ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

《お知らせ》

お忙しい中、いつも私のブログを応援していただき

ありがとうございます。



これまでの五作に次いで、新たにCD

6弾がPANDORAより販売されています。

タイトルはMASATO in Osaka2014125です。

先々週125PANDORAお話会でのライブです。



これまでのCDお買い上げいただいた方にも

御礼申し上げます。

企画、録音、制作、販売していただいた

PANDORAifさん、日月神事のMさん、

スタッフの皆さん、それにPANDORA

お客様に感謝いたします。



今回のCDには雄大な木星が描かれています。

当日会場では宇宙連合とのセッションが

行われました。

詳しいことはこちらを御覧ください。



ifさんのHP《 マサトCD予約注文受付》

http://www.pandora333.net/oshirase.html

ifさんのブログ《マサトCD発送》

http://xx69zz.blog91.fc2.com/blog-entry-80.html

GermaniaHP

http://germania.main.jp/









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――ウィキより転載――

《私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた》

(続く)

 

《オリオン・ミッション…妄想症に毒される人々NO407》

この画家もまたシゾフレ人、あるいはメランコ人だったのだ。クリムゾンのアルバム《21世紀の精神異常者》のジャケットに描かれているのは、血の赤い色に染まったクリムゾン王なのだろう。しかしそのような解説はこのアルバムのどこにも書かれていない。

 

それはどう見ても、このムンクの《叫び》の人物を画面いっぱいに描いたようにしか思えないのだが。私にとってはこのアルバムを聞いて以来、半世紀近くいだき続けているちょっとした謎なのだ。しかし答えを知りたいとは思わない。

 

仮にそうだとしたらグレッグ・レイクによって歌われる、この血塗られた赤の王の叫びは、現代のムンク…21世紀に生きるシゾフレ人やメランコ人をうたっているのだ。ピート・シンフィールドが何を思ってこの詩をつくったのだろうか。詩とか小説が心底嫌いな私には何を書いているのやらさっぱりわからない。

 

《21世紀の精神異常者》

《猫の忍び足 鉄の爪を持った脳神経外科医が

「もっと!」と金切り声を上げる

妄想症に毒された扉で

21世紀の精神異常者 

 

血塗れの拷問台 有刺鉄線

政治屋たちを焼き殺す薪の山

ナパーム弾に犯される罪なき人々

21世紀の精神異常者 

 

死の種 盲者の強欲

詩人は飢え 子供たちは血を流す

奴には本当に必要なものは何も手に入らない

21世紀の精神異常者》

 

 

キング・クリムゾンは何度となく解散を繰り返した。しかし唯一のオリジナルメンバーであるロバート・フィリップは、頻繁にメンバーを入れ替え、まるで不死鳥の如くバンドを蘇らせた。結成されてから50年以上が経過し、何十枚という…もしかしたら100枚以上だろうか…アルバムを発表したが、同一メンバーだったことは一度もない。

 

その全てが創造的作品で、彼らは今もなお活動を続けている。私にとっては《太陽と戦慄》が最絶頂期だった。特にアルバムの一曲目、パート1には激しく感銘を受けた。これほど謎めいた音楽はめったに聞けるものではない。あらゆるジャンル、それに音楽の歴史の中でこの異様なサウンドは特筆に値するのだが、例によって真実の美や驚異に対する注目度は低い。

 

パート2はヘヴィメタとして解釈されてしまったのか、今でもその筋では話題になるようだが、パート1は全く顧みられることがない。それは完全に無視されている。この時をピークにしてそれから《レッド》以後のクリムゾンには、ずっと期待を裏切られ続け今に至っている。

 

エイドリアン・ブリューが加入してからはただただ失望。それから以後のことは知らないし、完全に興味をなくしてしまった。何よりロックミュージックは死んでしまい、それとともに彼らはロックシーンの無数の星々が輝く、その彼方の暗黒の背景へと消えていったのだ。

(続く)

マサト

 

 

 

 

 

 

 

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21世紀の精神異常者》のイントロはロバート・フィリップのギターから始まる。エフェクトの掛かったギターは、当時はファズと呼んでいたが、今はそれをなんと呼んでいるのだろうか。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…愛と叫びと不安NO406》

3年ほど前から40数年ぶりにギターの練習を再開しているのだが、私は弦の張り替えが自分では出来ない。やればできるとは思うが面倒なので楽器屋さん頼みになっている。今日、数カ月ぶりに某楽器店に寄って弦交換を依頼したのだが、その間ショーウインドウに並べられているエフェクターをじっくりと観察してみた。

 

膨大な種類が並べられていたが、その中にはディストーションとか、コンプレッサーとか、リミッターと呼ばれているものを見つけた。その隣には昔懐かしいファズもあった。それらは基本的には、そのファズと同じものだ…と思うのだが。

 

