5/25 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

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今週はホルスト作曲の組曲「惑星」についてお話しします。


太陽系は太陽から近いほうから水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星(冥王星は現在は外されています)です。

しかし、ホルストの惑星では順番が異なっています。火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星です。


この組曲には地球と冥王星が含まれていません。

地球が含まれない理由は、この作品は惑星からインスピレーションを感じたのではなく、占星術からの着想で作曲されたからです。

そして、冥王星は作曲当時(初演1918年)まだ発見されていなかったからです。

 

そして、1930年に冥王星が発見されました。

ホルストは1934年に亡くなっています。

 

冥王星が発見された当時音楽関係者は、惑星は未完成の作品になったと噂をし始めました。

そしてなんと2000年には冥王星を加えたバージョンが作られました。

誰が作ったのでしょう。イギリスの作曲家ロリン・マシューズです。


しかし、2006年に冥王星が太陽系惑星から除外されたことでまた組曲惑星は未完成では無くなったのでした。

今回の動画

https://youtu.be/uT9ZsdEpD60