タイムカプセル 103 相葉 | 向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

櫻葉妄想ブログです。
時折まーくん愛を叫びます(笑)
腐要素ありなのでアラシックで
ご理解ある方のみどうぞ。


「何かあったの?俺たちでよかったら
  相談に乗るよ?」

ついお節介が出ちゃったら和が

「恋ちゃんが何も言わないのにあんたが
  余計な事言わなくていいから。」

ね、って石川さんに言うと

「私、そんな顔してますか?」

ちょっと泣きそうな顔になった。

沈黙が続き少しすると石川さんが

「せっかく結婚したのに毎日仕事で帰りも
  遅いし出張でいない事も多くて。
  何のために結婚したんだろって…」

小さな声で吐き出すように話し始めた。
彼女はずっと寂しかったんだろう。
だから土曜日もここに来てるのか。

「それでも恋ちゃんが決めた事だから。
  この先も恋ちゃんが決めるしかないよね。」

和が少し突き放したような言葉をかけたけど
でもそれは俺たちが決められない事だし
石川さんがこれからも笑っていられる道は
自分で決めるしかないから…


ぐいっと涙を拭うと石川さんは

「ありがとうございます。聞いてもらって
  少し楽になりました。」

ぺこりと頭を下げて食べ終わった食器を持ち
奥に行ってしまった。


つづく…