あの当時も既にそんな名前の商品はあった。音を歪ませる装置だ。この小さな装置の特許を誰が持っているか知ったらきっと驚くだろう。というより、今この時代の中心的な聴衆の中で、その人物の名前をもし知っている人がいたとしたら相当な音楽オタクだ。

 

《21世紀の精神異常者》のイントロは現在でも印象的で刺激的だ。ディストーションさせたフィリップのギターと、グレッグ・レイクのベース、そしてイアン・マクドナルドのサックスがテーマをユニゾンで演奏している。このパートは21世紀の若いリスナー達には、非常にヘビーでメタリックな響きとして聞こえているらしい。

 

フィリップのギターパートは実はジャズオーケストラを代理しているのだ。この印象的なイントロはチャーリー・ミンガスやバードの音楽を思わせる。曲全体のイメージは懐古的なビ・パップがフリージャズへと変容しつつあった、あの60年代前後の強烈なパワーとノリ、狂ったような熱気を発散させている。

 

バンドのメンバーというより、おそらくロバート・フィリップが、この種の音楽をよく聴いていたのだろうというふうに私は想像している。キングクリムゾンにはセシル・テイラーやマイルスデイビスのスタイルが、そこはかとなく実にセンスよく導入され、それは見事にロックミュージックとして昇華されている。

 

 この曲の歌詞は後にクリムゾンを解雇されたピート・シンフィールドによるものだった。このアルバムの印象的なジャケットデザインもピートだったか?…忘れてしまった。検索してもわからないのだが、ムンクの《叫び》を思わせるジャケットの絵もこの当時は話題を呼んでいた。

 

私はムンクに格別の関心はないのだが、私のヘミシンクワークには何故か頻繁に彼の《叫び》が現れる。ムンクの作品は、愛と叫びと不安をテーマに制作されたとよく解説されるが、この絵は彼が体験した幻覚に基づいているのだそうだ。ムンクは日記にその時の感覚を次のように記録している。

 

――ウィキより転載――

《私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた》

(続く)

マサト 

 

 

 

 

 

 

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石やら水晶やらを買い漁った、その次のレベルが神社を中心にしたパワースポット巡りだ。そんな人たちの行き着くところはスピリチュアル難民。彼ら彼女たちは確かに多様な狂人であり、メランコ人ともシゾフレ人とも言い難い。

(続く)

 

《オリオン・ミッション…21世紀の星神異常者NO405》

あるいはその両方であり、それとも《21世紀のスキッツォイド・マン》と言うべきだろうか。このタイトルは知る人ぞ知るという程の有名な曲につけられたものなのだが、現在では差別用語になってしまうらしい。

 

ウィキで検索すると今は《21世紀の精神異常者》ではなく《21世紀のスキッツォイド・マン》という、思わず舌を噛むようなタイトルに改められている。

 

このシゾフレ人とメランコ人を探索したワークはキング・クリムゾンのデビューアルバム《クリムゾンキングの宮殿》に収められていた第一曲目、《21世紀の精神異常者》からインスピレーションを受けたものだった。これは10年近く前のヘミシンクワークだ。この音楽を知ったのは私の10代の前半だった。

 

彼らのアルバムはロック界に衝撃を持って迎えられていた。あの頃、21世紀は遠い未来の世界だった。今その時代に生きていることが信じられないほど21世紀というのは格別な言葉として語られていたのだ。あれから50年以上経つが、今聴いても十分刺激的…というより今の音楽が、あまりにも退屈で比較するのはナンセンスだとは言える。

 

King Crimson - 21st Century Schizoid Man

http://embed.nicovideo.jp/watch/sm20921

 

その当時米国はまだ泥沼のベトナム戦争をやっており、アメリカだけでなく世界中が反戦運動と学生運動、愛と平和、そして反体制反権威反権力で炎のよう燃え上がっていた。学生たちは皆左翼で、この時代を生きた人たちが、現在の老害左翼の元祖なのだ。いまから思えば途轍もなく密度の濃い時代で、私もその熱気のなかにいた。

 

このアルバムはウッドストックから2ヶ月後の1969年10月に発表されていた…と言っても今の人はウッドストックもベトナム戦争も知らない。あの当時アメリカの宇宙飛行士たちは何度も月に行ったり来たりしていたのだが、それを教科書で教えられた世代だ。

 

現代のロックファンには理解し難いような、創造的で恐ろしくパワフルな音楽がかつては当たり前のように存在していたのだ。そんな説明を逐一しないといけない時代になってしまった。現代のロックミュージックは名前ばかりがロックで、それは聴いていて《気恥ずかしくなるような無様な代物だ。

 

というかその名前すら残っていないのかもしれないが、たまにテレビやネットで見たり聞いたりする、自称ロックバンドの音楽は、かつてのあの時代に流行った歌謡曲と何ら変わりのないもので心底寒気がする。

 

《21世紀の精神異常者》のイントロはロバート・フィリップのギターから始まる。エフェクトの掛かったギターは、当時はファズと呼んでいたが、今はそれをなんと呼んでいるのだろうか。

(続く)

マサト