1/27 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

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今回はシベリウス のお酒にまつわるエピソードを紹介します。

シベリウス は大変な浪費家で大酒飲みだったようです。

演奏会の本番中なのに練習と勘違いして、演奏の途中でオーケストラを止めて喋りだしたという逸話も残っています。


面白い絵が残っています。
その絵は、画家ガッレン=カッレラが描いた《シンポジオン》という作品です。

その絵には、シベリウスのほかに、作曲家のオスカル・メリカント、指揮者のロベルト・カヤヌス、そして画家本人のガッレン=カッレラが酒を飲みながら議論をしているのを表したものです。

すっかり酔っ払っている様子が描かれています。

この絵が描かれた時のシベリウスは30歳で、二人目の娘が産まれる間際だったようです。

家庭を顧みずに友人たちと飲酒に明け暮れていた若き日のシベリウスは、まるで自分をみているようで物凄くエンパシーを感じました。

 

この後、シベリウスは、交響曲第一番、二番、そして交響詩《フィンランディア》と名曲を生み出します。

 

今回の動画

https://youtu.be/0crOPFc8mQ8