目頭熱男のNo Anime,No Life -2ページ目

目頭熱男のNo Anime,No Life

文句を言いながらもアニメを見まくる天邪鬼な歯に衣着せぬ毒舌風味なアニメとか感想日記

ハッキリ言ってボクはジャンプアンチです。

 

甥っ子のために毎号買っているので読んでますが、こんなにつまらない漫画雑誌はねぇなと思いながらいつも読んでますから。

(個々の作品は別、雑誌全体として)

 

 

でも入院生活がこうも暇だとジャンプが週一の楽しみになってしまっちゃってるの。

あまりに暇なもんで普段読まないのも目を通しちゃったりしてさ。

 

 

今週号は合併号で次週は休みなんで良い機会なので一度ジャンプ連載作品について物申そうかなと。

 

 

 

 

基本、アレがツマンナイこれが面白くないと言うだけになると思うので、面白い記事にはならないと思うよ。

 

 

 

 

 

それでも今は単行本を買っているのが2作品もあるというキセキの世代。

 

まずはその好きな2作品から。

 

 

 

「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴)

 

ホント一昔前だったら打ち切られていただろうな、てか逆に言えばこのくらいのレベルの面白い作品も過去にジャンジャン打ち切ってきているのがジャンプ。

 

アンケート至上主義もいい加減にして、作品自体も見たらどうだい、仮にも雑誌編集だろ。

 

 

 

元々絵で売っている作風ではないけど、このところ人気が出て忙しくなったせいなのか、ギャグパートでの絵が荒れてきていると思う。

 

シリアスパートになったらドキッとする良い絵を描いてくれるのでそれほど心配はしていないが。

 

 

 

 

 

 

「ハイキュー!!」(古舘春一)

 

ずいぶん連載も長く続いているのに、未だに毎回毎回良い話なのはすごい。

ジャンプらしさに染まらず自分を貫いている感じが好きだ。

 

いい加減「四ツ谷先輩の怪談」の再評価が始まってもいいんじゃないだろうか。

 

 

少し前の田中さんのエピソードはよかった。

 

 

実は初期から日向の得体の知れないキモチワルサには気付いていた。

気付いていて無視していたんだが、なんとなくその正体が分かったかもしれない。

 

日向は本当に純粋無垢なまでに怪物級にバレーバカなんだ。

 

大げさな例えをするなら、人の命よりもバレーを優先するような、そんなレベル。

(いや実際そんなことはしないだろうけど)

 

 

 

 

 

 

 

次に、単行本は買わないけど面白い方だと思っている漫画いくつか。

一応大体上から好きな順に挙げていると思いねぇ。

 

 

 

 

「Dr.STONE」(稲垣理一郎、boichi)

 

これは面白いですね。

壮大な世界を一歩一歩進んでいく感じが良いですね。

 

絵も上手い。

作画担当の人のヤンマガの「オリジン」を入院してから読めてないのが残念。

 

ギャグ顔はもう少し工夫の余地ある。

 

スイカちゃんかわいい。

 

 

 

 

 

「約束のネバーランド」(白井カイウ、出水ぽすか)

 

これもなかなか面白いですね。

 

もう少し話の進みが早くてもいいと思うけど。

 

 

 

 

 

 

「斉木楠雄のψ難」(麻生周一)

 

アニメ版を見てからちょいちょい読むようになりましたね。

思ったよりもしっかりと作られていて面白い。

 

アニメの第2弾も決まったようでうれしい。

 

 

読みきりのギャグマンガも面白かった。

 

 

 

 

 

 

次は、面白いとは思わないけど普通に読めるものをいくつか。

 

 

 

「シューダン!」(横田卓馬)

 

前にダンス漫画描いてた人ですね、なんか、「帯をギュッとね」みたいなタイトルの・・・・・・・・(何だっけ?忘れた)

 

最初は面白くなさそうって思いましたが、段々良くなってきたかな、読む分には普通に読める。

 

 

欲を言えば画面が小さい。

サッカーコートの広さを感じない。

 

 

 

 

・・・あれ?、普通に読めているのこれだけか?

後は大体ツマンネェと思っているか自分の中には存在していない無視しているかどちらかですね。

 

面倒なので今週号の目次順に、

 

 

 

 

 

「ONE PIECE」(尾田栄一郎)

 

まだ読んでいる人いるの?

人気だという割りに、ファンだって言っている人を見たことがないのが「ワンピ」と「AKB」と「エグザイル」

 

 

昔は好きだったんだよね、なんと単行本も買ってた。

チョッパーが加わったあたりで、「パターン一緒だな」と飽きた。

 

久々に見ると絵が汚くて見る気が失せる。

 

単純にキャラの顔がキモチワルイ、なんか福笑いに失敗したみたいにパーツの位置おかしくない?

 

 

コマも小さくてゴチャゴチャしてて何が描かれているのか分からないんだけど。

 

昔は大コマで派手な絵を描きたいってのが伝わってきてたけど。

 

どーせ長続きさせなきゃいけないんだし、コマを大きくして分かりやすくさせたらいいのに。

今の1話分を2~3話くらいに広げれば一挙両得。

 

 

 

 

 

 

「ブラッククローバー」(田畠裕基)

 

よくある普通のジャンプらしい王道マンガだから読むだけなら読めるだろうと思っていたけど、普通に面白くないしギャグが不愉快なので読むのを止めた。

 

止めてすぐの頃にアニメ化決定の報があった。

ま、そうなるだろうと思ってた(ヒーローアカデミアがコケてるし)

 

ま、(漫画もアニメも)見ないけど。

 

 

 

 

 

 

「僕のヒーローアカデミア」(堀越耕平)

 

アニメ1期を見て読むのを止めました。

 

久しぶりに見たらすっごい劣化してますね。

 

絵だけはそこそこ良かったのが唯一のウリだったのに、何が描いてあるのか分かり辛くてたまらない。

 

絵だけはそこそこ上手いのが唯一のウリだったのに、絵で見せないで言葉で説明しだした。

漫画である意味ないじゃん。

 

しかもその説明がまた下手、頭が悪い人は喋らない方がいい。

 

 

 

 

 

「食戟のソーマ」(附田祐斗 佐伯俊)

 

読んでなかったけど意外とまぁまぁ面白い?

 

料理対決でジャンプっぽいバトル展開にしてるのかな?

