遅ればせながら、先日、8月3日の21時から、日本TV系で放送されました、小芝風花さん主演の土曜ドラマ「小芝風花さん主演の土曜ドラマ「GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜」の第4話のネタバレ&個人的感想を。


このドラマは、警視庁に実在する部署「身元不明相談室」をモデルにドラマ化した、完全オリジナル・ストーリーです。


OA当日は、私用があり、リアルタイムでは観れなかったので、後日、TVerにて視聴しました。


それでは第4話のネタバレ&個人的感想を。



山間部の道路で男性がバイクで転倒死した。


バイクは盗難車だったが、濱田龍臣さん演じる、葉山聡の可能性が高まり、小芝風花さん演じる、三田桜と、大島優子さん演じる、月本真が、葉山の両親の元へ確認に向かいます。


桜井聖さん演じる、聡の父の義彦と、中島ひろこさん演じる、母の晶子は、1年前から聡と連絡が取れなくなっていたが、父の義彦が、写真などを照合して「間違いない」と言い、10日程前に、聡から突然『お守り』の入った封筒が送られて来たと言言います。


そのお守りを見せられた真は驚き、「葉山さん、福島に住んでいた事は?」と尋ねます。


真の予想通り、葉山家は13年前まで、福島県に住んでいたのでした。


そのお守りは、福島県の栄福神社の物で、聡が、子供の頃に、誰かから貰った物だと判明します。


その『お守り』を見て、真は驚きます。

その『お守り』は、真が、福田悠太さん演じる、恋人の慎一から貰った物と同じ物でした。


真は、慎一との馴れ初めを桜に明かしました。


真が、出版社に勤務していた頃に、出会ったという事でした。


しかし、彼が書いた記事で、被害者の娘が、自殺未遂。


「彼の心は壊れてしまい、福島の実家へ帰ってしまった」と。


「俺は、もう誰の力にもなれない、誰も、幸せになれない、もう来ないでくれ!」と言われた後に、あの東日本大震災が。


「あの時から、私は止まったまま、生きてるのか死んでるのか、でも、どこかで、もしかしたら?って」と、真は言いました。


「無理に進まなくても良い!」と言う桜にも、

「期待したくない、傷つきたくない!」と、真実と向き合う事を拒絶する真。


桜も、自身の過去を告白しようとしますが、真は寝てしまいました。


翌日、真は、葉山さんの両親から「自宅で見つけた、聡の持ち物で見せたい物がある」との連絡を受けます。


桜と共に行くと、そこには、高級時計や、ブランド財布、そして、ホスト・クラブの名刺が。


「聡は酒も飲めないのに、悪い事に巻き込まれたのでは?」と両親は心配します。


ホスト・クラブに行くと、ダイヤモンドユカイさん演じる店長から「聡は、ホストに向いてないのに、大金が欲しいと言っていた」と言う事を聞かされました。


大学でも、3カ月程、ゼミに来ておらず、「すいません!」と電話で何度も謝っている、聡の姿が目撃されていました。


荒木飛羽さん演じる、幼馴染の横田大地も、福島出身でしたが「お守りの事は知らない」と言う話でした。


しかし、聡のパソコンの中身が解析され、別ルートで、福島の復興支援の活動資金を集めていた可能性が出てきました。


その一方で「聡が強盗グループの構成員だった!」とのネット記事が。


聡の持ち物の鍵から、コインロッカーを開けると、大量のスマホや、SIMカード、闇名簿、バーナー、冷却スプレー、手袋、ホテルのアメニティー・グッズの歯ブラシなどが出てきました。


聡の両親は肩を落とし、「聡の事を知るのが怖くなってしまった」と、これ以上の調査は望まない姿勢を見せますが、桜は「何か、余程の事情があったのかもしれません、もう少し調べさせてください!」と食い下がりますが、強盗事件として、捜査一課が動き出した今、桜達に出る幕はありません。



桜は、それでも「独自に調べたい!」と主張しますが、真は「あんたの独りよがり、亡くなった人への想いが強すぎる」と言われます。

 


気が収まらない桜は、1人でジムに行き、トレーナーを相手にスパーリングで汗を流します。


「もう1本!」・「まだまだ!」と、何度倒されても諦めずに立ち上がる桜は、リングの外から、真が呆れて見守っている事も知らず、がむしゃらにトレーナーに立ち向かって行きます。


「まだまだ! 頑張れ、負けんな、負けるな、真ちゃん!」


聡の為だけじゃなくて、桜が『お守り』に拘るのは、真の為でもあったのでした。



桜の思いに突き動かされた真は、翌日、吉田鋼太郎さん演じる、室長の利根川に行方不明者届を提出します。


「行旅死亡人リストとの照合をお願いします、氏名は小田切慎一、私の婚約者です、葉山聡さんと何らかの関係があったのかもしれません、なのでこの相談室に、正式に調査を依頼します」と。


そして「どうか、皆さんの力を貸してください!」と頭を下げます。


これで、桜や、相談室のメンバーが正式に動ける事になりました。


利根川が、ゴー・サインを出すよりも早く、戸次重幸さん演じる、堀口と、半海一晃さん演じる、武藤は、既に、真の為に動き出していて、聡の遺留品にあった、アメニティー・グッズの歯ブラシから、聡が事故直前に利用していたホテルを特定しました。


