背中の話ではありません。
身長の話です。
夕方からBSフジで放送のあった映画、
「仕掛人 藤枝梅安 第1作」(2023年)
を見ました。
原作者の池波正太郎さんの生誕100年を
記念した企画だそう。僕は池波さんの作品の
文庫本はあらかた収集済みで、この作品も
「鬼平犯科帳」と並んで大好きです。
映画に関しては主演の梅安役・豊川悦司さんが、
僕のイメージとはかなり違うので、あまり期待は
していませんでした(昔のTV時代劇「必殺」の
シリーズで梅安役だった緒形拳さんが好きでした)。
豊川さんは寡黙な役柄が似合うように思っていた
ので、もう少しフィットするかと思いきや、梅安に
関しては声や(丸坊主の)輪郭にも違和感があって。
加えてもっとも大きなそれは、大柄すぎること。
(=身長186㌢だそう)
普通に考えて、江戸時代にそんな大きい日本人は
いてません。小柄の役者さんだけで時代劇を作る
べきだと思っているわけではありませんけどね…。
そして、敵役となる「おみの(お吉)」役が
天海祐希さん…。こちらも大柄で(元ジェンヌ男役)
171㌢。そんな「大女」(失礼ですみません)でも
デカい梅安とは釣り合いがとれるので、最後のほうの
2人のシーンはぴったり?身長が合っていました。
そこ以外は「こんな大女、おるわけないやんか」
という意識がずっと存在してましたけどね…。
そして梅安の身の回りの世話をする「おせき 」役の
高畑○子さんもまたデカいばあさんで…。(163㌢)
ほかにも、あるシーンでの背景やロケ場所の景観、最後の
料理屋・万七での状況など、感じた違和感はたくさんあるの
ですが、僕が元々気付きやすいだけなので、今回は書かない
でおきます。
話自体はおもしろくて、最初から最後まで
(CMが入っても)飽きることなく見られました。
裏のBS日テレでやってたNPBの試合中継は、
昨晩に続いておもしろくなかったのでなおさら。
お金を払って劇場で見てたら、1000円分は満足
できるかも。
(原作・世界観が好きだから…という部分が大きいかな)
あと…
出演者で一番良かったのは「おもん」役の菅野美穂さん。
超かわいかったです。梅安との濡れ場?も露出は全然ない
のに、色気もあってしっとりしてて(160㌢)。 昔は
そんなに好きじゃなかったのに、お年を召されていい感じ…。
彦次郎役の愛之助さんは、小物感?(脇役向き)が
ぴったりフィットしていました。かつら姿もナイスで。
元締めのギバちゃんは、時代劇自体にちょっと無理があり
ますよね。「踊る…」の室井さんしかもう無理かも。
(悪役の)嶋田大学役だった板尾創路が超キモかった…↓
この映画は2本作られて連続公開されたので、2作目は
明晩放送されます。できれば見ようと思っています。
ほかにも今年のGWは、BSで映画を見ています。
僕としては非常に珍しいことなんです。また機会が
あれば感想を書こうと思う作品もあるのですが、
とりあえず先週BSテレ東で見た「釣りバカ日誌3」に、
先日亡くなられたTARAKOさんが出演されていて驚き
ました(営業3課の社員さん役)。もう34年前の作品で、
チャーミングでしたよ~。佐々木課長役の谷啓さんも
懐かしかったな…。みち子さんが(まだ)石田えりさん
なんですよね(こちらも美人さんです)。
そんなGWもあと2日…。
みなさんも良い時間をおすごしください。