情報を小出しにする歌詞 | ボーカロイド制作日記 by mash01(おっホイP)

ボーカロイド制作日記 by mash01(おっホイP)

弱小ボカロPであるmash01(おっホイP)のボカロ曲制作日記。
曲の制作状況や解説、ときどき愚痴や毒。

昨日アップした「遠ざかる月」の歌詞について、

いちおう狙いみたいなものはあるんですが、

たぶん誰も気付いてくれないと思うので、

裏話的に書いてみます。

 

「いつもより大きな月 夜空を巡る」

→ああ、スーパームーンのことだな。

 

「あの人も見てるかな 同じ空を」

→甘いムードっぽいな。

 

「明日から少しずつ遠ざかる月

寂しいな いなくなるわけじゃないのに」

→ん? 甘いムードじゃなさそうだぞ?

 

「大きな楕円軌道を描いて 近付いて離れて 繰り返す」

→スーパームーンの現象を何かに例えているっぽいな。

 

「大きな楕円軌道を描いて 重なることはもうないのかな? 私たち」

→おっと、失恋の歌であったか。

 

と、情報を小出しにしていって、徐々にシチュエーションが

わかるような作りにしています。

最後は冒頭と同じフレーズの繰り返しですが、

冒頭とは違った雰囲気に聞こえることでしょう。

 

でも、こういう手法って、このご時世、売れ線にはなりにくいんですよね。

開始30秒でつかまなきゃ聴いてもらえないご時世。

最後まで聴いて意味を考えてもらわなきゃならない歌詞なんて

そりゃヒットしませんわ。

 

はいはい自己満足自己満足。