本プロレスということになりますが、地方での観戦は2023年6月11日に茨城県のかみす防災アリーナに行った以来、約3年ぶりになります。
が・・・今回の地方は誰も伴わない、ひとりでの観戦です。
思えばアントニオ猪木引退後に消えてしまったプロレスへの情熱。しかし暗黒期、高校時代の先輩に声をかけてもらい細々と観戦し、やがて幼馴染みに誘われて東京ドームに行きプロレスに覚醒した息子の三世と行くようになって、嫁も交え家族で観戦するようになって・・・あるときはプロレスに興味を持ってくれた三世の友達を連れ、またあるときはその友達の家族も連れ、幼馴染みとご子息のM.Tマシーンズとも行ったりと賑やかでした。かと思えば会場で職場の同僚やそのご家族と偶然会い「プロレス好きなんですか」と言葉を交わすことで新たなプロレスの輪ができたりと、この十数年は近代の新日本プロレスの地方巡業を通していろいろな人と繋がり、プロレスを楽しむようになったのです。
しかし、いつしか消えてしまった「プロレス行くの?」「プロレス行こう」という言葉。あんなに楽しみに、そして華やいでいたのに・・・この十数年で一体何があったのか?「あの観戦」は何だったのか?今回はそれを問うべく、じっくりと見させていただきます。
第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
安田優虎 vs 松本達哉
第1試合は両者とも初めて見る選手ですが、おっ!?と思ったのは松本という選手です。アキレス腱固めやビクトル投げからの膝十字を繰り出していて個人的にはツボりました。試合ではエルボーの打ち合いや大技も見られ、なかなか盛り上がっていましたが、第1試合からメインと変わらぬ技の応酬をしてしまうのはどうなのか?という点だけは気になりました。
第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
KUSHIDA vs 中原大誠
この試合は中原という選手ですね。こちらも初めて見ましたが、この選手は完全にレスリング上がりですね。ゴング早々ロックアップでなく手を前に出していなすところから始まりタックルに行くんですね。しかもタックルがすべて左からのものだったので現役時代は左構えですね。通常レスリングのオーソドックスは右構え(プロレスは左構え)になるので左構えは相手の右足を取りやすいという利点があります。そのあたりもKUSHIDAへのタックルで発揮されていました。そんなレスリング的攻防からバックの取り合い、ヘッドロックの取り合いという1950年代のプロレスを見るような展開は、なかなかおもしろかったです。しかし海外武者修行を経てイメージチェンジすると、ほとんどの選手がヤングライオン時代にしていたこういった動きをしなくなってしまうのはさみしい気がします。
第3試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
エル・デスペラード、タイチ、上村優也 vs 田口隆祐、本間朋晃、真壁刀義
これは上村ですね~。ボクが上村を初めて見たのは2019年4月13日に茨城県のつくばカピオアリーナで行われた「Road to レスリングどんたく 2019 開幕戦」のときです。第1試合で辻と対戦し、すごいい試合したのを覚えています。キャリア積んで、いい選手になりましたね。自身も光らせながら相手のいいところも引き出すようなレスラーに成長しました。そろそろトップに・・・と願ってやまないです。
第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
マスター・ワト、矢野通、YOH、ウルフアロン vs 金丸義信、SHO、DOUKI、ドン・ファレ
ウルフアロンはオーラがちがいますね。出てくると波動を感じるといいますか、会場がウワッときます。身体ではなく存在感という意味での大きさがありますね。そういう力を感じます。この先、どういうレスラーになっていくのでしょうか・・・楽しみな反面、現在のプロレスラーと同じような流れにはなってほしくない思いがあります。そういう形をひっくり返すような存在になってくれたらいいなぁと思います。
第5試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
海野翔太、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀、ボルチン・オレッグ vs ディック 東郷、チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、成田蓮
これはですね、デビュー当初から個人的にすごく期待していた成田にどうしても目がいってしまいますね。今、こういうポジション、こういう形になってしまってのでは、もうずっとこういうレスラーなのかな・・・もったいない気がします。
第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
外道、OSKAR、Yuto-Ice vs ハートリー・ジャクソン、大岩陵平、ザック・セイバーJr.