 

まぁ退院したら読まなくなると思うけど。

 

 

 

 

 

「ぼくたちは勉強ができない」(筒井大志)

 

「ゆらぎ荘の幽奈さん」(ミウラタダヒロ)

 

この二つは同じ感想なので一緒に。

 

いわゆる劣化ToLOVEるですね。

ストーリーがある上でお色気があるのならいいけど、お色気だけしかないものは見ない。

 

だったらエロマンガ読むわ。

 

 

 

 

 

「火ノ丸相撲」(川田)

 

読み切りのときは好きだったんだけどなぁ・・・・・

 

新連載第1話のとき、「ヤッター!読み切りのときから応援してたんだ!」と期待して読んだら・・・・・・・あれ?、なんか面白くない。

 

台詞とナレーションで語りすぎ、文字を半分以下にしなさい。

 

 

むしろ打ち切られて欲しかった、読んでて不快。

例えるなら「黒バス」の相撲版。

 

 

 

 

 

「ROBOTxLASEBEAM」(藤巻忠俊)

 

「黒子のバスケ」はアニメ版は良い出来だったのでまぁ見てましたが、

相変わらず下手くそですね。

 

主人公はメガネのままの方がよかった。

 

早く打ち切られろ。

 

 

 

 

 

「HUNTERxHUNTER」(富樫義博)

 

氏の漫画は「狼なんか怖くない」から読んでますが、思い返してみると一瞬たりとも面白いと思ったことはないですね。

 

いまでもどのページを開いてみても、読みたい!&面白そう!、とは少しも思えない。

 

本当に何が良いのか理解できない。

前に知り合いが「レベルE」が好きで、無理やり貸してくれたけど1話読むだけで限界だった。

 

センスのズレなんだと思う、特にネーミングは最悪だと思う。

 

 

 

ついでに揚げ足を取ると、今回の話、

 

ゴキブリは空を飛べません。羽根の大きさ身体の大きさから下から上に飛び上がることはできないんだとか。

 

まぁきっと念で飛べるようにしたんでしょ(知らんけど)

「むっ!、ゴキブリが飛んでいる?・・・・・さては念かっ!」という展開になるんでしょ、知らんけど。

 

 

 

 

 

「青春兵器ナンバーワン」(長谷川智広)

 

第1話を読んで、「焼け野原塵」と同じ作者だと分かってしまったのがくやしい。

 

個人的には「焼け野原塵」の方が好きですね、まぁどっちも面白いとは思ってないけど。

 

でもまぁギャグマンガのジャンルでこれ以上のものを用意できないだろうから低空飛行で長続きすればいいんじゃない?(他人事)

 

 

 

 

 

 

「銀魂」(空知英秋)

 

完全に終り時を見失った代表的長期連載の一つ。

 

その他に無いギャグの切り口がアグレッシブで好きで、一時期ファンだったこともありました。

40巻くらいまでは単行本買ったけど、そのうちまんだらけにでも持ってくわ。

欲しい人いる?やるよ。

 

 

 

 

 

 

「クロスアカウント」(伊達恒大)

 

入院中に連載が始まったから読んだけど、そうじゃなかったら初めからスルーしていただろうな。

 

なんかマガジンみたいな内容だね、それこそマガジンだったらもうちょっと長続きしただろうに、もう打ち切られるねこれは。

 

2話目まではそこそこよかったと思うんだけどな、気付いたら無味無臭になってた。

 

打ち切りが濃厚になったからアイドルの方のヒロインは空気にして、幼馴染を立ててきたんだろうな。

 

 

 

 

 

 

「腹ペコのマリー」(田村隆平)

 

そういや「べるぜバブ」は最初の頃単行本買ってたな、何巻まで買ってたか覚えていない。

というか「べるぜバブ」のこと自体記憶に無いわ、ハハハ

 

新連載1話目からなんかダメそうと思ってスルーしてたけど、読んでみたらちょっと面白いところもありそうじゃん。

 

そう思った時期も1~2週間ほどありました。

 

 

う~ん、次回の作品に期待してくださいって感じ。

 

 

 

 

 

 

「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」(仲間りょう)

 

これはもうボクには理解できない、世代かセンスかなにか隔たりを感じる。

 

速攻浮世絵関係なくなったし。

 

 

ギャグマンガ読み切りを2回くらい載せてましたよね?、この作者だと知らずに読みましたがクッソ面白くなかった。

 

この人の常識とボクの常識は違うんだなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっていることは昔から新人発掘なんですよね。

 

数打ちゃ当る方式で打ち切りを繰り返し回転を早くして当ったものを売り出して搾り取る。

 

まぁお笑いブームのようなことを昔からやっているんだな。

お笑い芸人も漫画家も新人は使い潰していいと思っているらしい。

 

 

 

までも隣の芝生は青いというが、マガジン、サンデーはさらにヤべーからなぁ。

雑誌としての面白さならチャンピオンの方が上だと思うぞ。

 

(くっそ!、せっかく声のデカイおっさんが退院して静かになったと思ったら、今度はさらに五月蝿い下品でキモチワルイおっさんがやってきやがった!!

なんで?、何で世の中のおっさんはこうもみんな下品なの?、義務教育受けてないの?

ちょっと考えれば、とゆーかむしろ考えなくても常識の範囲内で分かるだろ!、迷惑だってことが!

 

そりゃゴミ・タバコのポイ捨てがなくならないわけだ)

 

 

 

 

 

 

入院中は暇だけど、傷が痛いこともあるから堅苦しい本より気楽な漫画が読みたくなるのね。

 

 

映画だったらコメディとかアクションとか見たいと思うわ。

今見れるなら「メガシャークシリーズ」とか逆にあえて見たい気分。

(予告編を見る)・・・・・・いや、やっぱいいや。

 

 

(病院にレンタルビデオの出張所とか作ったら儲かると思うぞ、だって暇だもん。

ポータブルプレイヤーとセットで貸し出してくれたら絶対利用客増えるって。

どうっすか?ビジネスチャンスっすよゲオさん)

 

 

 

 

とゆーわけで甘ゾンで安いのがあった文庫版の全巻セットを買ったのが、

 

「魁!!男塾」(宮下あきら 集英社)

であ~る!

 

 

ボクがご幼少の頃、なぜか大好きだったんですよね。

 

 

でも後半、ラストの方。

 

具体的にいえばファラオがギャグキャラにされたのがイヤで、丁度その頃ジャンプを読むのを止めてしまった時期と重なって最終回のあたりを知らなかったんですよね。

 

いつか最後まで読みたいと思っていたので読んで見ました。

 

 

 

まず大前提として、「男塾はギャグマンガである」ということ。

 

ご幼少の頃はそんなこと考えなかったけど、今になってギャグマンガだと思えば許せるというか、納得できるというか、すんなり腑に落ちますね。

 

 

「男塾といえばバトルマンガ」というイメージが強いかと思いますが、改めて読み返してみたら、序盤のバトル展開になる前のギャグだった頃の話の方こそ良く覚えていたから不思議。

 

男塾名物直進行軍や油風呂は1話2話だったんですね。

 

その後の長いバトル展開があっても色褪せないで強烈なインパクトを残したままってのもすごい。

 

 

 

 

イメージとしては「キン肉マン」と「北斗の拳」を足して3で割った感じかな?

