100回連続レトリーバル…オリオン・ミッションNO343 | ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

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誰かがキャンセルするように…ヘミシンクでそんなワークを行ってみたのだ。そんな自己都合や身勝手が許されるのか…これはあまり褒められたものではなかった。そんなことも少しは考えてみたが、これを逃せば次回のライフラインはアメリカまで行かなくてはならなかった。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…100回連続レトリーバルNO343》

それだけは嫌だった。これを見逃せば、その次に国内で行われるのは半年以上先になってしまう。ゲートウエイで知覚力が格段に向上した私は、半年先まで待つことなど考えられなかった。どちらもゴメンだった。

 

私のために誰かが席を空ける…それしかなかった。その誰かは不意に急用ができたとか、仕事が入ったとか、あるいは突然ヘミシンクが嫌いになったとか、そんなごく自然な理由によってライフラインをキャンセルすることになる…なってもらわなければ困るのだ。

 

私はそのような身勝手な妄想物語を描いていた。これは十年以上前、まだヘミシンクに未熟だった頃の話だ。しかし事の善悪はともかくとして、これをきっかけに私は人の意思や行いに介入するという、魔術的なヘミシンクができることを覚えてしまった。

 

このときどんなワークを行ったのか忘れてしまったが、早くも翌日にその効果はあった。ノートにはしっかりと記録しているはずだが、私のヘミシンクと幽体離脱を記録したノートは、今この時点で484冊ある。

 

その最初の方を探せばきっと見つけられるだろうとは思うが、もう過ぎたことだ。記録は過去を振り返るためにつけているものではない。申込み順位でタッチの差で参加できなくなっていた私は、キャンセル待ちの中ではトップに並んでいた。それほどこの当時のヘミシンクは人気があったのだ。

 

翌日アクアから電話が入り、一人がキャンセルし私に順番が回ってきたということを知らせてくれた。もちろん私はためらうことなくライフラインに参加することを申し込んだ。これをきっかけにして、私はヘミシンクによるレトリーバルに興味を持ってしまった。

 

望みが叶ったというべきだろうか、それとも不思議なこともあるものだというべきなのだろうか。仮にそうなのだとしたら、キャンセルせざるを得なくなってしまった人の不幸を私は利用していることになる。そんなことで良いのだろうか。

 

そんなことを考えさせられた。まともな精神の持ち主なら、この程度のことはよくある単なる偶然にすぎない。いちいちそんなことについてグズグズと考えてしまう神経を、きっと軽蔑し笑い飛ばすことだろう。もちろん私がまともな精神の持ち主なら、ヘミシンクなどすることはない。

 

その必要もない。バランスを崩していることに意義があるのだ。それが去らば昴なのだから。私はこの日からレトリーバルに対する偏見やためらいを捨てることにした。レトリーバルには表面上解説されている、魂の救済という麗しいスローガンを超える、何かが秘められていることに気づいたのかもしれなかった。

 

まず第一に私はレトリーバルに慣れなければならかった。そう考えた翌日から100回連続でレトリーバルしてみた。一日も休むことなく挑戦し、きっかり100日後にそれは達成された。100回連続レトリーバルを行っているものは今では結構いるようだが、最初にそれをやったのは私だ。

(続く)

マサト