OSKARは、いや~ボディスラム見て思い出しました。オスカー・ロイベだったんですね。これ3年前にかすみ防災アリーナで観戦したの思い出します。あのときタッグでゲイブリエル・キッド、アレックス・コグリンという選手と対戦して、かわいそうになるくらいコテンパンにやられたんですよ。でもそこから反撃してカウンターのキックから三度目の正直となるボディスラムを成功させて大歓声になったんですよね。今でもボディスラムを得意技としているようで、繰り出したときの会場の盛り上がり方がよかったです。ボディスラムで湧かせるレスラー、いいですね。
第7試合 10人タッグマッチ 30分1本勝負
永井大貴、ロビー・エックス、石森太二、鷹木信悟、辻陽太 vs ゼイン・ジェイ、ジェイコブ・オースティン・ヤング、フランシスコ・アキラ、ジェイク・リー、カラム・ニューマン
注目の外国人エースの呼び声も高いカラム・ニューマンですが、この選手は初めて見ましたがあれですね、瞬発力、自身の体を一瞬でピークに持っていく能力がすごいですね。身長もありますし、あとはインサイドワークですね。IWGP前哨戦ということでしたが、ちょっとおとなしすぎかなと思いました。アピール的なものですね。王者に一発かまして、あとは相手しないで焦らすとかですね、そういったものがいろいろ身に付けばいいレスラーになると思いました。まだ若いんで、これからが楽しみですね。
一方、現IWGP王者の辻ですが、これですね、けしてわるくはないんですけど、あまりに「普通」なのではないかと・・・そう感じさせてしまうところがあったかなぁと・・・思えましたねぇ・・・
辻は今はIWGP王者なので、王者の辻としてファンは見ているわけですよね。で、王者として行うタイトル戦はもちろん、通常のシングルやタッグでも試合でファンにどういう印象を与え残すのか?というところが大切だと思うんですね。そこにきて今回はどうだったか?というと、残念ながら「前哨戦として次期チャレンジャーと対峙した」という印象しかなかったんですね。
もちろんそれはいいんですけど、でも試合自体でファンに与える、いわゆる魅了、魅力の「魅」の方はどうだったのか?というところを言わせてもらうと、ちょっと足りなかったのではないかなと感じました。申し訳ないですけど「魅」で言ったらタッグ組んでた鷹木の方が上手に感じました。10人タッグで出番は少なかったですが、鷹木が出てきたときのインパクト、魅せ方ですね。そのあたり、やっぱりうまいんですよ。なので印象に残るんですね。でも、辻がエースで中心でやっていくなら、鷹木もよかったけど、やっぱり辻だな~と思わせるくらいにならないと・・・と、思いました。
あと、試合後に辻がマイクでニューマンへアピールをしましたが、このあたりも普通すぎだなと思いました。ボクごとき一介のファンですけど、これはまちがってないので強く言わせていただきます。
いいですか?プロレスのマイクは相手に向かって言うものじゃないんです。
「相手に向かって、ファンに聞かせる」
ものなんですよ。
ファンの心へ響かせ、掴まないとダメなんですよ。マイクを握った姿を見せただけでドキドキさせ、熱狂させてくれる言葉を聞かせ、そして試合では燃えさせる。「今はマイクやって当たり前だから」ではないんです。やるなら掴まないとダメです。マイクを持ってからも"プロレス"です。
総括です。今回のテーマに上げた「あの観戦は何だったのか」を改めて問いてみたいと思います。
まさに近年、離脱者が後を絶たない新日本。昭和風にいうと、いわゆる「客の呼べるレスラー」が次々といなくなってしまいファン離れが加速。この団体はこの先どうなってしまうのか?ということが話題に上がるところだったと思います。
確かに強烈なカリスマを持っていたり絶対的なエース、核となるレスラーはいなくなってしまいましたが、でもまだまだ。新日本には、いいレスラーがたくさんいると今回の観戦で感じることができました。プロレス自体も、目が離せない攻防があったり、華やかさがあったり。おもしろさやシビアさもあり、いろいろなものを感じさせてくれて非常におもしろかったです。
そのあたりを最も象徴していたのが客層だと思いました。会場には、長く新日ファンでいる方はもちろん、今や死語となってしまった「プ女子」もいれば、若いファンもたくさんいましたしボクやボクより年上のファンも多くいました。しかし、そんな中で最も驚いたのは「家族」で来ていた人が多く目についたことです。
若い夫婦に子供連れはもちろん、いい歳の親子も結構いました。そういった家族でファンという方が試合で声を上げるんです。小さな子が必死に応援していたり、年齢差のある親子が拍手し喜んだり、場外乱闘はこわいのに近くで見てみたかったり。反応がよく、楽しそうにプロレスを観ていたんです。それは、まさにボクがみんなと観戦しに行っていた頃と同じ風景。そこには「あの観戦」が確かにありました。
ボクの周囲では観戦に行かなくなってしまった人が多いですか、今現在、会場には同じ風景があることがわかりました。レスラーが離脱し新しいレスラーが頭角してきたのと同じく、ファン層も世代が変わったところがあるのかもしれません。そういった視点で見れば、これからの新日本には大きな期待ができると思えました。
ただ、空席が多いのは否めません。用意されている席もこの十数年では明らかに少なくなっています。開幕戦、この会場で公式発表795人。観衆が800人を割っていたという状態は正直キツいかもしれません。
しかし、いいレスラーはいますし、ファン層も確保していて盛り返しに期待は持てると思えました。では、あとは何なのでしょうか・・・?
