タイムカプセル 128 | 向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

櫻葉妄想ブログです。
時折まーくん愛を叫びます(笑)
腐要素ありなのでアラシックで
ご理解ある方のみどうぞ。


「ご馳走さまでしたぁ。」

たくさんの料理をほぼおれが平らげ
時計を見ればもう9時。


「明日も会社なのに遅くなっちゃったな。」

皿を流しに運びながら相葉に謝ると
すぐに洗い物を始めて

「大丈夫だよ、今日はとっても楽しかった。」

相葉は満面の笑みをおれに向けた。
くぅぅぅ



片付け終わって相葉を駅まで送る。
大丈夫だよって言ったけど
おれがもう少し一緒にいたいから。

並んで歩く道すがら
そっと触れた手に
思わず指を絡めたら
キュッて力が入る

このまま
ふたりでどこかへ行きたい…

そんな気持ちが指先から
伝わらないかな



駅が近くなると絡めていた手を
相葉はそっと離した。

「今日はありがとう。楽しかったよ。」

優しい笑顔を向けた相葉を
思わず引き寄せて抱きしめた。
そして耳元で

「おれも」

ギュッと力を込めて抱きしめた後
身体を離したら相葉からチュッと
啄むようなキスが降ってきた。

えっ…

固まるおれに大きく手を振って
走り去る相葉をそのまま見つめた。


つづく…