空海と戦う…オリオン・ミッションNO307 | ヘミシンクピンポンパン

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トカゲと蛇はハイエナより質が悪いのだ。反転はあなたが肉体だけの存在ではないことを教えてくれる。その体験によってあなたが囚われている肉体レベル、プレアデス次元を超え、あなたの人生は大きく変わる。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…空海と戦うNO307》

肉体以上の世界が存在するのだ。物質を超えた世界が存在し、それは宇宙の遥か彼方ではなく以外にもあなたの直ぐそばに在り、それどころか重なってさえいるようなのだ。永遠の闇、暗黒の淵である枢を超えるとき、あなたもその異世界を知ることになる。

 

それまで歩んできた体験の全てが、その肉体以上の世界が存在するということに対する気付きのためのプロセスだったのだということをそのとき理解する。それは今生だけでなく前世から行われてきて、いま再び巡り会えたのだ。

 

そしていよいよついにそれを受け入れる時がきたのだということに、あなたは気づく。そこまできたらもう引き返すことはできない。しかし私が枢を超えるには、まだなお時間がかかってしまった。私くらい往生際の悪い人間はそういないと思う。

ガイドは私がそれを実行できるようになるまで、どれほど長い長い時間を待ち続けたのか、きっと気が遠くなるほどの歳月を、私は行ったり来たり彷徨っていたのだろうと思う。彼らから見るとき、このいかにも活発そうに見える物質界は、泥沼のそこのように淀み汚れ、何もかも全てが死んで腐敗しているのだ。

 

全てが停止し、どんよりとした沈黙と薄ら灯りの中で、そこにいる人々は思考をしないゾンビであり、孤独に徘徊している。それがプレアデスという物質界なのだ。私がクンダリニー症候群を経て金縛りから解放され、プレアデス人を卒業するまで、私もそんなところで彷徨っていた。

 

泥沼の底から這い上がるには数年を要した。そのあいだ就寝前に、私はウィスキーとかブランデーをロックで、グラス二杯か三杯飲み続けた。アルコールがまるで駄目な私に、お酒を楽しむという習慣が身についたのは金縛りの数少ない効能だった。

 

そしてそれによって私は確かにいっとき救われていたのだ。その数年間、相変わらず私は灯りをつけたままだったが、酔っ払って眠りについた。私はついに金縛りを克服した…と思った。このとき夜な夜な訪れる怪奇現象に私は勝利したと思い込んでいた。

それはバブル経済が破綻し始めた90年前後の事だった。その数年前に私は幽体離脱で高野山を焼き払うという、実に生々しい戦いがあったのだ。それによって私の現実は、後戻りができないほどに大きく歪んでしまった。

 

いま思えば、このときの大掛かりな幽体離脱は、私にカイタイとサイコウセイを迫っていたのだ。もしこのとき空海と戦わなかったらどうなっていただろう。この時期、私にはやり直しと再生の可能性があったのだろうと思う。空海は私にそれを…別の生き方があるということを問いかけていたのだ。しかし私は戦ってしまった。

 

もし彼と争わず、彼を受け入れていれば、このときの幽体離脱はまったく違うものになり、私のその後の現実も今とは大きく変わったのだ。別の何かが開き、そして私がそちらに進んでいたら、一体どうなっていたのだろう。

(続く)

マサト