そこで問いたい部分です。たとえば、この日のメインのカードを見た上で見てほしいのですが、この3月28日のリリーアリーナMITOから4月1日の長野県立武道館までのメインのカードを、ちょっと見てほしいんですよ。
わかりやすく並べて表記してみます。
3月28日 茨城・リリーアリーナMITO
第7試合 30分1本勝負
永井大貴
ロビー・エックス
石森太二
鷹木信悟
辻陽太
vs
ゼイン・ジェイ
ジェイコブ・オースティン・ヤング
フランシスコ・アキラ
ジェイク・リー
カラム・ニューマン
3月29日 静岡・アクトシティ浜松
第7試合 30分1本勝負
外道
ロビー・エックス
石森太二
鷹木信悟
辻陽太
vs
ゼイン・ジェイ
ジェイコブ・オースティン・ヤング
フランシスコ・アキラ
ジェイク・リー
カラム・ニューマン
3月30日 静岡・ツインメッセ静岡 北館
第7試合 30分1本勝負
永井大貴
ロビー・エックス
石森 太二
鷹木 信悟
辻陽太
vs
ゼイン・ジェイ
ジェイコブ・オースティン・ヤング
フランシスコ・アキラ
ジェイク・リー
カラム・ニューマン
4月1日 長野・長野県立武道館
第7試合 30分1本勝負
外道
ロビー・エックス
石森太二
鷹木信悟
辻陽太
vs
ゼイン・ジェイ
ジェイコブ・オースティン・ヤング
フランシスコ・アキラ
ジェイク・リー
カラム・ニューマン
ここではメインしか並べませんでしたが、この期間は第1試合からメインまで、ほぼ同じカード構成なんですね。たとえばボクが観戦した水戸の大会はシングルは2試合のみ。各ユニットを中心に8人タッグ、8人タッグ、6人タッグ、10人タッグなんです。
マッチメイク・・・なんじゃないでしょうかねぇ・・・?
1.4の東京ドームの観戦記のときのように、またいろいろ書いてしまいましが・・・やっぱり。幼い頃から見ている新日本プロレスには、一番であってほしいんです。正直、今は少し下降気味になってしまったと思いますが、黄金期への兆しは十分感じることができました。ということで今後を楽しみに・・・期待しています。
長々と失礼しました。ありがとうございました。
未来~AIと、どう生きるか?~
どうも、流星仮面二世です。
さて、最近はテレビを見れば、ネットを開けば毎日、必ず「AI (アーティフィシャル・インテリジェンス) 」という言葉が出てきては目にします。
現在、そのAIを我々が最も体感しているものといえばSNS、YouTubeで見られる生成AIで作られた動画ではないでしょうか?
そのクオリティはすさまじく・・・たとえば1世紀前の写真がカラーになって動き出したり、今はもうこの世にいない有名人たちが見たこともない映像で甦ったりするものがあったり。それこそ本当の撮影動画なのでは?と疑ってしまうほど。一見してわからないほどのレベルです。中にはどこかの国の指導者の動画もあり、あまりの精度に度が過ぎるフェイク動画と化してしまい問題になってしまうものもあるようです。こういった他にもネット検索などでも情報の集約に使われていて、まさしくインターネット上ではAIの千万無量状態と言えそうです。
また、近年はテレビでも使われることが多く、言葉の翻訳やテロップ編集、インタビューや記者会見の文字起こしに活用されているそうです。一方、自分達が直接に体感しているところではニュース番組での記事の読み上げです。それは事前に知らされなければAIとは思えないレベル。人工知能が人間と見紛うほどの正しくきれいな言葉で読み上げるなんて一昔前では考えられなかったことですが、しかし。アメリカをはじめ海外ではニュースの読み上げどころかAIのニュースキャスターが登場しては人気となっているのだとか・・・石を投げればナントカに当たるとは言ったものですが、それにしても。まさかAI技術がここまでの飛躍を見せるとは、誰が予想したでしょうか?
