1/7 おはクラ放送後の呟き | マーシー山本教授のゆるゆるクラシック日記

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マーシー山本のお仕事の報告やクラシック音楽の豆知識をお届けします。

新年明けましておめでとうございます。

今年もおはクラサタデーよろしくお願い致します。
 

今日はバレエ音楽「白鳥の湖」を取り上げました。

オーケストラの仕事には、

ステージ上で交響曲・協奏曲などを演奏する場合と

ステージ下のオーケストラピットと呼ばれるスペースで

バレエ、オペラの演奏する場合と主に2つに分かれます。

 

あのニューイヤーコンサートで有名な

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団は

実はウィーン国立歌劇場管弦楽団の団員で

その中から選ばれたメンバーによって構成された

オーケストラ(120名ほど)です。

※全員では150名ほどです。

 

ですので本業はウィーン国立歌劇場で

オペラを主に行うのが仕事です。

 

ウィーンフィルは歌劇以外の管弦楽曲を中心に演奏します。

ウィーンフィルは楽員による自主運営団体という

珍しい形態をとっています。

 

定期演奏会のプログラムや指揮者、ソリストは

楽員の話し合いで決定されるため、

ウィーン国立歌劇場の総監督や音楽監督であっても、

楽団員から認められなければ

指揮者として呼ばれることはありません。


そんな、オーケストラの呼び方には

「交響楽団」

「管弦楽団」

「シンフォニーオーケストラ」

「フィルハーモニー」

「フィルハーモニー管弦楽団」

「フィルハーモニー交響楽団」

「フィルハーモニーオーケストラ」等々

さまざまな呼び方があります。

 

これらは呼び方が違うだけで

特に違いがあるわけではありません。

 

各オーケストラによって

名前の付け方の違うのです。

日本語訳では
「管弦楽団」はオーケストラ
「交響楽団」はシンフォニーオーケストラになりますが
フィルハーモニーは「楽友」という意味になります。


イメージ的に、

シンフォニー・オーケストラ(交響楽団)と言うと、

ステージコンサートが中心で

オペラは演奏しない団体という意味で

使うことが多いようです。


海外の伝統的なオーケストラでは、

名前にシンフォニーとフィルハーモニーを

一緒には使用しませんが

日本では名古屋フィルハーモニー交響楽団、

東京フィルハーモニー交響楽団など

フィルハーモニーとシンフォニーが

合体した名前があります。


各国によって微妙に違いがあるようです。
色々書きましたが命名はなんでもありです。

 

今回の動画

https://youtu.be/ZUmWYAAH7Hc