そして、聡が持っていた『お守り』は、2010年の七夕に限定発売された物だと判明。


聡が宿泊していたホテルの防犯カメラ映像には、ホテルのスタッフに郵便物を預ける聡の姿が映っていました。


それは両親に送った『お守り』入りの封筒。


その時、誰かが、聡に近づいた映像を見て、桜達は驚きます。


そんな時、葉山家に空き巣が入りました。


犯人は、幼馴染の横田大地でした。


葉山が送ったお守りの中に、強盗グループのリストが登録された、SDカードが入っていたのです。


SNSで闇バイトに手を出してしまった大地は、幹部連中に「仲間を誘え!」と脅され、聡を誘うしかなかったのでした。


簡単な仕事が次第に、強盗にまで、エスカレートしていました。


大地は抜けるに抜けられない状態になり、お守りに隠して、SDカードに登録された、リストを送った事がバレ、命を狙われた聡は、目に留まった、バイクに跨り、「俺は、バイクで、あいつらを引き付けるから、大地は逆方向に走って逃げろ!」と大地を促し、その直後に事故を起こし、そして帰らぬ人に。


聡は、大地の名前をリストから消し、守ろうとしていたのでした。


桜と真は「強盗グループに加担したのは事実だが、摘発出来たのは聡の手柄だった」と言う事を両親に報告します。



友達を守る為、命懸けで強盗グループを告発しようとした息子の雄姿に、義彦と晶子は目を細め

「聡は、自慢の息子です」と言うのでした。


聡の死の真相は分かったものの、慎一の事は結局わからず終い。


それでも真は、少しだけ、何かが吹っ切れたように、桜に震災直後の事を話し始めました。


震災の後、慎一を捜して、被災地を毎日歩き回った事。


そんな時、自分と同じように大切な人を捜している家族に出会った事。


その家族が捜していた、ご遺体を、真が見つけた事。


「大切な人の死を目の当たりにして、とても辛かったと思う、それでも、そのご家族は、私に、ありがとうって言ってくれて、見つかって良かった、お帰りって、みんな優しい顔になってた、

だから私、この仕事をしてるの、今の私があるのは慎一さんのおかげ」と。


真の話に、桜は黙って耳を傾けます。


その時、阿部亮平さん演じる、捜査一課の手嶋から、思いがけない知らせが届きます。


聡のパソコンのファイルの中から、震災直後の動画が見つかり、一人の男性が被災者を助ける様子が映っていると言うのでした。

 

それが、何を意味するのかを察した真は、震える気持ちを抑え「見せてください!」と画面を凝視します。


映像には、今にも津波が押し寄せようとする中、逃げ遅れた老人を必死に避難させようとする、慎一の姿が映っていました。


慎一は、老人を高台に誘導すると、また別の人を助ける為に住宅街へと戻って行きますが、その後、二度と姿を現さないまま、とうとう津波が押し寄せます。


思わず画面から目を背ける真。



当時、聡と一緒に、その場に居た大地の証言によれば、慎一は、動けずに泣いていた聡に『お守り』を渡し、励ましていたと。


「俺の一番大切なお守りだ、後で、ちゃんと返して貰うからな、それまで頑張れ!」と。


自分の書いた記事で人を傷つけ、「もう誰の力にもなれない、誰も幸せに出来ない!」とふさぎ込んでいた慎一が、あの日、あの時、確かに生きようとしていたのでした。



全てを知った真は、込み上げるものを堪え切れず13年間の思いが一気に溢れ出します。


そんな真の肩を、優しく抱く桜。


福島の海に花を手向け、笑顔になる真。


「月本さん、大丈夫ですかね?」


翌朝、利根川と堀口と武藤は、真が落ち込んでいないかと心配しますが、出勤してきた真は、いつもと全く変わらず。


出勤してきた真は、桜から「幽霊っていますよね、慎一さんが居たような気がしたって、言ってたじゃない?」と言われ、「幽霊なんか信じてない、それに彼は幽霊じゃない! だって、怖くないじゃない!」と言い返します。


2人のいつもの他愛も無い会話の2人に安堵する相談室のメンバーでした。


2つになった、お守りの1つを、真は桜に渡すのでした。


桜は、聡の報告書を開き、そこに『葉山聡』と名前を書き込みます。


その時、カバンの中に入れていたスマホに、母親から着信が。


第4話は、ここまで。


今回の第4話は、大島優子さん演じる、真の過去が明かされた、とても切ない回でした。


真役の大島優子さんは、今回、小芝風花さんより年上と言う事もあり、抑えた大人の役柄の演技ですが、全ては、この涙に繋がって居たんですね。


小芝風花さん演じる、桜も、過去に心に重い荷物を背負っているようで、次回以降、明らかになって行くようです。


一般的に、女性が2人居ると、張り合う役柄が多いのですが、小芝風花さんと、大島優子さんのお互いの関係は見ていて、凄く心地良く感じましたら


真と桜は文字通り、真のの「相棒」なのだと感じました。


次回も楽しみです。