戦場にかける橋…オリオン・ミッションNO332 | ヘミシンクピンポンパン

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ウッドストックとアメリカ人の月面着陸があったその前の年、1968年にピエール・ブールの《猿の惑星》が出版されていた。同時に映画も公開された。私は小学生最後の夏休みに原作を読み、眠れなくなるほどの衝撃を受けていた。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…戦場にかける橋NO332》

もうすぐ人類は再び…いやアメリカ人はまた月に立とうとしている。そのとき何かが起きるだろう。月にはアメリカ人の隣に、もしかしたらサルが立っているかもしれない。

 

原作の出版から若干遅れて見た映画は別の意味で大ショックだった。あれから50年以上経っているが、この映画は今も続編が制作され、あのストーリーを大して変えることもなく、足すことも引くこともせず、その延長上に継続されている。

 

この作品がエンターテイメントを通して、宇宙連合からこちらの世界に送り続けられている地球の未来の情報、猿族イエティが支配者として君臨する地球の姿なのだ。ここにはKK一族と交わった眞子内親王と、それに従った日本国が大いに関係しているのだ。

 

この作品に登場する《猿》が実は日本人であることを、今どれくらいの人が覚えているだろうか。知っているだろうか?そもそもそうしたことについて語られたことさえなかっただろう。猿の惑星は原作者ピエール・ブールにとって、そしてそれまで世界の支配者として君臨していた白人たちにとっての怨念なのだ。

 

それは狂人と化した日本人の死にものぐるいの戦いによって、白人支配を終了させられた大東亜戦争以後の新しい地球を描いたものだ。映画《猿の惑星》の第一作目の衝撃のラストシーンは、海岸線に沿って崩壊し横倒しになった自由の女神の前で、主人公が泣き崩れ《ここは地球だったんだ》と絶叫する場面で終わる。

 

彼らにとって白人支配の終わりは、自由の終わりを意味している…とでも言いたげなのだが、私はこの最後の場面にそんなメッセージが込められていたことに、今ごろになって気づいた。あれから60年近く経っているというのに。

 

原作者も映画製作者もまさか、これほどのロングヒットになるとは思っていなかったのだ。続編がつくられヒットするたびに、猿が日本人というのはまずいと考えたのだろうか?そうではないだろう。この映画の真意は原作者の胸の内にしまわれたままだ。

 

そんな事は誰も知らず、誰も気にも掛けない。だから若い人はもちろん、私と同世代の人々でさえ猿が日本人だとは思ってもいないことだ。あらかたの人にとって猿の惑星は人類に取って代わって猿が支配するという、面白いアイデアを特撮や特殊なメイクによって実現させた、単なるSF映画でしかないのだ。

 

ピエール・ブールには《戦場にかける橋》という大傑作の前作があった。大東亜戦争での日本軍の残虐暴虐を描いたものだが、これも映画化され大ヒットした。名作として高く評価されている。《猿の惑星》以前の古い映画なので、今の人は知らないだろう。たまにBSでやっている。《猿の惑星》は《戦場にかける橋》のスペースバージョンなのだ。

 

たとえ映画を知らなくとも、この映画のテーマ曲として作曲された《クワイ河のマーチ》は聞いたことがない人がいるのだろうか?というほどそれは有名な曲だ。私が子供のころは運動会で行進曲として必ず流れる定番で、私も大好きな曲だった。

 戦場にかける橋《クワイ河マーチ (ミッチ・ミラー楽団)》

https://www.youtube.com/watch?v=bTf01Zg2LMI

 (続く)

マサト