先日、11月10日の22時30分から、TV朝日系で放送されました、清原果耶さん主演のドラマ「マイダイアリー」の第3話のネタバレ&個人的感想を。


このドラマは、些細なキッカケから、清原果耶さん演じる、主人公で、社会人1年目の恩村優希が、過去の大切な思い出を振り返るという構成の基、大学時代の仲間達との日常や、その繋がりをノスタルジックに紡ぐ、ヒューマン・ドラマです。


3話は「あくびと信頼」


今回は吉川愛さん演じる、まひるがメインの回。



(現在)


清原果耶さん演じる、恩村優希の部屋に、吉川愛さん演じる、仕事帰りの白石まひるが訪ねて来ます。


一緒に料理をし、夕食を食べ、何気ない会話の中で、「ホントに徳永くんと別れちゃったの?」と、まひるが優希に尋ね「ん?」と返した優希に「じゃないか?って、風の噂でね!」と、まひるが言うと優希は「さあね!」と言葉を濁します。


佐野優斗さん演じる、徳永広海との事に触れるなど、気を許し合う仲ならではの、リラックスした時間が流れます。



まひるは優希に「いつから徳永くんの事を好きだったの?」と聞きますが、優希は「いつとか、あるのかな?」と首を傾げます。


そして、優希の口からは、つい、あくびが。


その姿に懐かしさを感じる、まひる。


そんな、まひるにつられて、優希も、人生の日記を読み返します。


「私は、ふと、人生の日記を読み返したくなった」



「2年前の7月」


優希、見上愛さん演じる、長谷川愛莉、望月歩さん演じる、和田虎之介、広海の4人が、大学の空き教室で、テスト勉強をしていました。


その中に、まひるの姿はありません。


メンズ・アイドルの『F1RST SENSE』の推し活に励む、まひるは、ショッピング・モールで、観客も、疎らなステージに立つ、彼らのライブを鑑賞中でした。



その日の夕方、ファミレスに集合した5人は、虎之介の提案で、夏休みに5人で遊ぶ計画を立てる事に。


動物園、水族館など、行きたい場所を口々に挙げ盛り上がる4人。


しかし、まひるは、虎之介と広海を交えて出かける事に、ためらいを感じてしまいます。


その理由を、「2人の前で、あくびができないから」と優希と愛莉には告げるのでした。



その夜、まひるの最推しメンバー、RIM様が、突然の『F1RST SENSE』からの卒業を発表!


しかし、RIM様の卒業公演の会場の最寄り駅は、まひるのトラウマがある、三笹口駅でした。


まひるはショックを受けつつ、卒業公演のチケットを購入しますが、それが「オンライン・チケット」だと知った優希と愛莉は、まひるの行動を不可解に思います。



同じ頃、広海は、アメリカの大学時代に世話になった教授から、日本で開催される、数学セミナーに招待されますが、自分が逃げた場所に戻る事に迷っていました。


勝村政信さん演じる、数学科の教授の喜田義弘に相談すると「頼ってもらい、信頼されている事は嬉しいんだけれど、もっと気軽に話せる人達が、いると良いですね、きっと、もう、いると思うから、その人達を勇気を持って信じてみるといい!」とアドバイスをしてくれました。


一方、三笹口駅に近づきたくないので、RIM様の公演を配信で見る事にした、まひる。


カラ元気の彼女を仲間達は、そっと温かく見守ります。


ある日の授業後、まひるはトラウマを乗り越えようと、1人で三笹口駅に降りてみますが、改札を出た所で、当時の記憶がフラッシュ・バックして息が苦しくなってしまいます。


原沙知絵さん演じる、まひるの母は、まひるの話を聞いて「忘れよう、乗り越えられない事は」と肩を抱きます。



翌日、まひるは、もう一度、三笹口駅に行き、前回より、少しだけ進む事が出来ましたが、やはり足が竦んでしまいました。


そこへ、バイトが終わった優希と愛莉が駆けつけて来ました。


2人は、いつもと様子が違う、まひるの事を心配していたのでした。


2人は何も理由を聞かず、まひるに寄り添い「一緒に帰ろう!」と言いながら手を繋いで歩き出すのでした。


「回想」


(あくびから思い出す、まひるのエピソード)



入学して迎えた、オリエンテーションの日に、思わず『あくび』が出てしまった、まひるが、隣を見ると、優希と長谷川愛莉も伝染して、あくびをしていました。


友達が出来るかどうか、不安だった、まひるは、その時に「2人に対しては、無意識にあくびするくらいに心を許してもいいかも」と思ったのでした。


そして、その通りに、まひるは優希と愛莉との仲を深めていきましたが、大学3年になって出会った、広海と虎之介の前では、まだ、あくびができないままなのでした。


まひるは勇気を出して、仲間達との共有のSNSで「聞いて欲しい事がある」と発信し、授業後に5人が教室に集まりました。


まひるが小学4年生の頃、裕福だったはずの友人で、黒川晏慈さん演じる、牧原蓮君が、突然、学校に来なくなりました。



夏休み前の終業式の帰り道、牧原君が、窪塚俊介さん演じる、父の隆志の車に乗っている姿を見かけ「まひるちゃん、これから、どっかに遊びに行かない?」と誘われ、まひるは「うれしくて、何も疑わずに」車に乗りました。


