一門の柱でした。 | 心はロンリー、気持ちは『・・・』。

 

 

 

 

昨日(12日)落語家の桂ざこばさん(76)

 

の訃報がありました(未明に喘息で死去)。

 

 

近年はTV出演も少なくなっており、最後に

 

見たのは「ますだおかだ」と一緒に旅をする

 

番組(カンテレ「とらぶる?トラベル!2023」)

 

だったと思います。 ※12月28日放送分

 

 

 

前にも書いたことがありますが、1992年か

 

93年に、ABC「ざこば・鶴瓶 らくごのご」

 

の観覧にいきました。番組は観覧者からお題を

 

出してもらって、そこからゲストが三つを選んで

 

「三題噺」(即興落語)を2人がおこないます。

 

その日のゲストは作曲家の三枝成彰さんでした。

 

 

先に高座に上がったざこばさんは落語が始まって

 

しばらくすると、なかなかオチができないためか

 

(いつもと同じように)泣いてしまいました。

 

僕は正面(真ん中)の2列目の席(←座布団)だった

 

ので、間近で顔をくしゃくしゃにして涙を流しながら

 

話し続けるざこばさんを見て「大変な仕事をしてはる

 

なあ(;´Д`)」といたたまれない気持ちになって…。

 

一方の鶴瓶さんは小憎らしいくらいにうまくオチまで

 

まとめていました。

 

 

蛇足ですが、三枝さんはガンダム関連の仕事もされて

 

いて(劇場アニメ「逆襲のシャア」など)テンションが

 

上がったのも覚えています。

 

 

後日放送されたものを見ると、一緒にいった友人と

 

ともに数回(一瞬ですが)画面に写りこんでいました。

 

ただ、友人はその後しばらくして鬼籍に入ったので、

 

(録画したVHSのテープは探せば出てくると思い

 

ますが)見直したことはありません。

 

 

 

あれから30年以上もたったんだな…と思います。

 

 

 

それと、ざこばさんは入門時の名前だった「桂朝丸

 

(ちょうまる)」時代に日テレ「テレビ三面記事 

 

ウィークエンダー」という番組で、うちの祖母のところ

 

へ取材にきたそうです(半世紀近く前の話)。祖母宅の

 

リビングに一緒に撮った写真が長らく飾られていました。

 

 

 

落語もうまかったしTVでも活躍されて、関西人にとって

 

は身近な(親戚のおっちゃんみたいな)噺家さんでした。

 

あの世で米朝師匠や兄弟子の枝雀さん、仲の良かったやしき

 

たかじんさんなど、皆さんと再会して楽しくやっていただき

 

たいと思います。

 

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

それから…

 

先日訃報のあった今くるよさんについても少し。

 

(いくよさんの訃報の時にも書いたと思います)

 

 

25年ほど前に、ABC「なんじゃそら三人組」の

 

公開収録(有料)を兼ねた吉本興業の地方巡業が

 

地元の市民会館で開かれ、職場の先輩たちと見に

 

行きました。演芸→漫才→新喜劇(公開収録)の

 

順で、演芸はMr.ボールドさん(一輪車芸が得意)、

 

漫才は「亀山房代・里美まさと」「今いくよ・くるよ」

 

の二組で、とても楽しめました。

 


とくにいくよ・くるよさんの漫才はずっと爆笑で。

 

席が最前列中央の真ん中(センターマイクの真ん前)

 

だったので、かぶりつきで見て大笑いしていると、

 

お2人が嬉しそうにこちらを見ながらさらに畳み

 

かけてこられて…。本当におもしろかったです。

 

収録のあった新喜劇(「なんじゃそら…」)はさほど

 

面白くなかったのでなおさら印象に残りました。

 

 

このときのメンバーではボールドさんは’03年に

 

62歳で、亀山房代さんは’09年に42歳で、

 

いくよさんは’15年に69歳で亡くなられています。

 

(里美まさとさんは「ザ・ぼんち」を再結成されて

 

 ご健在です)

 

 

子どものころからずっと関西のTV番組で見てきた

 

かたの訃報はとくに悲しいです…。自分も含めて

 

いつか誰もがそうなることはわかっていても…です。 

 

鶴瓶さんやさんまちゃんは、できるだけ長生きして

 

ほしいです。

 

 

あらためて皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。