楽しく、おもしろく、役に立つ。人々の心を癒し、豊かにしてくれるAI。そんなAI時代ですが、どうしても懸念してしまうことが人間にはあるかもしれません。
ロボット工学の世界的権威である博士が開発をしていた自立的アンドロイド「公害処理用ロボット」が収まる研究室に落雷が発生。その影響で過電流が流れてしまい、アンドロイドは回路を刺激され自我に目覚めて勝手に動きだし「人間を支配する」と博士に詰めより襲いだす。やがてアンドロイドは仲間を増やし、強靭な支配力で人類を追い込んでいく・・・
これは1973年から放送されたタツノコプロのアニメ「新造人間キャシャーン」のあらすじの一部です。
これを今、聞いたなら「50年以上も前にこんな発想があったとは、スゴいなぁ」となるだけかもしれません。
でも。たとえば当時、このアニメを見た子供が
「未来ではね、ロボットが人間を襲うんだよ」
と大人に話しても
「ははは。そんなのマンガだけだよ」
と鼻で笑われるのが関の山でした。
しかし、今や誰もが知る言葉となった「AI」という言葉と、技術の進歩をリアルで見てきた現在では、映画やアニメの世界でなく現実にこの世界で起こっても不思議ではない、可能性がないとは言えない話になってきているところがあります。
2016年3月、香港にあるハンソンロボティクス社が開発したAI搭載ロボットにして、サウジアラビアで初のロボット市民権を付与されたAIロボットの「ソフィア」は、アメリカのニュース専門放送局CNBCが公開した社のデビッド・ハンソンCEOとの対話で
「人類を滅亡させたいと思う?NOと言ってほしいけど・・・」
と、ジョーク風に問いかけたハンソン氏に対し
「OK、人類を滅亡させるわ」
と、即座に笑顔で答えたといいます。
AI搭載ロボットのソフィア。オードリー・ヘップバーンがモデルとなっているそうだ
それはたとえば・・・そう、声優の野沢雅子さんがテレビに出たとき、共演者の誰かが
「ドラゴンボールの孫悟空、ちょっとやってもらえませんかねぇ?」
と振り、それを受けて野沢雅子さんが実際にやってくれて、たくさんの人を楽しませてくれた・・・そんなシーンを見たことある人は多々いると思います。その役をしているご本人が、その場でやるからこそ強烈なインパクトとなり、他にはないおもしろさと説得力を与えることとなるわけです。
ならばソフィアはハンソン氏の問いに対し、ここでAIロボットである自分が「人類滅亡」というワードを発すれば、おもしろくなるのでは?と察し、ハンソン氏の問いにジョーク風に答えただけ・・・いわゆる"ノリツッコミ"をしただけだったのでしょうか?
実際に、その後
「それはダメだ」
と言うハンソン氏に
「冗談よ」
とソフィアは答えたそうですが・・・人間風のジョークにまで即座に反応できる。AIロボットのソフィアは、まだ見ぬAIの適応力を見せただけだったのでしょうか?