まひる曰く「車の中は薄暗くて、湿っぽい匂いがして、走ってる時間が、すごく長く感じたのを覚えてる、しばらくしたら車が停まって、そこは、ボロボロのアパートの前で」と。


そこが牧原君の「新しい家」だと聞かされたと。


牧原くんの父は、まひるに「家の電話番号分かるかな? ここに書いてくれる?」と聞き、その番号に電話を掛けようとします。


しかし、牧原くんの父は悩んだ結果「何やってんだ、俺は、ごめんな!」とポツリ、電話を掛ける事とはありませんでした。


そして、まひるに「お腹空いてるか?」と優しく接し、カップ・ラーメンをふるまい、「食べ終わったら帰る支度をしなさい」と言ったと。


その後、再び車に乗り、まひるは「急に怖くなった、このまま家に帰れなくなったら、どうしようって! 駅が見えたから、思わず、そこで降ろして!」と懇願したと。


改札に走った駅が「三笹口駅」だったのでした。


逃げるように降り「一瞬振り返ったら、牧原君と目が合って、牧原君の何とも言えない目が辛かった」と明かした。


その後「他人と仲良くなる事が怖くなった」と。


まひるの告白を聞いた広海は「人生に命題はないんじゃないかな? 乗り越えるのが正しいとか、間違ってるとか、忘れるのが正しいとか、間違ってるとか、そんなの誰にだって決める権利ないんじゃないかな? 人生の道の途中に、乗り越えられないくらいのものを置いたのは誰?って、勝手に置かれたものに、なんで立ち向かわなきゃいけないのかな?」と、まひるの辛い想いを聞いて、静かに語りました。


そして「白石さんは弱くなんかない!」と言う広海が言い、虎之介は「これからの自分達が『心のふるさと』みたいな関係性になれたら良いな!」と言いました。


そして「RIM様の卒業公演が終わったら、誰かの家に集まろうよ!」と、虎之介が提案し、優希が立候補します。


優希の家では、優希の隣人の、中村ゆりさん演じる、富田緑が間違えて、たくさん注文してしまったスイカを用意して、まひると愛莉と優希とゆりで、5人での食事の準備をします。



そこに虎之介と広海が訪ねて来て、2人は女性陣に内緒で、RIM様の卒業公演に行き、虎之介は、「RIM様と握手してきた!」と言い、まひるとRIM様との間接握手を実現する為に「何も触らず、手を洗わずに、ここまで来た!」と言い、まひると握手します。


愛莉はまひるに「次の推し見つけんの?」と聞きますが、まひる「推しは探すものじゃないから、気づいたら、そこにあるものだから」と答えます。



5人での楽しい時間を過ごし、優希と広海以外は、皆、眠ってしまい、窓際に座り、夜空を眺めている広海は優希に「人生の道の途中に、乗り越えられないくらいのものを置いたのは誰?と言ったのは、僕自身の事を言ったのかも?」と呟きますが、優希は、あくびをした後、広海の肩に凭れ眠ってしまいました。


(現在)


社会人の優希の元へ、今は福岡に住んでいる愛莉から、郵便物が届きます。


それは、以前、バイトの休憩中に愛莉が描いた、

優希の似顔絵のスケッチのようでした。


ここで、第3話は終了。



今回の第3話では、吉川愛さん演じる、まひるがメインの回で、まひるが幼い頃に経験した、怖い体験から「トラウマは乗り越えるべきものなのか?」という事がテーマに描かれました。


まひるだけではなく、広海も、また、乗り越えなければならないものを抱えていて、もがき苦しみますが、前向きに進んで行こうと決意を新たにします。


第3話の劇中「好きなものを失う事は、とても辛いものだから!」と言った、広海のセリフは、かつて「推しを失った自分にとって、思い切り刺さりました」


愛莉が、バイトの休憩中にスケッチ・ブックに一心に描いていた絵が優希の似顔絵だったという事は、愛莉は優希に「片想い」をしているという事なのでしょうか?


第1話で、愛莉はバイトの休憩中、優希との2ショット写真に見入っているシーンがあり、前回の第2話では虎之介に「私にとっての恋愛は、どこにあんのか、本当にあんのかさえ、分からないっていうか、好きが遠いっていうか!」と言っていたので、そんな風に感じてしまいました。


今の時代、同性に心惹かれる事は、決して珍しい事でもないと、個人的には思います。


ただ、それが恋愛感情か、どうかを見極めるのはかなり難しい事ではないでしょうか?


愛莉と優希、優希と広海、次回以降、どのような展開になるのでしょうか?


次回も楽しみです。


次回は、11月17日の23時15分からのOAになります。


今回の第3話も、TVerでの視聴でしたが、次回もTVerでの視聴になりそうです(苦笑)