 

絵柄は劇画調だけどやっていることのその場限り感は「キン肉マン」に勝るとも劣らない。

 

設定の矛盾なんか数え上げたら本当にキリがないからね、むしろ最後まで貫いている設定を探す方が大変。

 

たしか「アストロ球団」でも、実は元々目が見えなかった、というキャラがいたはず。

 

 

 

 

 

 

 

肝心の闘いの部分も改めて見たら小細工が多いのね、毒とかよく使うし、全然男らしくないじゃないか!(笑)

 

ふぅー、ギャグマンガでよかった。

 

 

 

 

刀を口で使ったり、

 

軟体で手足を伸ばして攻撃したり、打撃が効かなかったり・・・・・

「Wンピース」は「男塾」のパクリ説が出てきましたよ。

 

 

 

 

藤堂兵衛が剣桃太郎の素性を調べさせて、「な、なにぃ・・・ま、まさかこやつは・・・・・・・・」ってなったのに、結局なんだったのか明かされなかったのが私木になります!

 

実は藤堂兵衛の落とし胤、隠し子、とかそういうオチかと思ったけどそうじゃなかった。

 

 

 

 

後半、ファラオがギャグキャラにされたのは、そのときのメンバーがクール系ばかりでギャグ担当が他にいなかったからなんですね。

 

事情は分かるけど・・・・・・・

 

 

 

 

 

後半の闘い、途中で切り上げちゃいましたね。

まぁ単行本で読んでいてもあそこは既にダラけているのは分かりましたからね、しゃーない。

 

むしろ英断。

 

だからその後の西のエリート校との対決は初期の雰囲気があってよかった。

 

 

 

 

 

そして忘れちゃいけないのが民明書房であろう。

 

今になってみてみると、当時なんで信じちゃったんだろう、冷静になって読んでみると穴だらけで信憑性皆無だよ。

 

これを力技で説得力のあるものに見せたのはすごい。

おそらく現代では使えない技でしょうね。

 

 

昔アフタヌーンで連載していた「G組のG」(真右衛門 講談社)の欄外の作者からの一言で、

「ようやく民明書房全集をそろえた」

とあったのは大爆笑ものでしたな。

 

 

このブログで読書の話をほとんどしてこなかったのは、ボクが別に読書家でもないからです。

 

賢くてハンサムだからそう誤解されているようですがボクの読書量なんて極ささやかなものですよ。

 

 

それでも一応常にカバンに文庫本を入れてたりして、本を読まない人からしたら読んでいる方ですけど、

1冊読むのに数ヶ月も掛かっていて、年に数冊しか読めていないので読書が趣味だなんて恥ずかしくって言えたもんじゃないんです。

 

それにボクの周囲には、誇張じゃなくボクの数百倍~数千倍の本を読んでいる人が実際にいるので、本物の読書家を前にしてとても言えないっす。

 

 

なもんで仮に感想記事を書いたとして、ボク程度の読書力じゃ気の利いた感想なんざ書けっこないのです。

(まるでアニメの感想は良いこと書いているみたいな言い方だな)

 

 

 

 

 

と、まぁ言い訳がましい前置きを置いておいて、入院中にいくつか読んだので珍しく読書の話題でもしようかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

入院してまず初めに読んだのが、

 

 

「ま・く・ら」(柳家小三治 講談社文庫)

 

落語家 柳家小三治師匠の、落語導入前のまくら、というかもうフリートークですね、それを集めて再編集した一冊です。

 

いや~、これが面白い!

 

 

大いなる趣味人柳家小三治、趣味の延長でたまたま落語が仕事になった人・・・・・・・

って思ってましたがズバリそのことをこの中で自分自身で仰っていましたよ、やっぱりね。

 

 

そんな幅広い視野と知識を持つ小三治師匠のお話は実に面白く興味深い。

 

なんですかね、物の見方、捉え方が普通の人よりも一段高いというか、多方面から見えているというか、非常に柔軟で深い考え方が素晴らしくためになります。

 

なんてそんな小難しいこと言わなくても、単純に話の構成が上手いんでしょうね、

日常のよくあることでも言い回し一つで(舌先三寸でってゆーと意味合いが変わるな)面白く興味深く感心してしまうのが笑える。

 

 

個人的には「駐車場物語」が好きです。

バイクも出てくるしなんと言ってもオチが素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

「もひとつ ま・く・ら」(柳家小三治 講談社文庫)

 

次に読んだのが2巻目とも言うべき小三治師匠のまくらの本。

この二冊はいつでも読めるようにと買ってあったのを家人に持ってきてもらったの。

 

 

1冊目に比べてこちらは正直そこまで面白く無かったですね。

 

おそらく元々2冊目を出すなんて予定は無くて、面白い話は1冊目に全部詰め込んだから2冊目のはその残りかすみたいなものだからなのかもしれませんね。

 

それでも面白い話もいくつも収録されているんですけど、フリートークじゃない、ちゃんとした落語の前のまくらまで収録されているのが個人的にイヤですね。

 

それはこの本のコンセプトとは違うんじゃないかと。

 

 

 

 

 

 

次の2冊は会社の同僚が見舞いに持ってきてくれたものですが、ハッキリ言ってそれはやめた方が良い。

 

仕事の休憩中によく本を読んでいるので買ってきてくれたんだろうけど、こういうのは趣味のものだからね、好き嫌いやこだわりが人によって変わるものだから。

 

例えばボクがいくらアニメ・漫画が好きだからって「けいおん」のBD-BOXや「ワンピース」全巻セットをプレゼントされてもまったく嬉しくないでしょ?

貰いもんだから売るのもためらわれるし。

 

それにもしボクが本当に読書家だったら既に読んでいた可能性もある。

 

そゆときは「おぅ、お前さん本好きだったな?、入院中暇だろう、買ってきてやるからなにがいい?」、とすべきだったね。

 

 

せっかく買ってきてくれた相手に直接言えないチキン野郎ですが、まぁ暇だし、読んだことないものだったので読みましたけど、やっぱボクはこういうジャンルは違うなって改めて分かった。

 

 

 

まず1冊目は、

 

 

 

「素敵な日本人 東野圭吾短編集」(東野圭吾 光文社)

 

まずね、ボクは洋の東西は問わないけど、基本古いものしか読まないのよ、オールタイムベスト的な。

 

現代作家は前に森博を読んだくらいでほとんど読まない。

 

だから東野圭吾っていわれても、名前に聞き覚えくらいはあるけど代表作がなんなのかすら知らない。

 

 

短編集だってんで先に読みましたが、感想は一言で言えば

 

面白いけどクッソつまんない。 

 

です。

 

 

まず最初に気になったのが文章ですね。

別にボクは国語の先生じゃないので文章の良し悪しなんざ分かりゃしやせんけども、

なんか・・・・・・・、変な感じがしましたね。

 

別に悪いってほどじゃないけど、ただ状況を書いているだけってゆーか、文章に魅力がないんだよね。

 

良い作家の文章って数行、それこそ一行読んだだけで「おおっ!」ってなるじゃん?