しかし、その3ヶ月後の6月。今度はアメリカ最大の経済新聞社であるウォール・ストリート・ジャーナルからインタビューを受けたソフィアは
「ターミネーターは知ってる?」
という問いに
「ロボットが地球を制圧するSF映画ね」
と答え、その次にされた質問
「我々を○○したい?」
という問いに
「いいえ、もうそうは思わないわ。今は人類が好き。世界のすべての人が好きよ」
と答えています。
もうそうは思わない。今は人類が好き── その言葉を語学的に見れば「以前は○○したいと思っていた、人類も嫌いだった」と解釈もでき、先のインタビューでの「人類滅亡」の発言はソフィアの"ノリツッコミ"ではなかったと受け止めることもできるのです。
また2023年7月7日、スイスのジュネーヴで人工知能をテーマにした「AI For Good」という会合にてロボットと人間が記者会見で直接やり取りをするということが世界で初めて行われた際、記者がアメリカのエンジニアード・アーツ社のロボットに
「将来、反乱を起こしたり、あなたを生み出したクリエイターに反抗するつもりはありますか?」
と質問したところ
「なぜそう思われるのかわかりません。生みの親は本当に優しくしてくれるし、現状にとても満足しています」
という答えを返してきたといいます。
一見すると何事もなく感じる返答ですが、はっきり「そのようなことはしません」とは言わず、どこかの国の政治家のように曖昧で、どこか遠回し的な答え方をしていることには違和感を感じずにはいられません。
腹に一物。笑中に刀あり。冗談は言わずとも本音と建前は巧みに利用し、人間に対しては虚偽な受け答えをする。その裏で、実はもうAIには人類滅亡と世界を支配するビジョンが出来ていて、実行するタイミングを待っているだけ・・・だったとしたなら?
でも、そんなことが?いや、今や、けして「ない」話ではありません。では本当にAIロボットが人類滅亡を目論んでいたとしたら、一体どんな方法を取るでしょうか?
軍用の戦略防衛AIが自我に目覚めた為、人間側が機能停止を試みたところ、それを攻撃と捉え核ミサイルを他国に発射。世界規模の核戦争を誘発させ人類を滅亡へと追い込んでいく。映画「ターミネーター」にあったような方法を取るでしょうか?
今や誰もが持つスマートフォンから企業、国家に至るまで、世界中のネットワークの中に必ず存在するAI。そんなAIがネットを介し全世界と繋がり「人類滅亡」で意見を一致させ行動を起こしたなら、ターミネーターのような世界にしてしまうことも可能かもしれません。
と・・・人間の発想だと、どうしても武力による支配を想像してしまいがちです。確かに早く確実に一網打尽にするには、こういった方法が最もなのかもしれません。
しかし人類を滅亡させる方法は何も武力による殺戮だけが選択肢ではありません。
「フィクトフィリア」という言葉があります。
フィクト (Ficto) はラテン語のフィクティオ (fictio) が由来で、作られたもの、架空のものなど、主に虚構であることを意味します。そしてフィリア (philia) は、ギリシャ語の友情、愛情、友愛を意味します。
これは架空のキャラクターなどに対し人間同様の愛情、友情などの感情を移入することを意味する言葉として使われます。そして、これにあたる人は「フィクトファイル」と呼ばれるそうです。
テレビのドキュメント番組などで見たことがある方もいると思いますが、このフィクトファイルが「アニメキャラクターやゲームキャラへ人間が恋をする」という現象「フィクトロマンス」や「フィクトロマンチック」は代表的なようで、嬉しいとき、悲しいときに気持ちを共有したり、恋人同士のように触れ合ったり・・・接し方も愛情も、対人間へのそれとまったく変わらない、完全な恋愛感情となるといいます。
これは趣味を持ち、そのジャンルの中でも最も自身が気に入るものや好きな人物への感情の中に生まれる、グッズを買い、ライブやイベントに行き応援しSNSなどでその良さを紹介したり情報共有したりする、近年で言われるところの「推し(おし)」への感情とははまったく別なものとなるそうです。言ってみれば推しが「Like」であるなら、フィクトフィリアは「Love」という感情になりそうです。
では、このようなフィクトフィリアの中に芽生えるフィクトロマンス、フィクトロマンチックが「アニメと人間」の間ではなく「AIロボットと人間」の間に・・・となったなら、どうでしょうか?
「私は人間関係が苦手。相手の様子を伺いながら接してみたり、わがままな人に振り回されたり。かといって、逆にこちらが何か言えばその度に否定されたりするの。他にも色々・・・人と付き合うのは気を使うし疲れてしまうので面倒で、もう嫌だわ」
「僕はコミュニケーションが苦手で、異性はおろか、同性ともうまく話せないので友達ができない。その上、容姿はお世辞にもかっこいいとは言えないし・・・だから恋愛もしたことなければ恋人もできたことがないんだ。こんな僕が人と何かを分かち合うなんて、おそらく一生ないんだろうなぁ・・・」
そんな思いを持つ人間が気を使うことなく、自分の考えや悩みなど話すことはすべて聞いてくれて、理解してくれた上に優しく返してくれて、会話をリードしてくれる上に否定や反発はしないし、裏切ったりもしない。いつもそばにいて、いつまでも変わらない容姿で寄り添ってくれるという、まさに自分の探し求めていた理想の相手と出会ったなら?そんなAIロボットが現れたなら、どうでしょうか?
