ザビエルは日本人びいき/世界の偉人たちから届いた10の言葉 | だいたい簡単で使えそうな本の読書ブログ

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世界の偉人たちから届いた10の言葉―日本への「ありがとう」/波田野 毅


歴史上の超有名人からの日本へのメッセージ
「アインシュタイン」「ヘレン・ケラー」「チャップリン」
「エジソン」「ゴッホ」「ザビエル」さん達からの
日本人に対するメッセージ等が書いてる本です
その内3つをピックアップしてみる



≪フランシスコ・ザビエル≫

「この国の人々は今までに発見された国民の中で
最高であり、日本人より優れている人々は
異教徒の間では見つけられないでしょう。」

「それがキリスト教信者の地方であっても、
そうでなくても、「盗み」についてこれほどまでに、
節操のある人々を見たことがありません。」

「日本人たちは、キリスト教の諸地方の人々が、
決して持っていない特質を持っています。
それは、武士たちがいかに貧しくとも、
大変貧しい武士はお金持ちと同じように、
尊敬されています。」

日本人は元々道徳性の高い国民性、
最近高齢者の万引きが増えてるってのは悲しいなぁ。
それにしても、あのザビエルさんがこんなに
日本を評価してたとは知らなんだ。



≪チャールズ・チャップリン≫

「みながみな、親切で正直だ。
何をやるにつけ、信用が出来る。
それがため、日本人が好きになり、
日本が好きになった」

当初運転手として採用した一人の日本人が、
実直で誠実な上に、人柄の良さに感銘を受けてから
どんどん日本人を秘書として採用するようになり、
一時は使用人が全員日本人だった頃もあるほど。
しかも、みなが仕事が出来て道徳的で、誰に対しても優しい。
そんな人を生み出す日本にどうしても行きたくなって
行ってみると、独自の美と文化を見てさらに好きになって
一時期「天ぷら男」と呼ばれてたくらい。



トルコが超親日になったきっかけ
≪エルトゥールル号事件≫

1890年和歌山串本沖で、トルコの軍艦エルトゥールル号が
台風に遭遇し、死亡者540名の大海難事故が起こる。
暴風雨の中、村民の命がけの救助と手厚い救護で
69名が命を取り留め、生存者は日本の軍艦で
全員を無事トルコに送り届けた。

これはトルコの教科書にも載っているほど歴史的重要な出来事。

それから約100年後
1985年イラン・イラク戦争
イラクのフセイン大統領が宣言
「今から48時間後にイランの上空に飛ぶ航空機はすべて撃ち落とす。」
各国が自国民を乗せて脱出していく中、日本は対応に遅れ、
日本人215人がイランの空港に取り残された。
万事休すの絶望感漂う中、リミット1時間15分前。
突然トルコから特別機2機が到着。
215人全員イランから無事脱出。
特別機を出した理由についてトルコの外交員はこう説明する。
「エルトゥールル号の仮を返しただけです。」

治療費を支払おうとしたトルコに対する
医師達の返答がカッコよすぎる
「ひたすら術を施しただけで、そのようなものをあてにするものではない。
 お金なら遭難にあったトルコ人にあげていただきたし。」
どこまでかっこいいんですか?

トルコの特別機の手配に対して
たしか小泉首相が、救出に関わったスタッフ全員に対して
勲章を渡したとか。

共通の敵ロシアもいたってのも大きいみたい。
ロシアから侵略を受けてたトルコは、日露戦争で
日本が勝った時も国を挙げて喜んだらしいから。

それにしても、世界三大料理の一つトルコ料理店
日本に少ないね。