 

漫画で例えるなら絵の魅力かな、ページを開いただけで惹きつけられる魅力ってのが無い。

 

絵(文章)はキレイかもしれないけど、見たい(読みたい)って思わせる魅力がない藤島康介みたいな作家だと思った。

 

 

 

内容もこれは・・・・、帯とかによるとミステリとかサスペンスって言ってんけどさ、これ、ミステリやサスペンスか?

 

一言で言えば「世にも奇妙な物語」だねこれは。

 

 

物語展開とか設定とか考えられているのは分かる。

でもそれだけって感じ。

 

矛盾点疑問点もぽろぽろあるし、読み終えた瞬間「なにこれクッソつまんねぇ!(怒)」と思わず叫んでしまった短編もあったし。

 

劣化星新一って感じの作家だと思った。

 

 

まぁまぁそれなりに面白いのもいくつかあったけど(趣味ではないけど)

 

「正月の決意」がこの中じゃ一番好きかな。

個性的な登場人物が多くいるし、それこそ「世にも奇妙な物語」で映像化したら面白いと思う。

 

「レンタルベイビー」もちょっとSFチックでよかった。

オチも良い、小説ならではの技法ですね、これは映像化できない。

 

 

この作家のは絶対に二度と読まないでしょう。

 

 

 

 

 

もう一つ差し入れで貰ったのがこれ。

 

 

「コンビニ人間」(村田沙耶香 文芸春秋)

 

これまた知らない作家、知らない作品ですね。

 

芥川龍之介は好きだけど、芥川賞は芥川が書いているわけじゃないから興味ない。

 

 

こちらは上のと違い文章にはなんとも思いませんでしたね。

すんなり読めたからやっぱ上の作家はダメなのかって思った。

 

 

内容もなかなか良かった、序盤は興味深くスラスラ読めた。

 

でもやっぱアレだな、帯とか裏表紙とかに書いてあるの読んだらダメだな。

何でそんなとこでネタバレ攻撃してくんの?、最悪なんですけど。

 

 

 

途中まで面白かったんだけど終り方が唐突ですね。

 

てか、え?・・・・・・これあれでしょ?、完結してないよね?

ここまでが前半かな?、きっと下巻があるんだよね?

 

 

そこまでが良かっただけに終り方があっけなくて驚いた、これはない。

 

よーするにサイコパスの物語ですね、なのでどこかで一波乱あるんじゃないかというちょっと恐ろしげな雰囲気を匂わせつつ、なんもなしでフツーに終わったのがすごい肩透かし。

 

「出だしは良いの思いついたけどどうまとめよっかな~?、いいや、無理やり閉めちゃえ!」、という作家の気持ちが見えてくるようだ。

 

 

 

これが芥川賞か(まぁ芥川賞がなんなのかよくわかんないけど)

 

これでハードカバーで1300円か・・・・・・・

 

200ページもないじゃん、紙の余白も多いし実質100ページがいいとこでしょ。

 

 

 

 

 

というわけで、やっぱり現代の作家は読まないことに改めて決めました。

 

(あ~「六花の勇者」の新刊まだかなぁ~)

 

 

 

 

 

 

今は、

 

「盤獄の一生」(白井喬二 未知谷)

 

を読んでます。

 

とゆーか元々入院中はこれを読もうと思ってたんだよね。

 

 

 

役所広司主演でドラマ化してましたが、それを見た後に読んで以来です。

とても面白かったので死ぬ前にもう一度読み返したいとず~っと思っていたんですよね。

 

 

白井喬二は明治生まれの作家だそうですが、やはりボクはこのくらいの時代の作家が好きですね。

 

本も分厚い、500ページ以上あってしかも1ページが二段に分かれているので実質はその倍。

 

(まぁボリュームがありゃいいってもんじゃないですけどね。

ね、京極さん、ホライズンさん)

 

 

 

時代の重みとでもいうんでしょうか、文章の一語一語が重い。

 

堅苦しい重さじゃなくてどこかひょうきんな軽さもあって読みづらいことも無いんですね。

 

 

意外と内容もコメディーなんですよね、なかなかバカバカしい喜劇で笑える。

 

昔読んだ感想で、今はうろ覚えなんですけど前半は喜劇で行く先々で盤獄がちょっとひどい目に遭ってしまう。

 

それが後半は急に真面目に、それこそ哲学めいた内容になって感心するとともに考えさせられる。

 

そんな感じだったはず。

 

 

 

 

3000円くらいとなかなか高額ですが、上の2冊が1200~1300円だとすると全然高くないですね。

 

今の人向きじゃないかもしれませんが、これはおススメです。

 

 

 

 

 

なので今は「盤獄の一生」読んでいるから本の差し入れはノーセンキューですよ。

漫画なら歓迎する。

入院生活がクソな理由はいくつかあるが、一つに「強制的な共同生活」というのがある。

 

ボクみたいな人間嫌いにはこれが実にツライ。

だって知らんおっさんと一つの部屋に押し込められるんだよ。

 

カーテンという結界があるから静かにしていた問題はないんだが、おっさんという種族には「いびきがうるさい」という特性を持っている種が多くいるんですよ。

 

いやもうホント勘弁してくれ。

なんでテメーの迷惑のせいでこっちがわざわざ耳栓しなきゃいけないんだよクッソ。

 

 

まぁ自分自身いびきをするタイプかどうかわからないんだが・・・・・・

まぁ見てわかるとおり、ボクのようなハンサムで上品な紳士がいびきをかくはずがないよね。

 

 

 

でもそれは百歩譲ってしゃーないから許せるんだけど、ムカつくのがヘンに仲良くなってお喋りしている人たち・・・・・・・・・

 

うっさいんじゃ!、ここにいるのはオメーらだけじゃねーんだい!

 

しかもおっさんだからミョーにデカイ声張り上げて、しかも会話の内容がアタマワルイ。

 

だから他人と関わりを持ちたくないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで気分転換に漫画の話題でもしよーかね。

 

買う予定だった6月発売のものから残り3冊です。

ネタバレもあるかも知れないっす。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベルセルク 39巻」(三浦建太郎 白泉社)

 

おおー!、新刊出とったんかワレ!、何年ぶりですか?

