こんにちは、ムーミンです。
今回もウォレス・コレクション(The Wallace Collection) です![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
どんだけウォレス・コレクションが好きなんだって話ですよね(笑)
【過去のウォレス・コレクション】
いつまでもウォレス・コレクションを書いていても何だかなということで、
今回は少し長くなりますが、
絵画篇の終わりにしたいと思います。
まず、紹介したいのは、
ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「ペルセウスとアンドロメダ(Perseus and Andromeda)」。
(ティツィアーノは、英語では Titan といいます。)
(The Wallace Collection)
エチオピア王国の王妃カシオペアの失言により、
激怒した海のニンフ・ネレイデスがポセイドンに詰め寄ったため、
ポセイドンはケートス(cetus)という海の怪物をエチオピア王国に差し向けることになります。
困ったカシオペア王妃は、神託に従って、娘のアンドロメダを怪物に捧げることに決めます。
そこに通りかかったのが、
メデューサ退治から戻ってきたペルセウス。
ペルセウスが怪物を退治してアンドロメダを救出する、
そんな場面を切り取ったのが上の絵画です。
その後アンドロメダと結婚することになるのは、
お決まりのパターンですかね
ウォレス・コレクションには、
このほかにも
アンドロメダとペルセウスを扱った絵画があります。
それがこちら![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
フランシス・リモーネ(François Lemoyne )作の「アンドロメダとペルセウス」です。
同じ部屋に飾ってあります。
(The Wallace Collection)
また、
ティツィアーノの「エウロペの略奪」の模写も同じ部屋にありました![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
![口笛](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/010.png)
次に紹介するのは、
ヤーコブ・ヨルダンス(Jacob Jordaens)による、
「An Allegory of Fruitfulness(豊穣の寓意)」。
(The Wallace Collection)
ウェブとかにも解説がないので不確かですが、
真ん中に位置するのが果物とその栽培を司る神・ポモナ(Pomona)。
周囲をサテュロス(Satyr)や人間が取り囲み、
豊穣を祝ってい(るのだと思い)ます。
ちなみにですが、
ナルニア国のタムナスさんはサテュロスだと思っていたのですが、
フォーンというらしいです。
サテュロスとフォーンとは違うのですね。
(違いがよく分かっていませんが)
(Disney、The Chronicles of Narnia)
ヨルダンスもルーベンスに多大な影響を受けた一人で、
(そもそもルーベンスの弟子ですが)
その色彩の豊かさ華やかさに特徴がありますよね。
ウォレス・コレクションには、
日本人に人気の印象派の絵画はありませんが、
一方でロココを代表する画家の作品が楽しめるので、
嬉しいですね![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
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GUIDELINE によると、
ブリュッセル王立美術館にある同名の絵画
の修正版とのこと。
![下差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/526.png)
(Royal Museums of Fine Arts of Belgium)
次の作品はディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez)の作品です。
有名なので、一応、紹介を(笑)
「扇を持つ貴婦人(The Lady with a fan)」
(The Wallace Collection)
ベラスケスはスペインの画家で、
印象派のマネをして「画家の中の画家」と言わせしめたとされています。
その筆致が印象派に通じるところがあるということらしいです。
ベラスケスで有名なのは、ナショナル・ギャラリーにある
「鏡の中のビーナス(The toilet of the Venus)ですね。
ムーミンも大好きな作品です。
フランス・ハルスは、
Wilipedia によるとオランダの大画家のようですが、
正直ムーミンは知りませんでした・・・。
とは言え、確かに筆致や色彩も細かく、
豪奢な衣装にもかかわらず、
派手にならないよう騎士の内面をよく捉えていると思います。
肖像画を専門に描いていたとか。
他にも色々紹介したいのですが、
次の作品で最後にします(笑)
フィリップ・ド・シャンパーニュ(Philippe de Champaigne) の
「受胎告知 (The Annunciation)」 です。
無宗教の日本人でも、
やっぱり宗教画には厳かなものを感じますよね。
ルカの福音書の一部、大天使ガブリエルが受胎告知を行う場面です。
マリアは青い布をまとってます。
大天使ガブリエルは、通常はユリの花を持っているとされていますが、
この絵では持っていませんね。
鳩(dove)は神の意志を伝える役割を担っています。
受胎告知は、
岡山県の大原美術館で
エル・グレコの作品を観ることができます。
ムーミンも行ったことがないので、
いつか行きたいですね
(大原美術館)
ということで、
ウォレス・コレクションの絵画の一端を紹介しました。
説明が長くてすみません。
お付き合いいただき、
ありがとうございます。
なかなか魅力を上手くお伝え出来ないのですが、
とにかく素敵な美術館です![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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次回は、装飾品などをお届けしたいなと思います。
ではでは。
29/Jan/2020