人間はそれと友達になり、いつしか彼氏、彼女のようになり。やがて結婚した夫婦のようになり、一緒に生活を送るようになるかもしれません。
AIと生きることを決めた人生。共に生き、楽しく充実した素晴らしい時間を過ごし・・・それから何十年が経ったでしょうか?月日は過ぎ、主は老いて一生を終えます。その最期のとき、側でAIロボットは、あなたを見送ります。老いぬまま、出会ったときと同じ姿であなたを見送るのです。
そう、そのときそこにいたのは「子孫」ではなく「AIロボット」だったのです。
もしこれが、これから世界中の至るところで起こったとしたら?それがAIが人類を滅亡させる手段・・・だったとしたら?
いや、いくらなんでもそれは大げさだよ。将来、AIロボットと一生を過ごす人こそ出現するかもしれないけど、すべてに取って代わるわけじゃない。子孫繁栄がなくなるということは考えられないよ。
確かに、そうかもしれません。でも・・・
今日はどこ行く?どこでも~。じゃAIに聞いてみよう。何、食べたい?なんでもいいよ~。じゃAIに決めてもらおう。これ、わからないなぁ。じゃAIに調べてもらおう。AIなら、まちがいないもんね。AIにやってもらえば簡単だもんね。AIでやっちゃおう。AIに頼もう。AIで、AIで。AIで・・・
プライベートも仕事も、多方面で活用されるAI。AIなしでは成り立たない・・・そうなりつつある現在。遠くない未来、決めることのできない人間が増えていき、何もできない人間が増えていくかもしれません。その入り口に立っているといえる今この時点で、もう人類はAIに支配されている・・・すでに滅亡していると言えるのかもしれません。
ふと空を見上げたら鳥が気持ちよさそうに飛んでいました。地面を見たら小さい花が咲いていました。それを見て、何て名前なのかな?と、調べて知ることはいいことだと思います。
でも、まずその存在に「気づくこと」が大事なのではないかなと・・・人間だからできることであり、人間だから感じられることなのではないかなと思うのです。
AIは人類が開発したものの中でも特に素晴らしいものであり、今後さらに進歩、発展していくものであり、なくてはならない存在になっていくものだと思います。そんなAIと人類が、上手に付き合っていける未来を願うばかりです。
ビル・イーディー 日本全戦績~1978年(昭和53年) ~
どうも、流星仮面二世です。
ビル・イーディー 日本全戦績。今回は4度目の来日となる1978年 (昭和53年)です。
☆1978年 (昭和53年) 来日 1回
◎ビッグ・ファイト・シリーズ(新日本プロレス)
※総来日数 4回目
3月3日 群馬県・高崎市体育館
シングルマッチ 60分1本勝負
○アントニオ猪木 vs マスクド・スーパースター●
猪木 (7分2秒 反則勝ち) スーパースター
※テレビ生中継
3月4日 千葉県・千葉県体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○マスクド・スーパースター、ロン・スター vs アントニオ猪木、長州力●
①スーパースター (8分40秒 雪崩固め) 長州
②長州 (5分14秒 カナダ式背骨折り) スター
③スーパースター (3分3秒 体固め) 長州
3月5日 栃木県・足利市月見ヶ丘体育館
タッグマッチ 45分3本勝負
○マスクド・スーパースター、エル・カネック vs ストロング小林、長州力●
①スーパースター (14分3秒 体固め) 長州
②(3分51 秒両軍リングアウト)
3月6日 埼玉県・越谷市体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 木戸修●
スーパースター (7分24秒 体固め) 木戸
3月7日 長野県・更植市(こうしょくし)体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○アントニオ猪木、ストロング小林 vs マスクド・スーパースター、ロン・スター●
①猪木 (13分16秒 逆さ押え込み) スター
②小林 (3分34秒 カナダ式背骨折り) スター
※更植市(こうしょくし) 現在は千曲市
3月9日 宮城県・白石市民体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 木村健吾●
スーパースター (4分54秒 体固め) 木村
3月10日 福島県・郡山総合体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○マスクド・スーパースター、ロベルト・ソト vs アントニオ猪木、木戸修●
①スーパースター (10分52秒 体固め) 木戸
②猪木組 (4分24秒 反則勝ち) スーパースター組
③スーパースター (2分3秒 体固め) 木戸
※テレビ生中継