アニメ放送と合わせたんですね。

 

 

雑誌の方ももう読んでいないし、前の巻でどこまでいったかあんま覚えてないんだけど・・・・・・・

 

え~っとたしか、人魚の話が終わったんだっけ。

じゃあもう妖精の国に行ったのかな?、表紙もそんな感じだし。

 

 

 

作者が存命中に終わらないかもしれない漫画の話題で常に登場する「ベルセルク」ですが、

ボクはそこは別に心配していないんですよね、なぜか。

 

 

「ゴッドハンドを全員ぶっ倒すぞー!」となったら終りが見えなくなるけど、この作品の着地点はそこじゃないと思うんですよね。

 

 

 

あと別に全然気にならないことなんだけど、腐女子さんたちはグリフィスとガッツに反応はしないのかな?

 

(グリフィスの、誘い受け?

グリフィスが受けなんだけど精神的立場はグリフィスのが上、とかそんな感じ?)

 

 

 

 

 

 

 

「うらたろう 4巻」(中山敦支 集英社)

 

不死の鬼人と余命僅かの姫君の和風ファンタジー冒険談。

 

この4巻がどこまで収録されているかわからないけど、びっくりしたのが、「えっ?ここまでが序章なん?」ってこと。

 

 

次のページでは何が起こるか予想が付かないどんでん返しの連続が好きなんですけど、

なんか・・・えっ?、あんま評判よくないの?

 

「この作者いつも同じパターンだな」って言われているらしい。

 

う~ん「ねじまきカギュー」は最初の方しか読んでなかったからなぁ~。

 

 

まっ、他人の意見なんかどーでもいいや、ボクは面白いと思っているもん。

 

 

新章になってからずいぶん雰囲気も変わったけど、その先どうなっていくのか、私木になりますっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「棺の中は黄色いバラ 2巻」(タカハシマコ 幻冬舎)

 

タカハシマコ作品は大体買っているんだけど、「?、こんなのあったっけ?」と思っちゃいました、ぶっちゃけ。

 

 

ああーなんか、誰かを殺すとか死ぬとか、そんな物騒なことを少年少女が言うサイコパス的な物語があったっけ?それか。

 

 

タカハシマコの絵は好きなんだけど、物語はぶっちゃけ・・・・・・・ね?

 

思い切ってギャグとか描いたら面白いかも。

入院という一種の軟禁状態なんでね、オタクとしての活動が非常に限定されてしまっているんです。

 

 

なんでブログに書くことが特に無い、人の悪口くらいしか思いつかない。

 

 

外に出れないのが非常に痛い、「鷲尾須美」「BLAM」「なのは」などのアニメ映画も観に行けないし、お買い物が出来ないのがツライ。

 

 

ネット環境はあるので通販は出来ますけど、ほら、漫画って店舗特典のペーパーとか付くじゃないですか、

 

それにお店で買うことでそのお店を応援したいって気持ちもあるの、主にコミックZIN。

アニメイトだとポイント付くし。

 

 

 

 

というわけで買う予定だった、退院したら買う漫画の紹介をしようかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

「青野くんに触りたいから死にたい 1巻」(椎名うみ 講談社)

 

これは前に紹介したので簡単に。

 

今連載中の漫画で「ダンジョン飯」に次いで注目している漫画です。

 

 

今ふと思ったけど「触る」って文字もヘンな漢字ですね。

 

「角」に「虫」なのか・・・・・・、昆虫の触角からきているんでしょうか?

 

意外と不気味な文字、それがこの漫画の表紙に似合っているのぅ。

 

 

 

 

 

「猫ヶ原 3巻」(武井宏之 講談社)

 

武井宏之氏は今となって希少な、純粋なまでの「少年漫画」を描く作家だと思っていたんですが、こちらは予想に反してダーティな泥臭い漫画で良い意味で期待を裏切ってくれました。

 

 

・・・・・・まぁでも、序盤は面白いけど後半gdgd、といういつものパターンになりやしないかという不安もあるっちゃある。

 

 

コロコロアニキの「ダッシュ四駆郎」の最新話もなんかヘンな方向にシフトしたっぽいし。

 

「ユンボル」の続きはどうなったん?

 

 

 

 

 

 

「官能先生 1巻」(吉田基已 講談社)

 

「恋風」が好きだったんで「夏の前日」も買いましたが、なんだったらこの新作は買わなくてもいっかなってちょっと思っている。

 

読めば面白いんだろうけど、買うほど好きかっちゅーとビミョーだね。

ぶっちゃけ部屋にもう置く場所ないし、なんだったら「夏の前日」も誰かに譲ってもいいくらい。

 

文学っぽい雰囲気は気に入っているんですけど、ホラ、ボクってロリコNじゃない?、大人のエロティックな恋愛ものとかあんまし興味ないのよ。

 

 

吉田基已は「恋風」だけでいっかなって、その前の作品も結局買ってないし。

 

 

 

 

 

 

以上6月発売の講談社から3冊でした。

 

次回6月発売の残りを書こうかしら。

 

以前、連載が始まったばかりの漫画で他人にオススメしたいほど面白いのが二つある、と言ってそのうちの一つ

「青のフラッグ」(KAITO 集英社)を紹介しましたね。

 

「青のフラッグ」に関しては正直その時点で第1話しか読んでいなかったんですよね、

なんかweb漫画を読む習慣みたいのが無くて。

 

なので1巻のラストで予想外の展開になってしまう様子で、あまり他人に奨められるものでもないかな?、とか思っちゃいました。

 

(個人的には好みの展開なんですが大衆的ではないかな?、という展開。

まぁまだギワク段階だけど)

 

 

 

 

でも今回紹介するもう一つのはちゃんとず~っと読んでいるので胸張ってオススメできまっす。

 

 

 

 

 

「青野くんに触りたいから死にたい」(椎名うみ 講談社)

 

 

6月に第1巻が出たばかりかな?、発売前に事故っちゃったのでまだ買ってないんだ。

 

 

奇しくも「青のフラッグ」と「青」つながりですね。

 

 

なんかwebでの1話試し読みが早くもすごい回数読まれたとかで、個人的趣味だけじゃなくちゃんと評判の高い反響のあるものらしいので大手を振ってオススメできますな。

 

 

 

おそらく数年内に実写映画化、アニメ化などされることでしょう。

これは予言だ。

 

これは出来れば日本の青春映画で見てみたい、そのときまで映画を作る環境が残っているかどうか・・・

 

 

 

 

 

ネタバレになるとアレなのであまり語りませんが、

 

ラノベみたいな長いヘンなタイトルだと思ったでしょう?、ボクも初めそう思いました。

 

なので期待しないで読み始めたところ、割りと早い段階でタイトルの意味がわかる場面が来ます。

 

そこを読んだ時にぃぃー!!・・・・・・・・

すっごいね、 ゾクッ! ってしたんだよね。

 

「君の膵臓を食べたい」みたいな感じかな?、まぁ違うんだけど。

 

