ティツィアーノ や ベラスケス など ウォレス・コレクション美術館⑤ | ムーミンのイギリス大学院留学ブログ

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現在イギリスの大学院に留学中です。イギリスでの出来事や英語の勉強方法について紹介できればなと思っています。

こんにちは、ムーミンです。

 
今回もウォレス・コレクション(The Wallace Collection) ですウインク
 
どんだけウォレス・コレクションが好きなんだって話ですよね(笑)
 
 
【過去のウォレス・コレクション】
 
 
いつまでもウォレス・コレクションを書いていても何だかなということで、
今回は少し長くなりますが、
絵画篇の終わりにしたいと思います。
 
 
まず、紹介したいのは、
 
ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「ペルセウスとアンドロメダ(Perseus and Andromeda)」。
(ティツィアーノは、英語では Titan といいます。)
 
(The Wallace Collection)
 
エチオピア王国の王妃カシオペアの失言により、
激怒した海のニンフ・ネレイデスがポセイドンに詰め寄ったため、

ポセイドンはケートス(cetus)という海の怪物をエチオピア王国に差し向けることになります。

 

困ったカシオペア王妃は、神託に従って、娘のアンドロメダを怪物に捧げることに決めます。

 

そこに通りかかったのが、

メデューサ退治から戻ってきたペルセウス。

 

ペルセウスが怪物を退治してアンドロメダを救出する、

そんな場面を切り取ったのが上の絵画です。

 

 

その後アンドロメダと結婚することになるのは、

お決まりのパターンですかね口笛口笛

 

 
ウォレス・コレクションには、
このほかにも
アンドロメダとペルセウスを扱った絵画があります。
 
それがこちら下差し
 
フランシス・リモーネ(François Lemoyne )作の「アンドロメダとペルセウス」です。
 
同じ部屋に飾ってあります。
 
(The Wallace Collection)
 
また、
ティツィアーノの「エウロペの略奪」の模写も同じ部屋にありました口笛
 
 
 
 
 
次に紹介するのは、
 
ヤーコブ・ヨルダンス(Jacob Jordaens)による、
 
「An Allegory of Fruitfulness(豊穣の寓意)」。
 
(The Wallace Collection)
 
ウェブとかにも解説がないので不確かですが、
 
真ん中に位置するのが果物とその栽培を司る神・ポモナ(Pomona)。
周囲をサテュロス(Satyr)や人間が取り囲み、
豊穣を祝ってい(るのだと思い)ます。
 
 
ちなみにですが、
ナルニア国のタムナスさんはサテュロスだと思っていたのですが、
フォーンというらしいです。
サテュロスとフォーンとは違うのですね。
(違いがよく分かっていませんが)
(Disney、The Chronicles of Narnia)
 
 
 
ヨルダンスもルーベンスに多大な影響を受けた一人で、
(そもそもルーベンスの弟子ですが)
その色彩の豊かさ華やかさに特徴がありますよね。
 
 
ウォレス・コレクションには、
日本人に人気の印象派の絵画はありませんが、
一方でロココを代表する画家の作品が楽しめるので、
嬉しいですね照れ照れ
 
 
 
 
GUIDELINE によると、
ブリュッセル王立美術館にある同名の絵画下差しの修正版とのこと。
 
(Royal Museums of Fine Arts of Belgium)
 
 
 
 
 
次の作品はディエゴ・ベラスケス(Diego Velázquez)の作品です。
有名なので、一応、紹介を(笑)
 
「扇を持つ貴婦人(The Lady with a fan)」
(The Wallace Collection)
 
ベラスケスはスペインの画家で、
印象派のマネをして「画家の中の画家」と言わせしめたとされています。
その筆致が印象派に通じるところがあるということらしいです。
 
ベラスケスで有名なのは、ナショナル・ギャラリーにある
「鏡の中のビーナス(The toilet of the Venus)ですね。
ムーミンも大好きな作品です。
 
 
 
 
「微笑む騎士(Laughing Cavalier)」、フランス・ハルスの作品です。
 
フランス・ハルスは、
Wilipedia によるとオランダの大画家のようですが、
正直ムーミンは知りませんでした・・・。
 
とは言え、確かに筆致や色彩も細かく、
豪奢な衣装にもかかわらず、
派手にならないよう騎士の内面をよく捉えていると思います。
肖像画を専門に描いていたとか。
 
 
 
他にも色々紹介したいのですが、
次の作品で最後にします(笑)
 
フィリップ・ド・シャンパーニュ(Philippe de Champaigne) の
 「受胎告知 (The Annunciation)」 です。
 
 
無宗教の日本人でも、
やっぱり宗教画には厳かなものを感じますよね。
 
ルカの福音書の一部、大天使ガブリエルが受胎告知を行う場面です。
マリアは青い布をまとってます。
大天使ガブリエルは、通常はユリの花を持っているとされていますが、
この絵では持っていませんね。
鳩(dove)は神の意志を伝える役割を担っています。
 
受胎告知は、
岡山県の大原美術館で
エル・グレコの作品を観ることができます。
 
ムーミンも行ったことがないので、
いつか行きたいですね
 
 
 
 
 
 
ということで、
ウォレス・コレクションの絵画の一端を紹介しました。
 
 
 
説明が長くてすみません。
 
お付き合いいただき、
ありがとうございます。
 
 
なかなか魅力を上手くお伝え出来ないのですが、
とにかく素敵な美術館ですウインクウインク
 
 
次回は、装飾品などをお届けしたいなと思います。
 
 
ではでは。
 
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29/Jan/2020