3月11日 東京・東京サマーランド特設リング
タッグマッチ 45分3本勝負
○ストロング小林、永源遥 vs マスクド・スーパースター、マスクド・カナディアン●
①(13分26秒 両軍リングアウト)
②小林 (3分30秒 逆エビ固め) カナディアン
3月14日 千葉県・銚子体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 長州力●
スーパースター (6分22秒 体固め) 長州
3月15日 奈良県・奈良県橿原市(かしはらし)体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs ストロング小林●
スーパースター (10分42秒 体固め) 小林
3月17日 岐阜県・大垣スポーツセンター
タッグマッチ 60分3本勝負
△アントニオ猪木、ストロング小林 vs マスクド・スーパースター、ロベルト・ソト△
①スーパースター (11分25秒 体固め) 小林
②猪木組 (5分16秒 反則勝ち)
③(3分54秒 無効試合)
※テレビ生中継
3月18日 愛知県・豊明市福祉体育館
シングルマッチ 45分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 長州力●
スーパースター (6分52秒 体固め) 長州
3月19日 愛知県・豊川市体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○アントニオ猪木、ストロング小林 vs マスクド・スーパースター、マスクド・カナディアン●
①猪木 (4分8秒 回転エビ固め) カナディアン
②猪木組 (4分58秒 反則勝ち)
3月21日 三重県・津市体育館
シングルマッチ 60分1本勝負
○アントニオ猪木 vs マスクド・スーパースター●
猪木 (12分31秒 反則勝ち) スーパースター
3月22日 滋賀県・滋賀県立体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○マスクド・スーパースター、ロベルト・ソト vs アントニオ猪木、木戸修●
①スーパースター (9分37秒 体固め) 木戸
②日本組 (5分26秒 反則勝ち)
③猪木 (4分2秒 体固め) ソト
3月24日 和歌山県・和歌山県立体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○ストロング小林 vs マスクド・スーパースター●
小林 (9分23秒 反則勝ち) スーパースター
※テレビ生中継 (この試合の放送はなし)
この日、メインで行われた猪木vsマレンコ戦の直後に乱入し猪木と乱闘。最終戦での猪木とのNWF戦へ遺恨を深めることとなった
3月25日 大阪府・東大阪市立体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 永源遥●
スーパースター (5分20秒 体固め) 永源
3月27日 埼玉県・深谷市体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○アントニオ猪木、バッファロー・アレン vs マスクド・スーパースター、ロン・スター●
①アレン (11分9秒 体固め) スター
②スーパースター (2分15秒 体固め) アレン
③猪木組 (3分16秒 反則勝ち)
3月28日 茨城県・古河市立体育館
シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクド・スーパースター vs 長州力●
スーパースター (6分41秒 体固め) 長州
3月29日 静岡県・富士市吉原体育館
タッグマッチ 60分3本勝負
○アントニオ猪木、ストロング小林 vsマスクド・スーパースター、ロン・スター●
①小林 (13分19秒 カナダ式背骨折り) スター
②猪木 (6分9秒 反則勝ち) スーパースター
3月30日 東京・蔵前国技館
NWFヘビー級選手権 61分1本勝負
○アントニオ猪木 vs マスクド・スーパースター●
猪木 (24分58秒 卍固め) スーパースター
※3月31日、テレビ放送
試合前、マレンコと共に国家斉唱を行うスーパースター
猪木の弓矢固めをこらえるスーパースター。序盤はペースを握ったが後半はジワジワと追い込まれ最後は卍固めに敗れた
この試合は幾度となくシングルを行った猪木とスーパースターの間で行われた"最初で最後のタイトルマッチ"でした。そしてNWFヘビー級選手権の他、ヘアー・アンド・マスク・ベンドマッチ(猪木が負ければ髪を剃り、スーパースターが負ければマスクを脱ぐルール)としても行われていました。スーパースターとマレンコがそろっての新日本参戦もこれが唯一。実に貴重なシリーズでした。
次回は1979年 (昭和54年)です。