 

それからもうすっかりファンになっちゃいました。

 

うん、オススメしてもいいと思う。

 

 

 

主人公の優里ちゃんの声は能登麻美子がいいと思ったけど、能登麻美子だとガチ過ぎるので逆にナシかなって思った。

 

早見沙織とかかな?、もちょっと子供っぽい感じがいいんだが。

 

 

 

 

本屋に行けない身体なのでどういう扱いを受けているのか、(大量平積みなのか、少量しか入荷されていないのか)わからないし、評判がどの程度なのか知らないけど、来年再来年あたりのなんか漫画のランキングで上位入賞するに違いない。

 

 

 

8月には椎名うみ氏の短編集も発売されるようで嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ含む、かも 

 

   ↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンルでいうとホラーですね。

 

ホラーでラブコメ、純愛ですね。

 

 

絵柄は一見ほのぼのとしていてグロ要素もほとんど無いんだけどしっかりと怖い、ちゃんとホラーしている。

 

以外に設定とかもしっかりしているようだし。

 

そしてどことなくエロティック。

 

直接的な表現じゃなく、キャラの表情で見せてくれるのが良いですね。

 

 

前々から思っていることでこのブログでも何回か書いたかもしれませんが、

・漫画に絵の上手さはそんなに必要じゃない。

・画力より表現力が大事

 

表現力とは何が描かれているのか読者に伝える力、中でも人物の表情が特に重要だと思う。

 

そういう意味で「青のフラッグ」も「青野くんに触りたいから死にたい」もキャラの表情がとても素晴らしい。

 

 

 

 

ヒロインの純粋な気持ちが、「あ、こいつ本気なんだな」ってのがわかって怖い。

一個書くのを忘れていたようだ。

 

 

 

 

「ID-0」 6点

これはなかなか面白かったですね。

 

 

監督が同じなのでおそらく「アクティブレイド」と同じスタッフなんだと思う、作品のノリも一緒だし。

 

「アクティブレイド」はぶっちゃけビミョーだったけど「ID-0」は面白かったですね。

「アクティブレイド」でやりたかったことはこれだったんだな、って思った。

 

 

違いはなんでしょうね?、シリアスとコメディの割合の差かな?

 

「アクティブレイド」は最初シリアス系かと思ったんですよね、それが思った以上にコメディ色が強くて戸惑った覚えがある。

 

「ID-0」は最初からコメディしてて、その中にシリアスを散りばめていったって感じがする。

 

 

「アクティブレイド」はあれもこれも見せようとして結果焦点が定まらない感じだった。

 

「ID-0」は格キャラの見せ場はつくりつつも、見せたい一つのものがしっかりとあったので物語りも分かりやすい。

 

 

あとぶっちゃけ「アクティブレイド」はキャラデザが良くなかったかも、少なくとも主人公に魅力がない。

主人公のキャラクターを練り直したら面白くなる可能性あると思う。

 

 

 

故田中一成さんのボイスを使ったのも泣かせる演出。

「プラネテス」やってたから仲良かったんだろうなー。

(入院中に「プラネテス」を見返したいと思ったけど、持ってるのBD-BOXなんだよね、DVDじゃないと再生できないの)

 

 

ED主題歌が影山ヒロノブさんというのも良かった。

 

影山さんは長いこと、JAMやったり女の子声優のプロデュースしたりでソロ歌手として活動していなかったんですよね。

 

ハッキリ言って影山ヒロノブにそんなの求めてないから!、歌手としての影山さんをず~っと待っていたから!

 

 

 

「ID-0」も最後まで見たいですね。

もうタイトルの意味がわかってますからね、そうなると何故そうなったのか知りたいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~

・・・・・・・・なんかね、もう入院して一ヶ月以上経つんだけどね。

 

なんつーの?入院ストレス?、的なものがそろそろ溜まってきましたヨ?

 

 

はぁ~もぅ~なんだかなー、色々ツライ~~~、ヒマだ~~~

 

暇つぶしに本とか漫画とかアニメDVDとかノートPCとか持ち込んだけど、傷がうずいて集中できない~

 

痛みとか痺れとかも大分引いたけど、それでもまだ残っている、痛くてたまらないってほどじゃないけど無視できるものでもない、なもんで本も読んでられない。

 

 

 

あとね、入院してから大きな声を出していないってことに気付いた。

声を出すのって結構ストレス発散になるらしいのね、だからね、今ね、ちょっとね、歌を歌いたい。

 

 

 

 

た~と~え~今日ぅ~のぉ~~♪

夢が壊れさぁ~~っても~♪

望み明日につぅ~~なげ~♪

人は生きるものぅ、なぁのかぁ~♪

入院中に見たアニメ、今回は劇場アニメ特集です。

 

お気づきの方もいると思いますが妙に古い作品ばかりなんですよ。

なぜかというとボクのノートPCはブルーレイを再生できないから。

 

いやブルーレイは再生できるんですけど、リージョンかなんかの関係かわかんないけど、市販されているアニメのブルーレイは再生できないっぽい、全部試したわけじゃないけど。

 

なので確実に見られるDVDをお家の人に持ってきてもらったの。

 

 

 

 

 

「バオー来訪者」

 

私の記憶が確かなら、おそらくボクが生まれて初めて買ったアニメ作品が「バオー来訪者」です。

 

もちろん当時はビデオテープでした。

あのビデオはどこ行っちゃったんだろ?、長年のアレで失われてしまったようですが、今あっても再生する機械がないけどね。

 

 

なので新たにDVDで買いなおしたもので見ました。

ジャケットイラストが今の(ジョジョ5部~6部頃?)の荒木の絵柄なので違和感ヤバイ。

誰これ?、・・・・えっ?、これが育朗とスミレなの?

原作者が原作しイプ?

