前回は5号機の進化、2008年頃を取り上げましたが、今回はその続きです。

 

↓パチスロ5号機の歴史①|4号機廃止後の迷走期

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12841527373.html

↓パチスロ5号機の歴史②|ARTの進化とパチスロ人気の回復

https://ameblo.jp/masatolevel3/entry-12842355878.html


 前回の続き2012年から、2012年3月にロデオから「モンスターハンター」が登場。純増1.5枚、クエストの討伐成功でゲーム数の上乗せが発生。世界的知名度を誇るゲームとのタイアップということで登場前から注目度は抜群でした。販売台数はこの年の2位を記録しています。

 

 

 4月には時代の節目が到来、オリンピアから発売された「ねぇ~ねぇ~島唄」純増2.7枚のATを搭載し、5号機初期からたまにATを搭載した機種が登場していましたが、この機種はそれまでのAT機とは違い高純増を実現しています。そして時代はARTからATへとシフトしていきます。これが5号機時代の終わりの始まりに。

 

 

 6月にはエレコから「バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ」が登場。純増約2.7枚のARTでリアルボーナスとして1/32768のプレミアムBBも搭載しています。この一年半後の2014年1月に後継機「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」はこの出来の良かったバジⅡと比較され、登場からしばらくは酷評の嵐でした。

 

 

 2013年1月には純増2.2枚のエレコから「ミリオンゴッド~神々の系譜~ ZEUS Ver.」2月にはシリーズ初のART搭載のビスティーの「パチスロ EVANGELION」3月にはユニバーサルエンターテインメントグループからアクロスという名の新ブランドで、フル攻略なら設定値でも出玉率100%を超える「クランキーコレクション」そして6月にはシステムを一新し、サミーから「パチスロ北斗の拳 転生の章」が登場。平均は1セット40ゲーム固定で40G消化後に勝負魂1個につき1Gの継続バトルが発生。勝負魂1つの勝率は20%、継続バトルでは1G1Gに気合いが入りました。今までの北斗と違うゲーム性ながらも、2013年最も売れた機種で唯一の10万台以上を売り上げています。

 

 

 7月には導入前から世間を賑わせていた機種が待望のデビュー。京楽産業から「パチスロ AKB48」導入後もその音の大きさからホールを賑わせました。ゲームシステムはとにかく、隣で打たれるだけで頭が痛くなる名機でした。

 

 

 12月にはメーシーから「スロット魔法少女まどかマギカ」が登場。擬似ボーナス+ARTで、ARTは1セット50G、純増約2.2枚の5号機はよくあるスペックですが、不都合な事が起きると貯まる「穢れシステム」を搭載。また、原作ファンでも納得する程の作り込みと評判。5号機の中で一番好きとあげる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 そして2014年1月にはエレコから、みんな大好き「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」が登場。2作目と比較され、導入直後の稼働は散々でした。導入早々に減台するところも多く見られました。そんな絆ですが、ライバル機が次々と撤去されていく中、最終的には絶対的エースとまで呼ばれるまで出世。当時はこんなことになるとは思ってなかった方も多いのではないでしょうか。ちなみに2014年の導入台数ではトップ3にも入っていません。

 

 

 2014年2月にはやばい神々がホールに降臨しました。みずほから「アナザーゴッドハーデス -奪われた ZEUS Ver.-」純増2.9枚のAT機で、3種類のジャッジメントによりATゲーム数を獲得。1回のジャッジメントで万枚が確定することもある、やりすぎた感のある台。

 

 

 翌月3月にはエンターライズから「モンスターハンター月下雷鳴」モンスターを討伐できれば1G連が発生するシステムで、1G1Gに気が抜けないゲーム性が人気を博しました。

 

 

 8月にはアクロスから「沖ドキ」が登場。9月には大都技研から「押忍!サラリーマン番長」が登場。この機種から主人公のライバル鏡が登場し、鏡ATの音楽に癖になった方も多く、2014年最も売れた機種となりました。

 

 

 

 2015年2月にはアクロスから「花火」が登場。そして4月、神が凱旋されます。ユニバーサルブロスから「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」昨年に販売されたハーデスとは違い、ミリオンゴッド伝統のセット上乗せ型。はおなじみのGOD揃いや自力CZ「G‐STOP」などゲーム性も向上し大ヒットしました。

 

 

 9月にはサミーから「パチスロ北斗の拳 強敵」変則押しペナルティない新基準機で、ベースが高いのが特徴で、差枚数管理のAT。2015年の最大のヒット作となりました。12月には山佐から「リノ」が登場、ノーマルタイプながら連チャンが期待できる驚きのシステムで、トマト揃いを契機にボーナス高確状態へ移行し、自力でボーナスの連チャンをもぎ取ります。「リノ」のようなタイプやAT機の新台導入は2016年夏までのリミットが設けられ、その後の新台はそれらの基準をクリアした5.5号機となるわけです。

 

 

 

 暗黒の時代を乗り越えて徐々に人気を取り戻してきた5号機ですが「人気が出る=射幸性が高い」と言ってもいいので、こうなると過去の例からみてもどうなるか分かりますよね。

 

 

 

 

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