「いやぁー助かったよ。」
お客さんが全て帰ったのは2時を回っていて
二宮はすかさず【CLOSE】の看板を
ドアに掛けた。
テーブルの食器を全て片付けたおれは
ドカっとイスに座り
「腹減ったぁーーー!!」
そう叫んだ。
すると二宮がテーブルにMIXフライを
乗せた皿をおれの前に置き
「お疲れ様。マジで助かったよ。」
笑顔で労いの言葉をくれたが
腹減り怪獣と化したおれはお礼もそこそこ
あっという間に皿を空にした。
「ふぁぁー!ご馳走様でしたぁ!」
パシっと手を合わせてお礼を言うと
二宮がコーヒーを運んで来た。
ふたりでコーヒーを飲みながらひと息つき
「こんなに昼は混むんだな。」
驚きを口にすると二宮は
「珍しく混んでたよ。でもまさかの櫻井が
来てくれてマジ助かった。」
「ひとりじゃ大変じゃねえか?
ランチ時だけでもバイト雇えば?」
すると二宮はう〜んと頷き
「日曜日だとまーくんが居るんだけどね。」
なんですと!
日曜日は相葉が居るんですね!
つづく…