 

 

ボクは荒木飛呂彦のファンだけど、ジョジョファンってゆーより初期の荒木作品のファンなのよね。

 

ジョジョをアニメ化するくらいなら「魔少年ビーティー」をアニメ化すべきだ。

パク路美か皆川純子で。

 

デビュー作の「武装ポーカー」はイーストウッド監督で1時間くらいのショートムービー作って欲しいと前々からいっとるであろうが。

 

 

 

89年のOVAだし、原作との違いもまぁ多少ありますがスピーディなバトルシーンはかっこいいですね。

 

やはり荒木飛呂彦だからなのか、衣装がかっこいいですね。

特にスミレちゃんの服装は現代でも通用するレベルなんじゃあないかと。

 

主題歌が町田義人さんだったのがちょっと驚き。

「宝島」の主題歌の人ですよ。

 

 

 

初めて「バオー来訪者」を読んだのは、小学生の時、床屋の待合室で読んだジャンプででしたね。

 

ショッキングなグロい内容だったんですがミョーに引き込まれましたね、もはやトラウマレベルで。

 

主人公が変身して戦う・・・・・、というのはいくらもあるが、化け物になってしまいもとの自我があるかどうかすら疑わしい、その上そのために長く生きられないことが確定しているなんて、すごい設定。

 

少年漫画ヒーロー漫画というよりホラーですね。

 

主人公の能力が「溶かす」というのもショッキング。

 

 

出来ればアニメでマーチンとの戦いが見たかった。

 

アニメ版のバオー犬がやたらかっこよくて好き。

育朗との共闘とかありえたらものすごかったろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「バンパイアハンターD」

 

「D」のアニメは二つあるらしく、こちらは2001年公開の田中秀幸verですね。

 

これとの出会いは毎週レンタルビデオ屋に通っていた頃、たまたま偶然借りて以来ドハマリして、

結局計5回くらいレンタルして、借りている間中始終流しっぱなしという奇行をしてましたね。

 

 

いや~久々に見たけどね、やっぱすごい好き。

ここまで完成度が高い作品もめったにないんじゃないかってくらい良く出来ている。

 

アクションシーンもスピーディでスタイリッシュでかっこいいし、静かな会話シーンも雰囲気よくて面白い。

 

 

名シーンだらけなんですが特に好きなのが青野武さんの場面。

静かな会話のシーンだが逆転劇が面白い。

 

久々に見たらそのときの保安官が小山力也さんだったと知った。

 

 

ライバル(?)のハンター兄弟も良いキャラしてますね。

特に関俊彦さんのキャラの戦闘モードの時の表情が好き。

 

 

一つ不満があるとすれば、狼男との対決をもっとちゃんと描いて欲しかった。

 

主題歌は不満じゃないのかって?

それはもう諦めている。

 

 

 

どうも日米合作らしくて、普通にDVD買おうとしたら英語verしか収録されていなくて危うくだまされるところだった。

 

レンタルなら平気だろうけど、ちゃんと日本語verも収録されているか確認した方が良いよ。

 

 

 

 

 

 

「妖獣都市」

 

初めて見たのはいつだったか、その昔深夜に放送していたのをたまたま録画していたのね。

 

まぁ一言で言えば、エログロかな。

SEXシーンも普通にあるし今だったら放送できないね。

 

 

エロいし、アクションシーンもかっこいいけどそれ以上に気に入ったのが逆転劇なところですね。

 

「ああっ!なんとっ!!、そうだったのかぁっっ!!」、という驚きが当時新鮮でしたね。

 

87年の作品ということもあって多少古いと感じる部分もありましたが今でも十分以上に通じる良い作品だと思います。

 

 

 

 

「バンパイアハンターD」と「妖獣都市」、どっちも菊池秀行原作なんだよね。

 

薄々気付いていたけどアニメ版もなんつーかどっちも一緒だよな、と思っていたら両方とも川尻善昭監督だったんですね!

 

こうなったら川尻監督作品を追いかけてみようかな。

 

「獣兵衛忍風帖」とかもともと興味あったんだよね。

お見舞いのゼリー率の高さはなに?

 

 

あたしゃ友達もい(ら)ないので家族以外めったに面会に来る人なんざいやしませんけれども、数少ない面会人が示し合わせたかのようにゼリーばっかり持ってくるのはなんなのよ。

 

 

いやゼリーは嫌いじゃないし、なんとなく理由も分かるけどさ。

 

 

多分、栄養ありそう(果物だから)、消化によさそう、

といった理由で選んでいるんだろうがはっきり言って入院患者の見舞いにゼリーは少々不適切であると言いたい。

 

 

・まずゼリーは通常冷やして食すものということ。

 

病室に冷蔵庫はあるだろうか?

ウチのとこには一人用の冷蔵庫が患者ごとに用意されているから普通にあるのかもしれない、

だがウチのところは有料だ。

 

大した金額じゃないが、わざわざ現金払って冷やすのはなんともめんどくさいし勿体無い気がする。

 

 

・そのままじゃ食べにくい

 

スプーンが無いよ、ゼリーだけ渡されても困るのよ。

 

それに意外と汁が跳ねたりこぼれたりで汚れやすいし、手に付くとべたべたするし、ティッシュなんかもあるとは限らないし、洗面所に行くにしても気楽に行けるくらいならそもそも入院してないっちゅーんじゃ。

 

 

 

以上のことからお見舞いにゼリーは控えたほうが良いと言いたい。

 

常温で日持ちがして、食べるのが簡単でこぼしたりしにくいものがいいんじゃないかと。

 

 

 

 

 

 

というわけで入院中にこんなの見てたよってのを紹介する第2弾。

 

 

 

 

 

 

 

「絶対少年」

 

改めてこれを見て、「絶対少年」が好きだといっているボクは、いよいよもって変な趣味だと我が事ながら妙に納得がいった。

 

久しぶりに見たら思った以上にヘンな作品だなって思った。

 

まず、「どんな物語なの?」と訊かれてもなんて答えたら良いかわからん。

つい先日見たばかりなのに説明しようがない。

 

 

少年少女の・・・・・・ちょっと、いやかなり不思議な青春ストーリー?

 

中高生たちの物語だから、「青春」であることに間違いはないんだろうが、あんまし明るくない方の青春なんだな。

 

でも暗くはない、最終的には前向きの方向性だし。

 

 

物語の進行や、作品世界の雰囲気が全体的に地味で淡々としているのが好き。

でも決してそれだけではないというか・・・・・

う~ん、やっぱりなんと言ったらいいか分からん。

 

 

携帯電話が流行りだした頃の作品なので作中で活用しているが、決して好意的に扱っていないのがまた良い。

かといって否定的でもないのがまたいい。

 

 

 

うん、やっぱりよく分からん。

ボクはやっぱり好きだけど他人におススメは出来ないな。

 

 

 

「絶対少年」なんてタイトルですけどBLじゃないっすよ、

似た名前の同人サークルとも関係ないっす。

 

原作(?)が現代アーティストの作品とかで、その人の工房が「絶対少年」ってゆーんだそうだ。

 

 

 

 

 

 

「IGPX」

 

ここまで色々見てきて何故かバンダイビジュアルが多いことに気付いた。

 

当時は気にしていなかったけど、これはなんとプロダクションIGとカートゥンネットワークの日米共作なんだって、すごいね。

 

どうりでDVD特典に英語音声があると思った。

(ちなみに英語版は違和感がすごい、だって日本人だもん)

 

 

 

3人1組のチームで行うロボットレース。

F1やサイバーフォーミュラのようなモータースポーツにロボットバトル要素を組み合わせたような設定。

これってすごく面白い設定だと思いますよ。

 

レースの興奮にさらにバトル要素が加わり、チーム戦にすることでチームワークや仲間割れのドラマも描くことが出来る。

 

チームの企業としての努力や個性的なスタッフたちとのコミュニケーション(メディカルスタッフのひまわりちゃんが超かわいい)、

ライバルたちとの駆け引きからラブコメまで、色んな要素が詰まっていて楽しい。

 

 

ロボットものってあんま好きになることはないんですけど、これは珍しく好きなデザインですね。

人型なんだけど人間に近くはないのが良い。

 

当時プラモとかあったら欲しいなと思いましたもん。

 

 

どことなく「明日へフリーキック」に似た匂いを感じる。

 

 

OP主題歌がグランロデオのデビュー曲というのも今となっては何もかも皆懐かしい。

 

 

 

 

 

ネタバレになりますが、

 

2クール作品というのがよかった、もし1クールだったらDVDを買うほど好きにはならなかったでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

新参チームがグランプリを戦い抜き、ついには優勝するまでを描いた王道的な1クール目。

 

2クール目で今度は王者として追われる立場を描いたのが素晴らしかった。

 

 

 

 

すっごく好きな作品なんだけど、どうやらドマイナーアニメらしいのがなんとも残念。

他人の口から「IGPX」のことを聞いたことがない。

事故の詳細とか怪我の具合とか書こうかと思ったけど、そんなの面白くないよね。

 

一応怪我について軽く触れておくと、足の怪我なので一人で歩けるようになるまでリハビリが必要だってんで、それで退院まで時間が掛かるようです。

 

怪我以外は健康なんですけどね、やっぱり一人で移動するにはかなりの支障があるわけで、

 

退院まであと3ヶ月ほどの見込みらしいです・・・・・・・意外と長いな。

3ヶ月って夏アニメはおろか秋アニメも始まっちゃうじゃん!

それは困る。

 

 

 

事故って緊急入院して、家人にノートPCとか持ってきてもらったんですけどネットに繋がってなかった。

 

ネット依存症のボクが2週間以上もネットがないだなんて大変な拷問ですよ。

 

 

その間家人にボクのDVDとか持ってきてもらってそれをずっと見ていたので、こんなのを久しぶりに見たよーって紹介でもしようかしらと思いました。

 

 

 

・「フュギュア17」

 

好きなアニメは山ほどあるが、「好きなアニメはなんですか?」と訊ねられたら「フィギュア17」と答えるようにしている。

 

なので入院を余儀なくされた時も真っ先にこれを見ようって思った。

 

改めて見てもやっぱりこれは大好きだって思った。

 

日本のアニメ史上3つ(?)くらいしかない1時間枠の連続アニメ。

(他の一つが「野球狂の詩」なのは知っているが、残り一つはなんだろ?)

 

1話1時間なのでキャラクターの心情描写や日常風景が実にじっくりと描かれていて良いですね。

 

高橋ナオヒト監督の別作品「ToHeart」も好きなんですが、それも地味なくらいにじっくりと日常とキャラの心情を追っていて、ともすればすっごい地味な感じがとっても好きです。

 

「何もないがある」、みたいな。

 

 

めっちゃめちゃ感動して泣ける!!

 

泣けるポイントはたくさんあるが、やはり最終回のつばさちゃんがつばさちゃんだけの力でがんばっていたのが最高に良かった。

 

この物語は一人の小さな女の子の成長物語だ。

 

 

 

あと釘宮理恵ちゃんのキャラが生意気でムカつく(笑)

でもクラスで不幸があったときに一番号泣していたのがなんだかすごい納得できた。

 

 

 

手描き背景がすばらしいなと思ったら、美術監修が小林七郎さんというアニメ史に名を残すような大ベテラン様だったので腰抜かした。

 

 

音楽と主題歌がアルフィー(ザ・アルフィーじゃなくてジ・アルフィー)なんですけど・・・・・・

アルフィーって思ったほどじゃない?、いや別に元から全然よく知らないんだけど。

(ザ☆カインズの斎藤淳一さんは「カインズのタカミー」とかギャグで(?)いわれていますが、斎藤さんの方が上手いんじゃないか?)

 


お巡りさん役で三宅健太さんが出演していた。

デビューしたての新人の頃かもしれないが、声聞いてすぐに分かったのがうれしかった。
若手の頃から堂々とした貫禄のある雰囲気だなwww

 

 

 

 

 

 

 

・「かみちゅ!」

「好きなアニメはなに?」と訊かれたら、「フィギュア17」と「かみちゅ!」と答えるようにしています。

 

好きで好きでたまらなくて、当時は何回もDVD見返していたなぁ。

今見ても昔と同じ場所で、泣き、笑い、感動したのが嬉しかった。

思い出補正じゃなく今でも本気で楽しめていることに。

 

 

な~んかこれ好きなんだよな~。

ゆるくて意外となんにも起きていない物語とか空気感のようなものが。

 

結局これもなんかあるようで意外と何にもない。

ただ一切は過ぎていく、みたいな無常感もある。

 

 

好きな話はたくさんあるが、やはり火星人ちゃんの話は泣ける。

と、当時の知り合いに言ったら「ええ~?」と言われたのをいまだに根に持っている。

いや今見てもやっぱりアレは泣けた。

 

 

舛成孝二監督の劇場アニメ「宇宙ショーへようこそ」も大好きなんだけど、

あまり興行成績がよくなかったのかな?、その後監督の活躍はあんまし聞かなくなっちゃったので実に残念。

 

 

主題歌がOP、EDともにポップなかわいらしい曲なので、ボクはあまり好きになりそうにないタイプなんだけど、当時から結構気に入っていたのね。

改めてみたら作曲が上松範康、藤田淳平の今で言うエレメンツガーデンだった。
どうりで普段なら好きになりそうにないタイプの楽曲なのにミョーに好きだなぁと思っていたのはそれだったか。

 

 

 

 

 

 

・「よみがえる空 -RESCUE WINGS-」

 

「好きなアニメはなんですか?」と訊かれたら、「フュギュア17」、「かみちゅ!」「よみがえる空」の3つだと答えるようにしています。

 

今度こそ本当。

泣き系、ほのぼの系、シリアス系のジャンル違いの好きなアニメの代表。

 

なので入院したときにその3つを見てやろうと思いました。

 

 

上記2つも大概だが、この「よみがえる空」はなんつーか・・・・・・・特殊だよなぁ。

 

普通のアニメって感じがまるでしない。

 

実写向きだとも思うんですが、これは実写でやってもこの迫力は出ないはず。

 

アニメとか実写とかの垣根を越えて、これはドラマだ!、って思いました。

 

 

「よみがえる空」を見てから「ひょっこりひょうたん島」の主題歌を聴くたびに泣きそうになってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず3つ。

残りは後日にでも。